エキビョウヨケ 2000年 富山県 風邪・赤痢・麻疹等の厄病除けに手形を張り、悪疫が屋内に入るのを防いだ。
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マムシ 1974年 滋賀県 玄関につるしておいたマムシの骨を川に入れると、骨だけのものが泳ぐ。
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(ゾクシン) 1977年 疱瘡を避けるまじないがある。門の柱に「なにがし留守」と書いて貼っておけば、疫神がその家に入らない。
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オニ 1978年 静岡県 笊・びくに、ヒイラギ・ビンカ・コウノハ・カヤなどを入れ竿につけ、夕食後、鬼が入ってこないよう表に立てる。これを「鬼オドシ」といい、笊は鬼の首を入れる物ともいい、8日のカミ送りの時まで立てておく。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 沖へ出て気分が悪くなると魚をすくうタモを被せるという。
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ヤクビョウガミ,アクビョウ,(ゾクシン) 1933年 埼玉県 家の入口に粟を撒いておけば、悪病(疫病神)が入らないという。
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オニ 1980年 和歌山県 ヒイラギの崎にイワシの頭をつけて、入り口にさしておくと、鬼は家に寄り付かない。
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オニ,オニノタタリ 1975年 〓(せき)という字を門戸に貼り疫病除けにする。これには鬼の祟を千里に離す効用があるなどといわれる。
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ミサキ 1965年 高知県 とま莚(トマムシロ)を家の戸口にかけておくと、ミサキ除けになる。トマは十魔に通じるので。
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クダギツネ 1975年 愛知県 病気で熱にうなされる、あるいは病人が魚を食べたがると、クダ狐がついたのだという。
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オニ 1989年 三重県 節分には但馬ではヤゴサシといって、新しい箸やオガラの先に鰯の頭とカヤバをつけ、戸口や窓に挿す。そうすると鬼が魚を食いに来てもカヤマツで目を突き死ぬという。三重県多気郡大杉谷では鬼のハナツキと呼んでいる。
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コトリ,(ゾクシン) 1932年 沖縄県 小鳥が家に入ると厄があるので、ハマウリをする。ハマウリとは浜に降りることで、厄除けになる。
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アクマヨケ 1942年 高知県 猪の蹄を切り取り、出入り口の戸袋などに吊しておいて悪魔除けにするという。雉猟の後、蹴爪を切って残しておき、棘が刺さったときに削り取り、飯と練り合わせて貼っておくと治るという。
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ハヤリヤマイノマジナイ 1942年 長野県 流行病にかからない俗信。「流行神様お通りください」と書き、逆さまにして入り口に張るという。赤い布きれを入り口に出しておくと、丈夫な神様が入って、家中が丈夫になるという。
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モウハツ 1928年 兵庫県 悪疫が流行したときには、袂の底に毛髪を入れておくと病気に罹らないといわれている。
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カニ 1961年 全国 蟹の甲羅を入り口に吊り、悪魔災難よけ招福とする風習がある。蟹の中でも平家蟹、武文蟹、島村蟹、長田蟹の甲羅は人の顔に似ているので、家の入り口で悪魔をにらみ払いのけるという。
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マモノ,ケンムン 1981年 鹿児島県 屋敷の門柱の上にテングガイやスイジガイなどの突起の有る貝殻を飾っておくと、ケンムン(木の精の妖怪)に対する魔除けになる。
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テング 1973年 富山県 タチマイ(上棟式)の日にはヤマカギをつるしておく。これは家移りの日までつるしておかないと天狗が入って住む。
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オニ 1984年 福井県 節分の朝にアイタクサをつくる。これはカヤの葉と煮干をアサギに挟んで家の出入口や窓に挿したもので、節分の晩にアマミ(火斑)をはぎに来る鬼が、侵入するときにこのアイタクサで目を突いて退散するからだといわれている。
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(ゾクシン) 1988年 群馬県 1月31日にはサマダンゴを神棚と窓にさしておく。サマダンゴは目を針でついたように見えるので鬼がこないという。
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