(ナカヒラソウベエノボウレイ) 1964年 高知県 検地役人をだました義民・中平宗兵衛が首を討たれたとき、霊が家に立ち寄り、茶漬けを三膳食った。声だけだった。
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(ナカヒラソウベエノボウレイ) 1964年 高知県 検地役人をだました義民・中平宗兵衛が首を討たれたとき、その首がその日のうちに父の枕もとまで飛んだという。
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(ナカヒラソウベエノボウレイ) 1964年 高知県 検地役人をだました義民・中平宗兵衛が首を討たれたとき、霊が告げ口をした橋の番所夫婦を夢で取り殺した。
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キツネ 1963年 宮城県 狐にだまされたときは「だまされたな」と思うとよい。そう思わないと、どこまでもだまされつづける。
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リュウグウノヒメ,ロクベエイワ 1993年 岩手県 六兵衛という美男がお伊勢参りに出かけ、渡し舟から落としてしまった笠がきりもみして水に引き込まれた。お伊勢参りから帰ると病にかかり、危篤になった。その夜、重病の六兵衛がガバッと起きて小さな穴のある岩に入ってしまい、六兵衛岩になった。竜宮の姫が気に入って、自分の元に呼んだのだった。
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フネ 1990年 高知県 人が死ぬときにはきれいな船が迎えにくるが、生き返りそうな人が乗ろうとすると「乗られん、乗られん」といわれ、乗ることが出来ないという。
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キツネ,ワカイアネコ 1938年 青森県 人をだます狐が、人間にだまされて皆殺しにされた。やせ狐が逃げ帰って古狐の言うことを聞かずに仇討ちに出たが、三年味噌をつけて焼いた杵で返り討ちにされた。
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タロベエキツネ,キツネ 1929年 島根県 悪戯をする太郎兵衛狐がいた。あるとき和尚が林の中にある太郎兵衛の家に行き、和尚の持つ寶頭巾と、太郎兵衛の変化自在の「玉」を交換しないかと持ちかけた。寶頭巾で何にでも化けられると思った太郎兵衛は、その話に乗った。しかし、「玉」を奪われ頭巾も効力がないと知り、無念の日々を送るようになった。
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キツネ 1938年 青森県 絶対に狐にだまされないぞと言っていた3人の若者が狐のいるところへ行ったが、やはりだまされた。
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キツネ 1938年 青森県 狐にだまされまいとした者がいたが、結局はだまされて、馬の糞を食わされた。
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キツネ(ゾクシン) 1949年 兵庫県 着物のしつけ糸を取っていないと、狐にだまされる。白いれんげを持っていたら狐にだまされない。夜、油揚げを煮ると狐にだまされる。
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テン 1941年 新潟県 貂が、寝ている役人の頭をたたき、布団ごと宙に持ち上げるなどの悪戯をしたので、役人は怖がって帰っていった。相撲の興行を成功させるということもした。
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ジロベエサマ 1977年 静岡県 次郎兵衛という者が名主たちの悪事を書いた書付を見たため首を斬られることになった。当日、親しい家の前で次郎兵衛が「首を斬られに行くよ」と言ったが、家人は気の毒で顔が見られず、家から出なかった。それから、その家には障りがあるという。
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テング 1982年 群馬県 力五郎兵衛とまで言われた力持ちの五郎兵衛は、天狗と相撲をとって負けた。
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(クビナシウマ) 1939年 首無し馬に神様が乗って、あるいは馬だけで、あるいは首の方だけが飛び回るという話がある。
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ヤマブシ 1991年 高知県 黒尊では病気になったら十和村の中平さんという山伏に御祈禱を頼む。すると病気は治ってしまう。
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カワウソ 1985年 愛媛県 カワウソが美しい女に化けて現れたので、「だますならだましてみろ」と言ってやったら消えた。
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ムジナ 1974年 栃木県 ムジナは馬に乗りたがる。馬に乗っている人を化かして、代わりに自分が乗る。
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オンネン,(シロガカタムイタリユウ) 1990年 長野県 義民・中萱加助が、処刑されるときに松本城を睨んだ。その怨念のせいで、城が傾いたのだという。
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ウマレカワリ 1944年 福井県 五兵衛という足りない男が松岡の殿様に生まれ変わった。背中にはっきり「丑ケ谷 五兵衛」と書いてあった。五兵衛の家はどんな家かと思ってか、後に殿様の家老が見にきたことがある。
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クビヅカサマ 1982年 宮城県 首を切られた坊主の首が川を溯っていった。それを祀ったのが首塚様。
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