ワンブチ 1957年 愛知県 椀渕は昔は手紙を書いておけば椀を貸してくれたが、一つ足らずに返したので貸してくれなくなった。
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オイナリサン 1969年 山梨県 男が生まれないときオイナリサンの名前を一字もらうこともあり、十日市場熊太郎イナリサンの字をもらって熊次郎と願をかけたら男が四人も続けて生まれた。
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ヒトヲマワルコト 1980年 和歌山県 三人に、三回回られると死ぬ。
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ダイショウグン 1982年 群馬県 大将軍に向かっていくと命をとられる。4年ごとにめぐってくる。大将軍のいる方角で縁談・家作りは悪い。
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サンニンニサンドマワラレルコト 1915年 和歌山県 三人に三度回られると、死ぬ。
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ムスメ 1956年 静岡県 川向こうでいい娘が手招きをすることがあるが、これに招かれると死ぬ。
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アカイカミ,アオイカミ,キイロイカミ 1999年 栃木県 「赤い紙、青い紙、黄色い紙、どれがいい?」と言う人に出会ったとき、「赤い紙ください」と言うとナイフで殺される。「青い紙ください」と言うと首を絞められる。「黄色い紙がいい」と言うと、全身黄色くなる病気になるという。「何もいらない」と言うのが最も良い。
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ヒトヲマワルコト 1980年 和歌山県 人の周りを三回回ると、その相手は死ぬ。
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ヨスマサガシ 1984年 福島県 夜、真っ暗な部屋の4隅に1人ずつ座って目隠しをする。中央に向って静かに這って行き頭を撫ぜると、自分以外には3つしかないはずなのに4つある。このような遊びをして面白がる。ただし、邪念があると駄目だという。
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キツネ 1984年 山梨県 郵便屋さんが上九一色村のほうに手紙を持っていくとき、狐に化かされておかしなところに持っていくことがあった。
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オオカミ,(ゾクシン) 1939年 和歌山県 人を送って行って、再び送り返されることを狼送りという。
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(ゾクシン) 1942年 不明 人から櫛をもらうと、その人と縁を切る。もしくは、その人の悩みをもらうことになるという。
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シシガシラ 1964年 不明 三匹獅子舞の獅子がしらを同じ箱におさめておくとけんかした。
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ナンテンノキ 1939年 島根県 十五夜の晩に、人に見られないように茶碗に水を入れてその水に月を映し、その水で墨をすって自分が思いをかけている女性の名前を書いて、南天の木に結びつけておくと、その女性にその晩、その男の夢を見せることができるという。男性限定で、女性にはできないという。
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フウフワカレノテヌグイ 2001年 青森県 夫婦の一方が死ぬと手拭いを裂き、半分を死人に持たせ、もう半分を生きている人がしまっておく。また、手拭いを裂くことをせず、一本を死人に持たせ、もう一本を生きている人がしまっておくこともある。これを持っていると、男の人は再び嫁をもらえない。
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ナナツノヒミツ 1986年 東京都 小学校に「七つの秘密」という話がある。実際には7つ以上ある。ちょうど7つ覚えると、必ず1回呪われるという。覚える数を6つ以内にするか、8つ以上覚えれば助かる。
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ヌレグチ 1995年 鹿児島県 ある日、五人の子供が草刈に行く途中、彼らの前を歩いていた校長先生のポケットから紙切れが落ちた。それを拾った子供たちが、紙に書いてある文字の意味がまったくわからなかったが、その文字を暗記し、口にしながら草を刈って帰った。しかし、しばらくしたら子供たちの家の家畜が死んでしまい、紙切れに書いてあったのは「ヌレグチ」だったことが分った。その事件があって以来、大島では「住用方面に行くと、ヌレグチを使う人が多いため、知らない家から何かをもらってはいけない」といわれるようになったという。
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ゴシュゴ 1967年 福島県 閼伽井岳薬師のご守護の数は3333符あるといい、ご守護を受けて3年返さずにおけばひとりでに帰ってしまう。また、あまり早く返すと次の子が早く生まれる。
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シ,(ゾクシン) 1915年 和歌山県 3人に3度廻られると死ぬという。
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ナニカ 1989年 群馬県 主に冬、男の子たちが集まり、おとなしい子を選んで中央に座らせ周囲で唱え言を唱えると、何か神のようなものがのり移る。どのような質問にも答えてくれた。元に戻すには、背中に犬の字を書き、ぽんと叩くと良い。それでも駄目な時は御嶽教系の拝み屋に頼んだ。
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