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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒョウイ
1987年
西洋人形が憑依して、子供服に三つ編み姿で腹話術のようにしゃべる老婆や、黒人兵が憑依して、急に英語まじりで演説する初老の寡黙な婦人などの精神科臨床例がある。

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オシンメイサマ
1988年 福島県
11月15日に集まり祝い事をした。参加者で拝んでいると誰かにオシンメイサマが憑依し、座ったままで跳ね回る人が現れる。その間に他の人は憑依された人に失せ物のありかや困り事を尋ねる。
類似事例

オシンメイサマ
1988年 福島県
旧暦11月15日に主婦が集まりオシンメイサマを遊ばせる。太夫に祝詞をあげてもらうと集まった人にオシンメイサマが憑依してピョンピョン飛び跳ねるものがでる。憑依した人はお告げをする。
類似事例

ケンムン
1981年 鹿児島県
ホウグィ(アコウ)にはケンムンが憑依しているといわれる。ガジュマルやアリキャネク(ハマイヌビワ)、シプグィ(オキナワジンコウ)などの木にもケンムンが憑く。森林の大木や老松にはほとんどケンムンが憑依していると恐れられている。
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フドウノカナシバリ
1982年 神奈川県
戦後、上大岡の大先達と副先達が御岳講で御座をたてた帰りの夜道で占領軍の黒人兵が現れて大先達の首を締め、金を要求した。大先達は口の中で何かを唱えて黒人兵を金縛りにしてしまったという。
類似事例

キツネツキ
1987年 滋賀県
昭和30年、K村のみやに「神下り」が起きた。村では当初「野狐憑き」と嗤われたが、一家内の憑依群発と病気癒しの事例により、みやは教祖として扱われていった。その後弘法大師が憑依し、教団は仏教に吸収されていった。
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キツネ
1950年 新潟県
雪が積もり道に迷って堀に落ちて困っていると、突然婦人と子供が現われ、言われたとおりについていった。すると茶屋にたどり着いたが婦人と子供の姿は消えた。茶屋には婦人と子供が入浴していたが、まったく外出した覚えがないといった。おそらく狐だろう。
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オニ,(ゴツウ)
1979年 京都府
大江山以南には山が多く、鬼や怪があり、岩石樹木に憑依して叢祠をなし、それが村々にある。
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キツネツキ
1922年 愛知県
憑依した狐を去らせるために、三河地方では昔は狐を焼くと称して憑かれた人を火あぶりにしたという。主に西教寺派の者が行ったという。
類似事例

オシンメイサマ
1988年 福島県
毎月15日の午後1時頃人々が集まり祝詞をあげる。すると参加者の中にオシンメイサマが憑依する人が現れ、座ったまま飛び上がったりする。託宣しようとする人の前まで跳ねて行きお告げをする。
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ツキモノ,キツネ
1986年 長野県
きつねが人に憑いたことがある。そうすると、急に精神異常になり、おかしな仕草をしたりする。祈とう師に頼んだり、お稲荷さんに願掛けして離してもらった。
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レイ
2000年
妖は人の心よりおこる。そのエピソードとして、「河水におぼれた女の霊が下女に憑依した。実は女は生きており、異常な状況に下女の精神が乱れて反応しただけ」(『程氏遺書』、『朱子語類』)などがある。
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キツネ,ヤコ
1972年 長崎県
狐が憑くことをヤコが憑くという。憑依された人は狐のような行動を取ったり、色んな事を口走ったり、病気になったりする。狐の足跡が肩に付いていることもある。狐は物知りや坊さんに落としてもらうという。
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キツネ,ヒョウイ
1974年 京都府
京都の光徳寺という村住んでいた尊い行者が、小鳥をかごに入れて楽しんでいた。しかしその鳥をねらって悪い狐が捕っていったので、行者は狐に食止めの呪いをかけたところ、狐は徐々に弱りだし、ある岡で死んだ。その狐を六右衛門という者が岡の松の下に死体を埋めた夜、彼の妻に何かが憑依し、自分が眠るところに汚らわしいものを埋めるなと警告する。六右衛門が狐の死骸を取り出すと憑依は治まったという。
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ヤチャリ,ムチョリ,ヤマノカミ
1981年 鹿児島県
ヤチャリ・ムチョリは山の大木に憑依している山の神であると言われる。兄弟神の面影もある。気を伐採するときのイトゥー(労働歌)にその名前が唱えられる。
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オシンメイサマ
1988年 福島県
旧暦11月15日にオシンメイサマを遊ばせるといって小学生位の子供を呼び集める。タユサマに頼んで祝詞をあげてもらうと集まった子供の一人にオシンメイサマが憑依して座ったままで部屋中をピョンピョン跳ねる。
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ブタノヨウカイ
1999年 鹿児島県
夜道、後から豚の声が追ってきて若者の服を潜ろうとする。それは豚の妖怪で、棒でたたこうとすると姿は消えている。この妖怪に服を潜られると命を取られる。
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オサキ,キツネ
1975年 群馬県
Y部落での憑依事件は明治8例、大正7例、昭和14例ある。オサキ、キツネに憑かれた人は忘我・狂乱状態となり、憑いた理由や持筋の家名を喋り、動物的な振舞をし、予言など常人以上の能力を発揮する。突然そうなる場合と病気が悪化してなる場合がある。重症の時には木曽御岳行者が祈祷するが、オサキに憑かれたかどうかは被害者自身のうわ言か家族の診断で判明する。原因は被害者側と持ち筋側の対立や恨みが6件、妬みなどが4件、両方によるものが2件である。被害者側は経済的に中以下が多く、憑いた側は中以上が多い。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は頭を振り乱して訳の分からないことをしゃべり、精神錯乱状態になったという。御嶽行者2名によって祈とうをして、神のお告げを得てその通りにすると治ったという。
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ネコマタ
1931年 香川県
老婆がかわいがっていた猫が年を経て猫またになった。猫または老婆を食い殺し、自分が老婆に化けていた。猫または老婆の息子に斬り殺されると、元の姿に戻った。
類似事例

イヌガミ
1936年 徳島県
精神に支障を来たした婦人を祈祷したところ、「私は犬神である」、「私は狸である」といった内容の言葉を発した。
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キジムナー
1973年 沖縄県
ある老婆が、川端を通っているときに、老木の上でフグイ(睾丸)の大きな子供が枝を枕に寝ているのを見た。老婆が竹竿で子供の睾丸をつついたところ、子供は飛び上がって姿を消した。老婆は驚いて家に帰ったが、夜通しキジムナーに襲われて身動きもできなかったという。
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