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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例


1956年 滋賀県
水止普請をしていた時、尻を手でいらうものがいるので、石で手を挟んだ。縄でまいて、馬に乗せて帰り、火箸を尻に刺したら逃げていった。

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カッパ
1930年 長野県
河童が馬に乗せろと言うので乗せたまま家までつれてきてつかまえた。河童は詫びて、見えない尻のあたりにふすべをつけ、それがあればいつでも水難をよけることが出来るし、それがある人は決して引き込まないと約束したので許されて逃げた。
類似事例

キツネ
1960年 三重県
爺さんが薪を馬の背に乗せて運んでいたら、狐が馬の背に飛び乗って悪戯をした。爺さんは狐を縄で縛り、家に帰ると、狐の姿がない。狐は家の中に入っていた。狐は仏様に化けて仏壇に隠れたので、爺さんはご飯で狐を誘い出し、狐が食べようとしたところを手斧で叩いた。
類似事例

カッパ
1991年 滋賀県
老曽の渕の河原で河童が何かを拾って食べているのを見た。高さ1米ばかりで口は鳥のように尖っていて頭の周囲には毛が生えていたが、てっぺんははげていたという。また太郎右衛門という爺さんが川に入ると尻を手で触るものがいたので、河童だと思い、石ではさむと、河童は「石尻だな」といった。その河童を捕えて帰り、子供たちが尻を抜かれた仕返しに焼火箸を河童の尻にさし込んだが、河童は熱くもぬるくもないといって逃げて行ったという。
類似事例

カッパ
1985年 熊本県
馬の尻尾にぶら下がって馬をいじめている河童の腕をもいで、取り返しに来た河童に石を証文に今後村人に害をなさないことを誓わせた。
類似事例

ヤマウバ
1984年 長野県
小僧が3枚の護符をもらって山へ行ったが道に迷った。山姥に出会い、尻の肉を食べられそうになったが、護符を投げて山や川や火を出して小僧は逃げた。寺の井戸の側の木に隠れたところ、井戸の水に映った小僧の姿を見た山姥が井戸に飛び込んだので、和尚と小僧は石を投げ込んで殺してしまった。
類似事例

カッパ
1990年 長野県
代かきが終わったので川で馬を洗っていると、急に馬が飛び出して家へ帰った。見ると、尻尾にかっぱがつかまっていたので石臼につないでおいた。するとかっぱが命乞いをして、「助けてくれたら、膳椀を用立てる。大橋の上から要るだけの数を紙に書いて投げ込んでくれ」と言った。あまりに必死に頼むので、放してやった。
類似事例

カッパ
1987年 長野県
ある人が千古の淵の近くの木に馬を繋いでいた。すると,千古の淵のかっぱが出てきて馬のしりを抜こうとした。馬が暴れたのでかっぱは頭の皿の水をこぼしてしまい,馬に引きずられて家まで行った。家の者が見ると馬の尻尾に妙なものが掴まっているので,柄杓で叩こうとしたところ,柄杓に入っていた水がかっぱの皿に入ってしまった。かっぱは息を吹き返し,たちまち逃げ去っていった。
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ムジナ
1959年 山梨県
馬方の爺様が炭売りに行った帰り、峠の途中で男の子に化けた狢が現れた。爺様は男の子に化けた狢を騙して馬に乗せ、縄で鞍に縛り付けた。家に帰ると鞍に縛り付けたまま火で炙った。狢は正体を現して泣き、やっと許してもらって山へ逃げていった。
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ヤマンバ
1999年 新潟県
人を取って食う山姥がいた。明誓上人が山姥を退治しようとして、油で焼いた石をご馳走に見せて食べさせた。すると山姥の腹が焼け、川に飛び込んで水死した。
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オニ,ツキノカミサマ
1928年 鹿児島県
昔、馬に塩を背負わせて海岸にきたら、鬼が立ちふさがった。塩を食べられ、木に登って鬼に逆立ちして足から登ったと教えるとそのとおりにした。男の姿が池に映り、鬼は池の水を飲み干した。追い詰められた男は月の神様に助けを請い、鬼は雷で焼け死んだ。
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カッパ
1990年 長野県
川で馬を洗っていると、急に馬が飛び出して家へ帰った。見ると、尻尾にかっぱがつかまっていたので石臼につないでおいた。するとかっぱが命乞いをして、「助けてくれたら、膳椀を用立てる。大橋の上から要るだけの数を紙に書いて投げ込んでくれ」と言った。そこで放してやり、何度かその様にして用立ててもらったが、借りた椀を壊してそのまま返してからは貸してくれなくなった。
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エンコー
1943年 高知県
昔、馬曳きが馬に乗せてくれという小坊主に会った。乗せてやったがいつのまにかいなくなっていた。そんなことが続き、3日目の晩、縄でぐるぐる巻きにして松明で焼き付けたた、痛い痛いと泣く泣く逃げていった。あくる晩、「よんべの焼くさしは面白かったのーし」と、障子の破れから長い手が出できたが、それは猿猴のものであった。
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ヌシ
1956年 長野県
雨乞いのために馬の骨を瀧に投げ込んだ。しかし、すぐに降り出したので怖くなって雨宿りをした。この滝壷は主の大なまずが、いじめるために石灰を流し込んだり焼き石を投げ込んだりもしたという。
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キツネ
1938年 青森県
化け方を教えてあると人にだまされ、狐が叩き殺される。逃げた子狐が古狐から屋根の上で橇乗りすると人間が死ぬと教えられて実行するが、三年味噌をつけた金火箸で返り討ちにされる。
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カッパ
1974年 茨城県
寛文6年、ある人が馬を連れ柳橋を渡っていると馬が進まなくなった。見てみると馬の尾を河童が掴んでいたのでその手を切って持ち帰った。夜河童が手を取り返しに来て手接の妙薬の仕法を伝えた。
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ガラッパノバケモノ
1982年 鹿児島県
ある家の下男が馬を川に連れて行き杭に繋いだところ、その杭は河童が化けたもので、馬は驚き逃げた。河童は繋がれていたのでそのまま引っ張られていき、馬屋に繋がれてしまった。女中が水を掛けると力を取り戻して縄を切って逃げた。
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カッパ,サル
1927年 長野県
馬を厩に入れると尻尾に河童がつかまっていた。打ち殺そうとすると詫びたので逃がした。河童は恩返しに膳椀を貸してくれたが、そのひとつを横領したものがあり、貸さなくなった。
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カッパ
1960年 大分県
ある人は、カッパが馬を曳こうとして、反対に手綱にぐるぐる巻きになっているのを見つけた。「この野郎」とばかり柄杓の水をぶっ掛けたらカッパの皿に水が入り、手綱を切って逃げ去った。
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エンコウ
1955年 島根県
馬を洗っているとえんこうが取り憑いたので、引っ張り返して捕まえたという。君谷村の玉泉寺では、今後川で人をとらないと約束して証文を入れ、口羽村の宗林寺では、和尚が岩に文字を刻んで、その文字が見えなくなるまで人をとらないと誓わせた。えんこうは毎晩出ては岩の文字を消そうと撫で続けたという。
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キツネ
1965年 岩手県
旅人は帰りの道中にて、馬の用人の素振りがおかしいので、用人を馬に乗せた。旅人は用人を狐が化けたと見破って、火にかけてやると脅したら、これからはしないと詫びるので許してやった。それ以来、ごくろう岩に乗って「今帰る、今帰る」と言っていたという。
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