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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ワングヮー・マジムン,ヤナムヌ
1970年 沖縄県
夜道でワングヮー・マジムンやその他種々のヤナムスに出会ったときは、家に帰って豚小屋の豚を起こし、鳴かせると逃げる。

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マヨナムン
1993年 鹿児島県
夜、いくら歩いても家につかないときはマヨナムンに引き回されている。こういうときはまっすぐ自分の家には入らないものだという。隣の生垣をこわして、そこから自分の家に帰った。
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ワングヮー・マジムン
1970年 沖縄県
豚の形をした妖怪をワングヮー・マジムンと呼んだ。仲地部落の仲地カーあたりに出るといわれた。これに股をくぐられると命を奪われると言われた。
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ウワーグワマジムン,ユウレイ
1998年 沖縄県
子豚の幽霊の豚小マジムンは鳴き声をたてつつ人の股の間を通り抜けようとするが、通り抜けられると命を取られる。夜遅く幽霊に出会ったときには豚を起こしてから室内に入ると難を避けることが出来るといわれる。
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ヨウカイ
1931年 沖縄県
戸外で妖怪に出会った場合、豚小屋の豚を三度蹴って鳴かせると魔除けになるのだという。
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ヨスズメ,オクリオオカミ
1985年 和歌山県
夜道を行く時、ヨスズメがチュンチュン鳴くのを聞くことがある。こういう時には、送り狼がついてきているから用心が肝要である。
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マジムン
1963年 沖縄県
夜、犬の遠声がすると、マジムンが出る。
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クビキレウマ
1922年 徳島県
夜遊びの帰りにジャンジャンという音が聞えた。家に逃げ帰って戸を閉めると、追いかけてきた馬は雨戸にドンとぶつかって去っていった。
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ヤギヌムヌ
1974年 鹿児島県
与論にはヤギヌムヌ(ヤギのムヌ)というのがいる。はっきりした目的もないのに夜道に飛び出してくる。これを見た時は黙って知らないふりをして通らないと禍があるという。突き当たりそうに走ってきても、危害は与えないので、びっくりして声を上げたり、ヤギのことについてものを言ってはいけない。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
老婆の所に、ケンムンがいろいろな物を持ってやって来た。老婆が、一番怖いものは何かとたずねると、ケンムンはタコだと答えた。次に怖いのは何かと問うと、夜明けに鳴く鶏だと答えた。そこで老婆が手に唾をつけて手を叩くと、ケンムンは二度と現れなかった。
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マズムヌ
1985年 沖縄県
マズムヌは山や人家に住む。人間が腹を叩いて「グッダ、グッディ」と泣くことを嫌う。酒や塩煮の魚、豆腐の刻んだものが好物である。
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ケンムン
1990年 鹿児島県
あるとき、塩小屋の前にケンムンが座っていた。燃えさしの薪で追い払うと、翌晩、何匹ものケンムンが怒ってやってきたという。夜に漁に行くときにケンムンがついてくると大漁になるといわれる。ケンムンよけにヤツデを下げておくとその夜、馬が死んだ。
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マジムン
1999年 鹿児島県
マジムンに出会ったときの用心のために、夜は塩を持って歩く。釣りで出会ったときにはフクロハギまで潮水に入ると消える。山の頭蓋骨などを傷つけると転んで怪我をする。頭骨の穴の中に草を詰め込むと一日中くしゃみがとまらないことがあるという。
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ケンムン
1980年 鹿児島県
ケンムンがよく出る所に行った。東風が強い日には一晩いると必ず出ると言う。ケンムンはガンが好きで、ガジュマルの木の下にはその残骸が残っていて、ヤギの匂いがするという。
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ケンムン
1974年 鹿児島県
道を歩いていると大きな火を灯して邪魔してきたので石を投げつけると火が十にも二十にもなって追いかけてきた。家に入り魔よけの木の葉を吊るしておいたので一晩中家の周りを取り巻いた。豚を殺しその足を軒に吊るすと命を取られず助かった。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
塩炊き小屋に来たケンムンに、熱湯をかけて追い払った。すると、仲間を千匹も万匹も連れて仕返しに来た。それで、大きな桶をかぶって難を逃れることができた。
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ウワーグワー・マジムン
1931年 沖縄県
ウワーグワー・マジムンは豚のお化けで、股間にもぐられると魂をとられて死ぬ。また、毛遊びのときに人間に化けて飛び入りしてくるので、ある呪歌を唱えて豚の正体を見る
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ヂンモラ,ジマワリ,ブタノコノカタチヲシタバケモノ
1998年 鹿児島県
ヂンモラは地回りで、夜に豚の子の形をした化物が徘徊するという。これに股を潜られると災いにあうといい、出会ったら足を組んで股を潜れないようにして通過するのを待った。
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ケンムン,コウシ
1975年 鹿児島県
空びんを運んで、茶店に入ったが、ろうそくが消えてしまったのでたいまつを作った。たいまつを巻き直していると、赤い牛がずっと後をついてくる。ケンムンだと思い、ガジュマルの木の下でひとさし指につばをつけてまゆ毛を立てると、そのケンムンは消えた。
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ウシオニ
1985年 和歌山県
牛鬼は夜になると川から上がってきて、家の牛小屋に来ては牛を引くといっていた。牛鬼は音もなくやってきて、音もなく帰っていくが、来たことだけは分かるものであった。
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タヌキ
1985年 和歌山県
話者の家の下の道にはよくタヌキが人間に化けて出たり、なにか大きなものになって道の真ん中に化けて出たりした。蹴飛ばしたら、キャンキャン鳴いて逃げたという。
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