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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

セジ,レイリョク
1986年 沖縄県
セジ(霊力)の信仰は、人格を持たず、神秘的な超自然力とされ、もっともプリミティブなものであるという。首里王府によって御嶽と総称された場所はこうしたセジの憑依する聖別された場所である。

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カミ,セヂ
1986年 沖縄県
『おもろさうし』に見られる信仰対象は、セヂという非人格的な霊力である。セヂは有形な物(地物・庶物)に憑くと、そのものに霊能を生じさせる。これが人に憑くと、一種の超人になると見ている。
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ウタキノカミ
1986年 沖縄県
御嶽の神は祖霊神・島立神、島守神の系列とニライ・カナイ神、航海守護神に関係する系列に二分することができる。祖霊神系御嶽は村落の立地する斜面の最高部か山の中腹部にあり、ニライ・カナイ系御嶽は海を広く見渡せる山頂・岬端上・浜辺、村落の小島などに設けられている。
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キノセイ
1995年 沖縄県
古い木は木の精が強いという。セジ高い山や拝所の大木を切ると祟りがあるといわれる。戦前、神聖な山から切り出した建材で建てた家では、夜になるとパサリパサリと木の倒れる音が聞えたり、白装束の樵の姿が夢のように現れたという。
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グヒン
1956年 岡山県
神は異なっても共通の信仰内容を持つ。信仰の篤い山でも神社はなく、この山は大山の狗嫁(天狗の女房)が住む山とも信じられている。
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リュウトウ,サントウ,シンカ
1977年
山や海にある竜燈や山燈のようにものを照らすこともなく、ただ沈んでいて、人里離れた土地を自在に飛行する火を神火として尊ぶ。
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リュウジョ
1934年 香川県
行基菩薩がある山を調伏したら、龍女が現れて飛び去った。その時残った一本の笄を、龍女の御神体として祀り、この山を挿山と名付けた。旱魃の時はこの山に雨乞いをすると不思議に験があると信じられている。
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ニンギョ,タタリ,オセンミョウジン
1975年 福井県
若狭国大飯郡朝嶽は魔所であり八合目以上は登らない。御浅明神の使者は人魚だという。宝永年中にある猟師が頭は人間で襟に鶏冠のような赤いひらひらしたものを纏い、それより下は魚というものを殺したら、十七日間海が荒れ、三十日後に地震が起き猟師の村がなくなった。
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キョウヅカ,(ゾクシン)
1932年 沖縄県
地震の時には「経塚」と唱える。首里の経塚という場所は地震でも揺れないので、その名を唱えるようになったという。
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ナイジマノカミサマ,オオキナヘビ
1979年 長崎県
内院地区の納島の神は女神だが男嫌いで蛇を婿にして頭に巻いている。またこの島には大きな蛇がいるといって畏敬の念をこめて語られる。
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ミョウケンサマ
1968年 愛媛県
妙見様は元は二神で一番高い山の上に祭られていたが、沖の船を転覆させるので、沖が見えない少し下の谷間に移動して、庄屋の二神氏のまつり神と合祀した。霊験あらたかだが、女人禁制である。妙見様は犬とキジが大嫌いなので、二神には今でもそれがいないという。
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シシャノレイ,(ツキモノ)
1989年 長野県
死者の霊が人に憑くことがあるという。離すときは、御嶽教の人に祈とうしてもらったという。
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キンマモン,ゼルママ,アカグチャ
1986年 沖縄県
『おもろさうし』では琉球固有の拝む対象を「かみ」と呼ぶことはない。大主の他の君真物、ぜるまま、あかぐちゃなどの信仰対象を含めて沖縄の宗教対象は人格化がなく、安良城盛昭はおもろ時代の宗教世界はマナ・アニミズミに近いとしている。
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タマシイ
1976年
魂が祟りをなして荒ぶっているのを、社を建てて神として祀ればなごむのは、神が領有する幽冥の世界で、神として祀られるのは尊いことなので、その魂が喜ぶからだ。
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アクシンサマ,(ツキモノ)
1989年 長野県
悪神様が人に憑くことがあるという。離すときは、御嶽教の人に祈とうしてもらったという。
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ギライ・カナイ,キンマモン
1986年 沖縄県
久高島中部東岸の聖地であるイシキハマはギライ・カナイの拝所であるといわれる。島に初めて居住したアナゴの子はここで麦、粟、黍、扁豆、コバなどの種子の入った壷を拾ったが、その頃、君真物という者が度々出現し、近くの森で神遊びした。そこは中森の嶽という御嶽になっている。
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マーブイ
1937年 鹿児島県
沖永良部島の初代世の主は、島生まれの娘が貢物として琉球の王に仕えたとき宿した子であった。鹿児島市在住の沖野區師のアジ(婆さん)が世の主のマーブイ(霊)をはみているという。
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セミマルノレイ
1977年 滋賀県
江州の関の明神を蝉丸の霊といっている。およそ関門があるところには必ず関を鎮める為、神を祀って関の明神と呼んでいる。
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レイゲン,ヘンカイ,ヨウカイ,ユウレイ
1975年
霊験は信じている人にあらわれる。鰯の頭もそれを信仰する人は験を得る。変怪なども同じで、信じていると何でもないものも妖怪や幽霊のように見える。またそのことに関する例証。
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ツエヲヒクオイガミ
1986年 沖縄県
沖永良部島にはウミリという伝承があり、旧暦9月~10月の庚寅の日に、各戸の主人が海辺に行き、神に向かって拝む。この際、1本の杖を置いて神を案内してくるのであるが、その際に海から案内してくる神は遠祖霊であるといわれ、杖をひく老神で、翁・嫗の両性具有の古い神であろうとされている。
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カミ,ヌチ,ツカサ,ノロ
1986年 沖縄県
ヌチ=カミはその場に常在し、場を掌握守護すると同時に、分離性、飛翔性を持つ霊的存在である。可視的存在になることもあり、部落の聖所に通じる神道(カミミチ)を去来するのを、ごく稀に見ることがあると言われる。カミミチの多くは存在を知られておらず、何らかの障りが生じた際にユタによってカミミチに対する不当な行為(道をふさぐ、汚すなど)が指摘され、その存在を知ることが多いのだという。
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