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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コウシン
1964年 島根県
鬼のような男の姿をした庚申さんが、大金を持って伊勢神宮に向かう人を襲って有り金を全て取り上げた。別の悪者が金を奪おうとしているのを知っていた庚申さんの計らいだった。庚申さんは金を全て返してくれた。

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(ゾクシン)
1979年 徳島県
庚申さんは、よく失せものを探し出してくれるという。大事にすると、小遣いに不自由しないといわれている。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 三重県
錦小屋を通る街道筋に庚申さんがあるが、泥棒に入られたらこれを縛りに行く。すると、悪いことをした人は体が縛られるという。
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オニ
1966年 山形県
鬼の博打の金を地蔵の助けで手に入れた人のことを知ったある爺が、真似をして自分も金を手に入れようとしたが、途中で笑ってしまって鬼に気づかれ、殺されんばかりにいじめられ、命からがら泣きながら帰っていったという。
類似事例

オニ
1939年 長崎県
よいお爺さんが体中にお金や宝物を吸い付かせて返った話を聞いた悪いお爺さんがそれを真似すると、赤い鬼や青い鬼が吸い付いて血だらけになった。
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コウシンサマ
1980年 岐阜県
大きな草履や一厘銭を庚申様にさげると、災難をのがれるという。
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オミヤノカミサマ
1978年 石川県
侍の奥方が旅の途中で宿を求めようとしたところ、それが泥棒の家だったのでお宮に隠れた。お宮の神様が「前世の因縁である。泥棒に借りた三文が利息が貯まって、今持っているものでも足りない」と言われた。奥方は泥棒の家に引き返して、因縁を語り手持ちの財産をすべて出したところ、泥棒は改心した。
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タヌキ
1971年 鳥取県
悪さをする狸がつかまり殺されそうになったのをお爺さんが救う。その恩返しとして、狸は金の茶釜に化け、お爺さんはそれを売って大金持ちになる。
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テングサン
1983年 山梨県
天狗さんという人は急にいなくなって立派な成年になって帰ってきた人だ。その天狗さんが駄賃つけに馬を引いていって、須走の食堂でお金を持っていなくて貸しておいてもらいたいといったが、食堂のお婆さんに怒られた。そこで、外に出て天に向かってお金を貸してくれといったら、天からお金が降ってきたので、お婆さんはびっくりしてお金を取れなかった。
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オニ
1964年 山形県
爺さまが地蔵さまの肩に上がって高いところから見て待っていると、地蔵の言う通り赤鬼や青鬼、縞だ鬼などが大勢集まってきて、金棒を置いて銭を出し、歌ったり笑ったりしていた。銭がたまったところで爺さまが矮鶏(ちゃぼ)の真似をして時を作ると、鬼達は夜が明けたと思って銭を置いたまま急いで逃げて行ったので爺さまは銭を手に入れた。
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オニ
1939年 長崎県
よいお爺さんが鬼の住処から宝物を持ち帰ったのを聞いた悪いお爺さんはがこれを真似るが、鬼につかまって食われてしまった。
類似事例

オニ
1939年 長崎県
よいお爺さんが夜中に鬼が集まっているのを見かけ、鶏の真似をすると、鬼は夜明けだと思って逃げ出し、残された宝物を手に入れた。これを聞いた悪いお爺さんが同じようにするが、うれしくて笑ってしまい、鬼に見つかって喰われてしまった。
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ビンボウガミ
1934年
昔、貧乏なお爺とお婆がいて、大晦日の夜にも米なく、仕様がないので炭を半俵もくべて、火をドカドカ焚いていた。そこへ急に烏帽子をかぶった男がきた。男は貧乏神であったが、火にあたらせてもてなしたところ、大きな金の玉をもらった。
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タヌキ,コウシンシンパチ
1922年 徳島県
天正寺の庚申さんは神籤が良く当ると評判だが、これは庚申新八という狸の力という。新八が住んでいた庚申谷の近くには蜂須賀藩の火術指南北島藤蔵が住んでいたが、その流れ弾が新八の棲家に当り、眷属が多く殺されたので悪戯をはじめたという。子分に老婆や20位の女に化けさせて藤蔵やその弟子をだまさせたりした。また新八も道路を川と見せて、美女に化けて北島氏と相合傘で一緒に帰り、カサを卒塔婆と取り換えるなどしてだましたが、終いには北島氏に撃たれて死んだ。その死体は3日めにようやく狸に戻ったという。
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ヒキガエル,ヘビ
1963年 岡山県
昔々金山寺の大きな蝦蟇と大蛇が住んでいた。この両者が争ったが、それを報恩大師が法力で鎮め、綱引きの形を蛇にして祭る事となった。また江戸末、明治初年頃に金山寺に吝嗇な坊主がいたが、綱引きのとき皆にかゆを食べさせなかったので皆が怒り綱引きで引いた綱をはずして寺の本堂を引き回した。あくる日坊主が本堂へ行くと大蛇がのた打ち回っていた。坊主は村の有力者に救いを求めたが、皆が行くと縄があるだけであった。
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オニババ
1941年 秋田県
怠け者の男が鬼婆から空を飛べる団扇を奪った。その後、海まで飛んで鯨からどんなに強いものでも殺せる針と、死人でも生き返る針を騙し取った。それから、死んだお姫様を生き返らせ、銭金をたくさんもらった。
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〔ムクイ〕
1978年 東京都
ある吝嗇な長者が金銀を人の来ない原に埋め、手伝った人をくらし橋で殺して川に流した(よってこの橋を姿不見(すがたみず)橋や俤(おもかげ)橋という。するとその報いを受けて長者の娘が蛇になった。長者は改心して入道した。
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ヒビヤシンメイ
1974年 東京都
寛弘2年9月16日に、日比谷あたりにおいて御神幣と大牙が降ってきたので、村中の者が怪しんでいたところ、どこから戸もなく7歳ほどの女の子が現れた。その子は眼色が変わり狂いだして口ばしることには、自分は伊勢内外宮の神であり、鹿島の地にいる悪軍を退治した後だという。そしてこの地に自分が来た証拠に2つのしるしを降したので、早速社殿を建てて祀りをせよと命じた。神が抜けると、その女の子もどこかに消えた。
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カミサマ,コウシンサン
1960年 青森県
ある時、長者が貧乏人の庚申信者に自身も答えを知らない謎をかけた。貧乏人が夜も一心に考えていると、神様が次々と答えを教えてくれた。そのことを長者に伝えると長者は驚き、庚申さんに叱られて猿になってしまった。
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キツネ,ヘビ
1972年 千葉県
国府里の先代の住職は伊勢から来た若い僧で、狐と蛇を神様にしていた。話者にはその寺にあった銀紙の幣束がきれいな娘に見え、その前の花が狐に見えた。この住職はこうして人を騙して財産をこしらえて伊勢に戻ったが、すぐ死んでしまったと聞いた。人を騙してはいけない。
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オトンキツネ
1935年 鳥取県
おとん狐は江戸に出て、女郎に化け、ある恩義を受けた人に沢山のお金を送って報恩したという。
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