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検索対象事例

カボソ
1993年 香川県
昔、池田屋のおっさんは、よくカボソに「オッサン」とか「オハヨウ」とひと声かけられ、朝早く起こされてから、漁に出掛けたという。

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カボソ
1993年 香川県
昔、ナコチという屋号の家があり、お婆さんがいた。ある時、カボソが魚をとって来てくれたので誉めると、その後何度も魚をとって来てくれたという。
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カボソ,カワウソ
1996年 香川県
戦前まではカボソ(カワウソ)が棲んでいて、魚を捕ってきたり化かしたりしたという。
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カボソ
1990年 香川県
カボソは悪いことばかりするわけではない。お婆さんが森の谷川でカボソに魚をとってくれるように頼んだら、泳いでとりに行ってくれた。
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コサブロウイケ,ソマガイケ
1936年 岐阜県
兄弟2人の杣がいた。弟は山仕事に行き、兄の小三郎は渓流に行き岩魚2尾を釣った。一匹は弟に残しておこうと思ったが食べてしまい、のどが渇き渓流の水を飲んでいた。すると水はどんどん増し小三郎は杣小屋ごと水につかり池となった。以来その池を小三郎池または杣が池といい、大旱の時にその池に雨乞いをする。
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コウノイケ
1956年 宮城県
昔、一郎二郎三五郎という者が、沼で草を刈っていると二十歳ばかりの美しい娘が出てきて「わたしは大阪の鴻の池の者で、わけあって3年前にここにきた。向こうの様子が知りたいのであなたが上方詣りに行くついでに向こうにいる妹にこの手紙を持っていってくれまいか」と言ったのでひきうけた。娘はお礼に「毎朝米一粒入れてかき回すと昨日使っただけのお金が出てくる」どんぶりをくれた。一郎二郎三五郎は鴻の池(淋しい山の中の沼で故郷のと似ていた)に着いて、娘に言われたとおりポンポンポンと手を3べん打つと、故郷で会った娘と瓜二つの美しい娘が出てきた。一郎二郎三五郎が手紙を渡すとたいそう喜び、すぐに返事を書き「姉に届けてください」と頼み、馬をくれた。故郷に帰り、また沼にいって娘に妹の手紙を渡すと娘は非常に喜んで「あのどんぶりを大切にしてくださいね」と言うと消えていった。ある日隣の慾深かがが(母)がとっていき、一度に米をどっさり入れたので、どんぶりが割れて、二度と金が出なくなってしまった。
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オンナノヒト
1966年 秋田県
坊さんが毎日、山の上の入道森に魚釣りに行き、いつも沢山釣ってくるので、妻が不審に思ってついていった。すると夫が美しい女の人と二人でいかだに乗っているので、思わず声を上げると、いかだはひっくり返ってしまった。
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カワウソ
1955年 神奈川県
小雨の晩、角田福三氏が祖父と鐘ヶ淵の岩下に鮎を捕りに行った。突然ドボーンと大きな水音がし、2人は急に体がゾクゾクするほど気味が悪くなった。祖父はきっと身投げに違いないと言い、翌朝行ってみたが、それらしいものはなく、川原の砂地に子犬ぐらいの足跡が沢山ついていた。それはカワウソの足跡で、水音もカワウソのいたずらだったのだろうという。
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クモ
1982年 群馬県
小中の大滝の下に万太郎渕がある。昔、万太郎という男が釣りに行ったらよく釣れた。クモが水中から出て来て足に糸をかける。不思議に思って糸を木の根にかけておいたら、「万太郎」という大声がしたとたん、木の根がこげて釣った魚がはね出し、急いで帰った。以来万太郎渕へは行くなと言うようになった。
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オニ
1985年 新潟県
池尻集落のある家の、オオモという嫁が、夜中便所に行って行方不明になった。家の前のスに髪の毛がいっぱいについていたので、鬼にさらわれたとわかった。千年のアンジュ様のお堂にオオモが「アンジュ様、アンジュ様」と声をかけたが、アンジュ様が3声目で行こうと思っているうちにいなくなってしまった。何十年かして、狩人が山奥でオオモに会ったが、オオモは鬼の嫁になっていた。それからオオモを見かけた者はないという。
