(ゾクシン) 1982年 新潟県 動植物の命名に関して。テントウジイ、ホンゾウカケなどの命名は昔話を背景にしている。
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シバテン 1959年 徳島県 シバテンのシバはシバ犬、シバ栗などのシバで、小さいことを意味する。徳島の祖谷では、山中にシバテンが現れて、怪音を出して人を驚かせるらしい。
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ヤマンバサノツバキ 1982年 新潟県 植物の命名に関する俗信。ツバキは唾を指し、木の青葉などについた白い泡の虫の巣をいう。
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ヒキガエル 1980年 蟾蜍という名の由来は、物をにらむと引き寄せる事ができることからきているという。
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ヤマンバサノタスキ 1982年 新潟県 植物の命名に関する俗信。ヒカゲノカズラを、山に住んでいるというヤマンバサと結び付け、ヤマンバサノタスキという。
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ヤマンバサノタスキ 1982年 新潟県 植物の命名に関する俗信。ヒカゲノカズラを、山に住んでいるというヤマンバサと結び付け、ヤマンバサノタスキという。
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ヌエ 1975年 どのような鳥であるか名状は明らかではないが、怪鳥であるとある。
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ガマ 1980年 蝦蟇という名の由来は、これを遠いところで離しても、必ず元の所に帰ってくることからきているという。
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シチマジムン,ジームン 1960年 沖縄県 シチマジムンという妖怪がいる。ジームンとも呼ぶ。形は大きな柱状で、地面からまっすぐ天にも届くばかりに立ち、それに押さえられたら死ぬと言われ、それを見たら、すぐ「ハチ、ハチ、ハチ」と唱えなければならない。シチマジムンの「シチ(七)」は「ハチ(八)」にはかなわないということかららしい。
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オカベツチバノタレコキツネ 1956年 宮城県 化け方が巧みで,名前が今に伝えられている。
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マガリノコウナイキツネ 1956年 宮城県 化け方が巧みで,名前が今に伝えられている。
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ツンボサイキ 1957年 新潟県 ツンボサイキという草は人間に化けたような形をしている。
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ユキアイ 1966年 山口県 ミサキにあたるものをユキアイあるいはユキアイカゼと呼ぶこともある。
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キンキ,ナマエ 1981年 山形県 名前にクマをつけてはいけないという禁忌がある。よそからきたものにクマという名前があった場合、名前を変える。たとえばクマゾウはヨシゾウとなったりする。
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シキノデン 1960年 岩手県 天気が変わる時には「ノノリノノリ」という音が響いてくる。「シキノデンがアソバさる」のだという。
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ウミノカイ 1980年 千葉県 シケッピヨリ(時化っ日和)の日に現れ、何も無いのに明かりを出したり、山になったりする。草履の鼻緒の間から見るとその正体がわかる。「シャククレ(杓呉れ)、シャククレ」と言って現れる。
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ヤマンバアサン,ミサキサン 1957年 山の神の異名は、山の大王とか山ん婆とか、祀られている地名からミサキさんなどと呼ぶ程度しかない。
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(バケモノエ) 1979年 光重の百鬼夜行絵を祖とし、元信などが描いたものもある。登場する奇怪に名前があるのは浄土絵双六が最初であるだろう。その名の大略は赤口、ぬらりひょん、牛鬼、山彦、おとろん、わいらうわん、目一ツ坊、ぬけ首、ぬっぺらぼう、ぬりほとけ、ぬれ女、ひょうすべ、しょうけら、ふらり火、りうんぼう、さかがみ、身の毛だち、あふあふ、どうもこうも、これらの名はその姿からついたものが多いようだ。他にも猫また、野きつね、雪女、かっぱ、山わらわ、犬がみ、山姥、火車、みこし入道などがいる。
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キツネ 1977年 福島県 関山の大平の茂吉、谷中のおこん、などという名前のついたきつねがいる。
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ナメクジリ,ヒヒル 1980年 ものの変化というのは、必ず定があるというものではなく、なめくじり(なめくじ)はひひる(蛭)になるという。
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