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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ロウバ,バケモノヤシキ
1933年 大阪府
誰も住んでいないのに老婆の姿が障子に映るため、借り手の付かない空き家があった。物好きな警察官が住んだところ何も問題がなかった。ところが、警察官が転勤してからは再び借り手もなくなり、廃屋となって新たに建て直された。

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ボウレイ
1933年 大阪府
幽霊出現の噂が絶えず、借り手のつかない家があった。それと知らずに借りた人の女房は、障子に映る人影を見たが誰もいない。気味が悪くなって引っ越したが、後年その家は火事で焼けたという。
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イシニタマシイ
1936年 大阪府
人の出入りが激しく、借り手が長く続かない家があった。雨の降る夜は、若い女の泣き声が聞こえるとも言われた。粗末な扱いを受けている庭先の石を見て、誰ともなしに、常夜灯に作り変える案を実行したところ、女の泣き声は全く聞こえなくなったという。
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オオムカデ
1933年 大阪府
無家賃でも借り手のつかない屋敷に女が一人で住む事になった。ある夜、目が覚めて障子を見遣ると、その外側を幅約1尺、長さ約1丈余りもある大百足が音を立てて移動しているのを見た。その後、家を取り壊して百足稲荷を祀る事が決まった。
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キツネモチノイエ
1955年 鳥取県
戦前大火に遭って家を失った人が、売りに出された家を、狐持ちの家と知りながら買った。その地方で決して買ってはならないとされる、最後に残った1棟であった。まわりの忠告も聞かずに家をそのまま組み立てたが、近年になって、近所の馬や人に憑きだした。
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ユウレイ,ナマクビ
1921年 徳島県
ある成金が先妻が早世したあと後妻を迎え何不自由なく暮していたが、明治44~45年頃の夏からこの家では幽霊が出ると新聞で評判になった。幽霊見物の男女がつめかけてしまいには警察に人を追い払ってもらわねばならなかった。2か月ほどで止んだ。
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オハカ,タタリ
1985年 愛媛県
主人は銀行員であった。八幡浜へ転勤になり社宅に入ると主人は大病し、私は眼病になった。家が悪いということで、おがんでもらうと昔商売でもしていた人が池だった所を買い取り別荘を建てたが、池のほとりの墓の祟りで没落し、銀行が買い取り社宅を建てたということだった。転勤になりその家を出てからは元気になった。
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アヤシキコト
1974年
相対替えした屋敷に住んだところさまざまな怪しいことが続いた。元の住人に話をしたところ、数代そこに住んでいたがそんなことはなかったという。家主によって怪しいことが起こったのだと世間は噂した。
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ニュウコン
1933年 大阪府
曾根崎新地に住んでいた老妓が、死後も家と金に心残りし、夜毎火の玉となって出てきては、家の周囲を飛び回った。昨今は、新地の裏町を夜更けに通る者は稀だという。
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ベンテンサマノタタリ
1933年 大阪府
弁財天の祠のある空き地に家を建てたが、その度毎に夜鳴りがしたり火災になったりして定住者が定まらなかった。しかし、それは実は、近所の漁師が石を投げたり板塀を揺らしたりして住人の立ち退きを面白がっていただけのことであった。
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ユウレイ,ロウフウフ
1933年 大阪府
子のいない老夫婦が養子を貰うことになった。しかし、この養子が放蕩者であったために結局離縁した。これを恨んだ養子は、家に押し入って二人を惨殺し、自らも磔に処せられた。以来、この家には老夫婦の亡霊が現れ、長らく借り手もなかったという。
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アシキカミ
1980年
人の家というものは、人数よりも間所が狭く、また夜も明かりをつけて賑やかな方が富み栄える。逆に間所が広くて人数が少なく寂しい家は次第に衰えていく。これは目には見えない悪しき鬼は、人気のない所に付け入ろうとするからである。
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キレイナオンナ,バケモノ
1939年 長崎県
不意の事故で父を亡くした親孝行な男が、きれいな女を嫁にもらった。嫁が求めた家は毎夜化物が出る家であったが、夜が明けてみると、嫁は居なくなり、家の中には金が沢山落ちていた。
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(ユウレイ)
1980年
ある人の妻が死んだ翌日の夜、枕辺の障子が開いて、亡き妻が入ってきた。夫は恐ろしく思ったが、妻は着物が欲しいといったので、不憫に思って与えた。こういった事が毎夜続いたので夫はやせ衰えた。それを友人が見て、妻の居所を暴こうと追跡すると、実は妻に仕えていた女だったという。
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オバケ
1970年 神奈川県
明治か大正のころ、老婆が紙を梳かしたときに抜けた毛を丸めたものを床下に埋めながら「俺が死んだらこの家に来る人には化けて出る」といった。老婆の死後、この家を借りて住んだ人があったが、お化けが出るので気味悪くなり、出て行った。
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トオリアクマ
1977年
享保元年初秋、火災に類焼して仮住まいしていた時、縁側で煙草を吸っていると、焼け跡の草の上を腰の曲がった老人が笑いながら向かってきた。目を閉じて法華普門品を唱えながら心を落ち着けると消えた。その夕方、3、4軒向こうの家の妻が乱心した。
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ヤマンシ
1985年 熊本県
ある日老婆が一人で住んでいた家に3尺位の裸の女が現れて、初産なので産屋を貸して欲しいと頼まれた。貸してやるとお礼に金を貰い幸福になった。
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オニ
1932年 熊本県
ある金持ちの酒屋の主人が、百人前働く鬼を買った。鬼はよく働いたが仕事を与えないでいたら、主人を食べてしまった。鬼は主人を心配して出てきた奥さんも食べてしまった。
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ナニカデルイエ
1999年 栃木県
親と一緒に栃木市に行った途中、いきなり親がある家を指して、この家は貸家なのに入居する人がすぐ出て行ってしまうと言った。親は仕事の関係でこの話を知っていたのだが、何か出るらしいということだった。新しい家なのになんだか古っぽく見えた。
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ヨウカイ,ヨウキ,カイイ,バケモノヤシキ
1974年 京都府
京師に化物屋敷があり、人に貸すと5日から10日くらいで必ず妖怪が現れる為住む人がなかった。ある強気の書生が住んだところ2・3ヶ月何もおこらなかった。書生が驕惰の心を持ったら怪異がおこった。
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ツキマトウヨウカイ
1921年 徳島県
角郎という藩士の子は美少年で、外出すると怪しげな女に連れて行かれそうになったり、老婆や婦人が呼び出しに来たり、障子の破れ穴から手を突っ込み引き寄たりするので、父子は長屋へ引越した。そこへ老婆が来て良い焚付ができたと言ったので、父子は他国へ去った。
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