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ヒョスボドン
1992年 宮崎県
作次郎という男が、ひょすぼに尻子玉をあげる約束で大漁にしてもらった。約束の日に作次郎はひょすぼの嫌いな柿の渋を網につけたのでひょすぼは怒り、作次郎は気絶した。
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キツネ
1989年 静岡県
龍宮様の森の中の狐が沖の漁船が明りをつけるころに鳴く。その声が「オエー、オエー」だったときは、次の朝は大漁。
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コサブロウイケ,ダイジャ
1942年
昔小三郎という男がいわなという魚を食べたら水が飲みたくてたまらなくなり、泉で水を飲むと足から大蛇になった。泉のあった野原は見る見る池になり、小三郎はその主の大蛇になった。親がきて「小三郎よ」と呼ぶと、大蛇の姿であらわれたので、「もとの姿になってくれ」と頼むともとの小三郎となって池の真ん中に現れた。
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カッパコゾウ,カワウソ
1973年 三重県
話者が子供の頃、学校帰りに河原を歩いていると、河童小僧が出てくると言って逃げて走ったという。河童とはカワウソのことだという。神社の裏に池があり、よくそこに鯉を取りに来ていたという。
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フチノヌシ
1928年 静岡県
昔、一人の物持ちがいた。その家は淵の主から膳椀や金の融通を受けていたために栄えていたが、あるとき、淵の主が家を訪ねた際、蓼を出したら、しまったと叫び淵に落ちた。その姿は魚に変わり、オトボウと連呼しながら流れていった。それ以来、家運も傾いた。
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オオニュウドウ,カワウソ
1955年 神奈川県
角田福三氏が、15、6歳の頃、船頭の金太さんを連れて網打ちに行った。しかし、金太はなにを話しかけても返事をせず、気分でも悪いのだろうと川原へ上がり、小屋で休んだが、やはり口は重く、ただ寒い寒いと震えているばかりだった。再び船に乗りこみ、金太に事情を尋ねると、舳に大入道が出たのだという。大入道は恐らくカワウソの化けたものだという。
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イソテング
2002年 愛知県
おじいさんが若かった頃、鳶ヶ崎に漁に行ったとき、今にも雨が降り出しそうな暗い夜だったが、面白いほど魚がとれ腰のびくはずっしりと重くなっていた。突然あたりが明るくなったので驚いて空を見上げると海田の海の方から大きな火の玉が2、3こちらに飛んできた。磯天狗と思いわらじを頭に載せ一心に念仏を唱えた。そのうち火の玉は南の方へ飛んでいったが、びくの魚はなくなっていた。
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オトボウナマズ
1982年 群馬県
野中の清水川で釣りの人がオトボウナマズを取って、大きすぎたので切って腰籠に入れた。すると残された身の方が「オトボウ、オトボウ」と叫んだ。
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カワウソ
1967年 富山県
昔、カワウソが酒を飲んでいる人をよく困らせた。唇を舐めたり、魚をねだったりした。魚がもらえないと、朝までその人と相撲をとった。朝になると木と相撲を取らされていたことに気付く。カワウソはその間に持っていた食べ物を食べてしまっていた。
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イケノヌシ
1980年 香川県
阿波に鵜を使って魚を獲る漁師がいた。讃岐に行く途中、峠の頂上で旅の僧と出会って昼食を共にし、団子を勧めると噛まずに飲み込むように食べた。僧は、魚を獲るのは無益な殺生ゆえやめるよう忠告した。その後付近の池で漁をしていると、3尺もある池の主が鵜を引きずり込んだ。格闘の末池の主を捕らえ、腹を割くと、僧に与えた団子が出てきた。
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サカナ,オトンボブチ
1971年 長野県
川の水が枯れても常に満水の淵があった。ある日、猟師がその淵のそばを通った時、魚が突然飛び上がって淵に飛び込んで「おとんぼよう」といった。それからおとんぼ淵と呼ばれるようになった。
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