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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オンリョウ
1957年 熊本県
別当の先達に打擲された宗平は自宅から岩屋まで一足三礼し、呪詛して「われ死して後、怨霊となって先達子孫に永く報いん」と高声に唱え、17日断食の後、岩屋の中に入水したが、その時、頭襟と履だけで姿形は見えなかったという。

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フドウノカナシバリ
1982年 神奈川県
戦後、上大岡の大先達と副先達が御岳講で御座をたてた帰りの夜道で占領軍の黒人兵が現れて大先達の首を締め、金を要求した。大先達は口の中で何かを唱えて黒人兵を金縛りにしてしまったという。
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カッパ
1975年 熊本県
「別当様の子孫でござる」と唱えると河童に尻をとられないという。
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ロウセンダツ,オツタエ
1985年 埼玉県
村で唯一富士講登山を続ける老先達のおがみはよく効き、返礼には酒のふるまいを受けていた。先達の子や孫は富士講を嫌い、仙元様のお伝えを隠したところ先達はぼけてじきに亡くなり、息子たちには不幸が続いたという。
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キツネツキ
1964年 神奈川県
富士講の先達の子孫によると、狐を使う人は占いなどをしながら、たもとや袴元をたたく。これはふところから狐が出るのを防ぐためだという。狐憑きを知るには、見えない所で飯などに唾をはきかけ、これを病人に渡すとけっして食べないのでわかると言われ、先達が狐を落としたという。横浜市西区浅間町の事例。
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ヘビ,タタリ
1996年 神奈川県
大きな蛇を殺したら、その地方の人が全部具合が悪くなった。先達に聞くと蛇の祟りだという。
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ジュソ
1976年
人を呪詛して婦人などが神木などに釘を打つことがあり、その効果も見聞することがあるが、それは呪詛する人の強気、邪気の成せる業である。呪詛される側にも、思い至るところがあるために呪詛が効くのである。
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キツネツキ
1964年 神奈川県
昔、下倉田村のある家で、1軒で4人同時に狐が憑いた。下倉田の御岳講に落としてもらおうとしたが、性の悪い狐だったので上大岡の先達に頼むことにした。当日、狐憑きたちは「今日はおっかねえ人が来るから戸棚へでも入って静かにしよう」と言い合ったりしていて、先達が拝みをあげると間もなく治ってしまったという。横浜市戸塚区中田町の事例。
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オンリョウ,(ユウレイ)
1990年 長野県
怨霊となって出るという。
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リュウ,ダイジャ
1964年 青森県
幕末の頃、京都から三光院という別当(行者)が来た。妹沼に来たとき、別当が「いいものを見せてやる」といって唱え事をして、きれいなお姫様になり、竜(大蛇)になり、またもとの姿に戻った。
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ヘビ,リュウグウ
1982年 群馬県
阿感坊が死んだ後、太い蛇が2匹、雲から降りて家の屋根に絡まったりした。先達に見てもらうと、竜宮のお使いであるから怖がらなくて良いといわれたので、ご馳走を上げてもてなした。
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リュウ
2001年 徳島県
岩屋の龍が弘法大師を悩ませたので、法力で岩の中に閉じ込めた。
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ベンザイテン
1981年 愛知県
岩屋寺消却の時、弁財天が鎮火したという伝説が残る。その時ついた焼痕の後のある柱が今も残る。
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サルトラヘビ
1987年 岐阜県
さるとらへびに追われた老婆が隠れた岩屋というものがある。
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ダイジャ
1980年 青森県
蛇淵の大蛇が新山大権現の大福別当を飲もうとした。別当は一生に一度しか唱えられない唱え言をして、大蛇の首を落とした。帰宅すると大蛇の首が熊野の森にいて、「3年と世に置かない」と言った。大福別当は三年経たないうちに死んでしまった。
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ユメ,オツゲ
1980年 愛知県
岩屋観音のご本尊は千手観音である。岩屋へ祀られるにいたったのは須佐の海で水主藤六の網にかかり、夢のお告げを受けたのが由縁である。こうしたいわれからか漁師の信者がことに多い。
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フジシマベンザイテン,オソガイカミサマ
1966年 愛知県
岩屋の鈴木富次郎の十歳の時、おそがい神様と言ってみなが近寄らない岩屋寺の弁天堂に、その寺の小僧と侵入した。ふと祭られている弁天像にさわった途端、屋が鳴り震動し、天井が落ちるほどの大音響がした。それに驚いた二人の童子はからがら逃げ出してきた。
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ヤマノカミ
1978年 山梨県
1月17日と8月17日は、山の神様が山で弓を引く日であり、当たると怪我をすると言って山仕事はしない。
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〔ハンソウボウ〕
1958年 岐阜県
明治19年5月のこと。ある家の夫婦が破れ衣を着てうどの木の杖をついた鼻の高い姿の御札を旅僧から買った。その夜、夫婦の夢に御札のお姿の人が出て、「山奥に大きな岩屋がある」と告げた。みんなで行ってみたところ、お姿のとおりの人が林の中にいて、坊さんについて行くと不思議な岩屋についた。坊さんの顔が半分なかったともいい、それで半僧坊として祀った。
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イワヤヤマ,センジュカンノンサマ
1973年 愛知県
知多郡豊浜町のある男性は、1200年前、海より岩屋の観音様を引き上げ奉った家柄もあって、特に岩屋寺の本尊千手観音は日頃から信仰していた。大正10年旧2月23日隣家から出火全焼したのだが、猛火の飛火も免れ垂木をこがしただけで済んだ。これもひとえに御利益のおかげであろう。
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オニビ,アシオト,ハナシゴエ,ダイオンキョウ
1973年 愛知県
尾張高野山岩屋山奥之院は、今昔を問わず修行道場として多くの人が来る。行者はいずれも三日ないし七日間断食又は火のもの断ちして、毎夜十二時から一時にかけて樹木の生い茂る真っ暗がりの堂外の諸仏を巡拝するのだが、その時、大牛が道に横たわり前進を妨げたり、幾十もの鬼火が現れたりして行の邪魔をする。また、数十人の足音や話し声が聞こえたり、屋根に大石が落ちるような大音響などがして、修行の途中で逃げる者もいる。
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キツネ
1976年 山口県
女の人が「肩が引っ張られる」と言って、数日後に姿を消した。5,6年後、山中で発見された。
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