サルタキノイワアナ 1987年 富山県 猿滝の近くにある自然の岩穴は、とんがり岩までつながっていると言われる。修行僧が作っていた岩穴のほうで薪を焚くと、10メートル以上も離れた山からその煙が上がった。
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キツネ 1980年 青森県 爺さんが出かけた晩方、キツネが爺さんに化けて婆さんをだましに来た。婆さんはキツネだと気づいて「爺さんはいつもどおりカマスに入るか」と言ってキツネを閉じ込め、帰ってきた爺さんと棒で懲らしめた。
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ミッツノツボ,コウボウダイシ 1933年 福井県 3個の岩穴があり、それぞれ酢、酒、醤油の味がする水が入っている。弘法大師がここに来て修行した時に作ったという。
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キョウノイワノナナフシギ,トビトカラスノマイチガイ 1987年 長野県 京の岩の入口の岩穴の中にあり,鳶と烏が石になった形をしている。昔,坂上田村麿が武将鳶尾三郎の菩提を弔う場所を探していると,不思議なことに,鳶と烏が飛んできて田村麿を誘い込むようにこの岩穴に飛び込み,石になってしまった。この岩穴をとび穴ともいい,右がからす,左が鳶だという。
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タヌキ 1939年 長崎県 爺さんが悪狸を捕まえてきて、婆さんに番を頼んだが、狸は婆さんをだまして殺してしまった。その後、婆さんに化けた狸は、狸汁だと言って婆さんの肉を爺さんに食べさせた。
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トラジュマル 1934年 鹿児島県 昔あったことである。子供のない夫婦が3年3ヶ月神様にお願いを立てると、妻が妊娠して、3年3ヶ月胎内にいた。虎寿丸と名づけられた子は17、8歳で修行に出て、殿様の子を嫁にもらい、親を呼んで殿様の養子に入った。
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ミロクサン 1982年 群馬県 嵩山の岩穴に弥勒菩薩の石仏がある。五反田・岩本の人々はミロクさんと呼んで信仰している。もとは麓にあったが、通行人に害を為したので山腹の岩穴に祀るようになった。
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シ,(ゾクシン) 1915年 和歌山県 3人に3度廻られると死ぬという。
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ダイジャ 1932年 長野県 智や姿が二人の兄に勝っていた甲賀三郎頼方が、魔神にかどかわされた妻を助けるため蓼科山の岩穴に潜ったが、兄たちの陰謀で出られなくなった。岩穴の中で神の栗餅を食べて人間でなくなった頼方は、大蛇の姿となって諏訪湖へ入った。
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カキノキ,(ゾクシン) 1916年 千葉県 柿の木から落ちると3年たたないうちに死ぬ。
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(ゾクシン),オニゴ 1933年 長野県 2ヶ月3ヶ月位で歯の生える児は鬼児。
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テング 1987年 富山県 とんがり岩には天狗が住んでいる。岩には風穴があり、別の岩穴に続いている。
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ツルギミサキ 1983年 岡山県 美甘村延風では、岩穴に刀を納め、ツルギミサキとして祀っている。
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(ヤマノカミサマ) 1987年 岐阜県 これまでには、山に入ってはいけない日に山に入って死んだ人が2、3人いた。
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(ゾクシン),(シノゼンチョウ) 1933年 岩手県 墓でころべば3年たたぬうちに死ぬ。
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カッパ ノ イワアナ 1963年 岡山県 河原の大岩のカッパの岩穴に手を入れると、手の長さが倍になる。
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ヒノタマ 1935年 長崎県 城下のある人が夜中に火の玉を見た。その火の玉を追いかけていくと、ある家の垣根を越えて窓から中に入った。様子をうかがうと、窓が開いていて、爺さんと婆さんが寝ていた。うなされていた爺さんが、婆さんを起こして、「今見た夢で変な男に追いかけられた」と話した。
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タヌキ 1978年 和歌山県 旧北山小学校の上に、狸の巣といわれる岩穴があり、そこを通った時には、締め付けられるような感じであった。
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(ナベ,カマヲカシテクレルイワアナ) 1990年 長野県 あづまい山に、なべやかまの形をした岩穴があり、なべ岩と呼ぶ。この岩穴の神様であるあづまい様に、人よりの時に菜必要ななべやかまを頼むと、借りることができたという。
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ワカガエリミズ 1939年 長崎県 婆さんが井戸の水を飲むと若返ったので、それを爺さんに教えた。爺さんは井戸に飛び込んだが、効果がありすぎて赤ん坊になってしまった。
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カッパ 1963年 岡山県 かっぱはときどきカッパの岩穴から出て来て子供を捕まえ、肛門から手を入れて内臓を掴んで食う。
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