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検索対象事例

マショウモンミチ
2002年 香川県
家を建てるときに、笹を四隅に立てて注連縄を張り、それが一晩のうちに倒れたらマショウモンミチといい、家を建てるのを止めたという。

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オニ
1958年 香川県
年内に家を建てる人は、その土地の四隅に青竹を立て、注連縄を張る。節分の夜の翌日、その注連縄が切れていると鬼が通り過ぎたのだとして、建築を止める。
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ヤギョウサン
1958年 香川県
家を建てようとする土地には、一年前から注連縄を張って地鎮祭の準備を行う。節分の夜にその注連縄が切れているとヤギョウサンの通り道だとして建築を取りやめる。ヤギョウサンとは、節分の夜に訪れる首切れ馬のこと。
類似事例

サンリンボウ
1959年 鳥取県
ある大工が家を建てる時、1本の柱を短く切りすぎてしまった。妻の助言で事なきをえたが、大工はそれを恥じて妻を殺してしまう。それからは家を建てても必ず倒れてしまう。妻の祟りと知った大工は1月に数日、家を建てない日を作った。これが三隣亡の起りである。
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スギ
1943年 岐阜県
根本の大杉洞に大杉があった。その杉の割れ目に紙に米を包んで挟み、よく祈願するとカサ(黴毒)が治るといわれていた。その杉を切ったところ、3年間はどうしても倒れなかった。その板を使って作った家はつぶれてしまったという。
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カミサマ
1958年 香川県
二つの丸い山があり、一つには祠、もう一つにはさきのがくがあった。さきのがくは新道に切断されて今は小さな盛土しかない。この山の前に家を建てた者があった。ところが、一夜のうちに倒壊してしまった。これは丸山さんの神さまの真正面に家を建てたので、神様が腹を立てたのだという。
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ナワメスジ,マクラガエシ
1985年 愛媛県
大山の大尾根通りの山筋をナワメといい、魔性筋といって嫌う。このナワメスジに建てた家は枕返しをするといい、朝起きてみると反対向きに寝直っているという。
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ショウゾクエノキ
1936年 東京都
家を建てるときに榎を切倒し、形ばかりの小祠を造ったが、榎の霊が類をなし、家に害を成した。
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ウジガミ
1938年 鳥取県
民家に松の木を植えてはならず、五月の節句にマキをつくらないというのは、松も笹も氏神の嫌うものであるから。
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サカバシラ
1995年 滋賀県
逆柱は木の本と末を逆さにしてたてた柱のことを言う。小さい頃、長浜市内におばけ屋敷と呼ばれる無人の屋敷があった。ある時勇気ある若者が肝だめしにその家に泊まったが、夜中にミシミシ音がして恐ろしくなって逃げ帰ったという。この家は逆柱の家だったという。また筆者の旧宅にも逆柱が使われており、夜にバシー、バシーと音がして気持ち悪かったと母が話していた。
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ピダマ
1931年 沖縄県
火の玉がある家を3年間伺っていたが、主人が注意していたため、火をつける機会がなかった。ある日、不寝番をしていた者がいたが、クモが降りてきて行灯に糸をつむぐと急に睡魔に襲われて眠ってしまった。しばらくして行燈の火がクモの糸に燃え移り、火災を起こして家は消失してしまった。それから、蜘蛛の糸(クボ・ヌ・キヌ、クボ・ヌ・マンビキ))は火玉を誘引するものであるといって忌むようになった。
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チンショウ
1974年 東京都
井戸に鐘がなげこまれ、村人みなでひきあげにかかったが、何度やってももう一息というところで太縄が切れておちてしまう。ついにそのまま井戸を埋めて塚を築いた。
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タヌキ
1959年 岡山県
筆者の祖母の家で米倉を建てるために松の木の根元に空いていた大きな穴をつぶし、松の木を切って蔵を建てると祖父は狂気になりいなくなるなどし、また叔母親子3人が死ぬなどして、家は左廻りとなりつぶれてしまった。ご祈祷をしてもらうと松の木の穴の中にいた、狸の親子3匹が苦しんで死に、その狸が家を滅ぼしたということで、祭ったという。
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マショウノミチ
1985年 香川県
マショウノミチに建てた地蔵はきまって袈裟かけに割れるという。
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ミカワリバアサン
1977年 神奈川県
10月三隣亡の荒神様の祭りの日に、団子を3個ずつ篠竹の串に刺して屋根棟に5串刺しておいた。それは、ミカワリバアサンが留守居をしながら大勢の子供の子守をしていたときに、子供が火傷するといけないと思って土穂団子を荒神様に供えたのが始まりなのだという。
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ダイコクサマ,エビスサマノカタチヲシタサルノコシカケ
1938年 島根県
150年ほど前、ある家の大黒柱に「猿の腰掛け」が生えたので切って捨てた。その後また生えてきたが、見ると蛭子様の形をしている。驚いて前に捨てたのを確かめると大黒様の形であった。家を建てるとき封じたものが現れたのだ。その後まもなく、その家は没落した。
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マジ
1974年 新潟県
越後国では時々魔事があって、屋上をおちくぼさせて糞や灰をふらし、人を驚かす事があった。これを裂けるために棟を横向きに建てて、棟頭に鎌をおくという。
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1941年 愛媛県
昔、庄屋の家を建てるために、村人が山の大木を切ろうとしたが、一日で切りきれなかった。そして、翌日、その木は無傷だった。かろうじて切り終わったら、今度は重くて動かせなかったが、ヒマヒヲンナが来てくれて簡単に引けた。しかし、この木で建たれた家は直ぐ燃えてしまい焼けた。この木は北向きの神山のものだったという。
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(ゾクシン)
1963年 愛媛県
屋根の上の竹のことをスズメドマイという。お幣を立てるまでの間に、雀がとまることを忌むという。
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ダンヨモサン
1969年 滋賀県
ダンヨモさんに向って家を建てると、その家は絶えるとも言われている。
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ヤマタロウ
1952年 熊本県
山小屋を建てる時は、木の枝を四方に立て、土地を借りることを山の神に断らなくてはならない。そうしないと、夜中に山太郎が出て来て小屋を揺さぶったり、石を投げたり、壁を壊したり、周囲で大声を出して騒いだり、色々な邪魔をする。祖父が山師と山に入って泊まった時、山師が断るのを忘れたため、山太郎がいたずらしたが、詫びると収まったという。
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