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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イタコ,(リンシタイケン)
1997年 青森県
イタコの話者(1929年生)は17歳の時、一度倒れて死にかけた。花の咲いている所を通って、浜辺に学校のような大きな船があったが、乗ろうと思って近づくと船が遠ざかる。3回くり返して、怒って帰った。気がつくと仏壇の前に運ばれていて、周りでみんなが死んだと思って泣いていたところだった。

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カミガミ,ユメ,イタコ
1997年 青森県
イタコの話者(1929年生)が19歳で嫁いだ時、すべての神々が夢に現われて、体を揉んで治してくれた。
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カミ,ユメ,イタコ
1997年 青森県
イタコの話者(1929年生)は、6,7歳の頃から夢で神様にいろいろ教えてもらった。真っ白い十二単のような衣裳で髪が膝よりも長い女の人が馬で迎えに来て、竜宮や四国の金毘羅様のような所に連れて行ってくれて、拝み方を教えてくれた。
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イサマ,オシラサマ,イタコ
1997年 青森県
イタコの話者(1929年生)が16歳の時、イサマ(オシラ様)が「浜に打ち上げられているので、迎えに来てくれ」と呼ぶので、行ってみると本当にいた。
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カミサマ,イタコ
1997年 青森県
イタコの話者(1929年生)が11歳の時、山の奥の稲荷神社に参ると、豆絞りの手拭をほっかむりにし、膝下が見えない神様が現れて「おまえはカミになれ」と言ったが、そのときは従わなかった。
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カラス,イタコ
1997年 青森県
イタコの話者(1929年生)にはカラスの鳴き声が凶事や事件の予報として聞こえることがあった。
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ニホンジュウノカミサマ,シンボトケ,ショウバンボトケ
1964年 秋田県
イタコのことをインズコという。インズコは大きな厚い敷ぶとんをしいて、仏壇の前に座る。そして、真珠や貝などのいろいろな玉をつないだ数珠のようなものを手にして順々に玉を繰りながら、日本中の神様を呼び集める。その次に死んだシンボトケを呼びおろすが、なかなかおりて来ないこともあれば間違うこともある。その時は刃物を隠してあるからだという。水を手向けるとおりてきて話す。その次に相伴仏をおろすが、この仏がいつ頃鳥が飛び込んできたであろう、あれは、私が迎えに来たのだなどと死んだ理由をいう。最後に神々を送る。
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ミチザネ,イタコ
1997年 青森県
イタコの話者(1929年生)が19歳で嫁いだ時、柔道着を着て黒帯の長身の美男(道真らしい)が夢に出て、「寒いからお堂を建ててくれ」と言った。
類似事例

ニホンジュウノカミサマ,シンボトケ,ショウバンボトケ
1964年 秋田県
イタコのことをインズコという。インズコは大きな厚い敷ぶとんをしいて、仏壇の前に座る。そして、真珠や貝などのいろいろな玉をつないだ数珠のようなものを手にして順々に玉を繰りながら、日本中の神様を呼び集める。その次に死んだシンボトケを呼びおろすが、なかなかおりて来ないこともあれば間違うこともある。その時は刃物を隠してあるからだという。水を手向けるとおりてきて話す。その次に相伴仏をおろすが、この仏が障子の桟がなかったのは私が呼びに来たからだなどと死んだ理由をいう。最後に神々を送る。
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フネ,ムカエ
1990年 高知県
ある病人が死ぬ前に、黒い船が迎えに来る、その船はずうっと向こうへ連れていくから、乗れない、と言っていた。25~26年前のことである。
類似事例

フネ,ムカエ
1990年 高知県
人が死ぬときにはきれいな船が迎えにくる。20年ほど前、6歳ぐらいで子どもが死んだときの話である。30年程前、30あまりの男の人が死ぬ直前に「きれいな船が迎えにきた」といって息を引き取ったという話もある。
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イチコ
1977年 神奈川県
昔は、死者の言葉を聴くためにイチコに口寄せしてもらった。イチコが拝み鈴を鳴らすと、その中に死者の気持ちが移り、話が出来るようになるのだという。
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タンポポノハナ,カワ,ハシ,ハヤクコイトヨブコエ,シンダオバアチャンノコエ
1977年 福島県
臨死体験。体が軽くなったようで、目の前に一面タンポポの花が咲いていた。川があり、橋がかかっていてその向こうで死んだおばあちゃんが早く来いと呼んでいる。行こうとするが行けない。別の声で自分を呼ぶ声がして、ふと気がついた。
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(リンシタイケン)
1964年 福島県
話者の祖父が三十三歳の時に死にかけた時の話。おとぎの国のような赤や青の光のするきれいなところを歩いていた。途中何度も名前を呼ばれたので、あちこち隠れながら三途の川を渡った。川幅は広いが浅かった。その向うの死出の山も丘みたいなものだった。向うは一面の平野で花畑、その向こうにすばらしい鉄の門と御殿があって、赤鬼と青鬼が立っていた。通してくれと頼んだら、「お前はここに来るのは早すぎる、帰れ帰れ」と怒られ、金棒を振り下ろされた、と思ったら息を吹き返した。
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ヒトダマ
1944年 山梨県
老人が臨死体験を「ある川岸まで行くと川向こうが賑やかで、行きたくてしょうがなかったが途中で知人2人にあったため帰ってきた」と語った。同時刻、その知人たちがヒトダマを見ており、聞いた人はみな驚いた。その数日後、その老人は本当に死んでしまった。
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イチコ,シニクチ
1977年 神奈川県
四十九日や百箇日には、イチコが死口をきいた。死者がイチコにのりうつり、話ができるようになるのだという。
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ミコ
1981年 東京都
Dミコは17歳のときランニングをしていて急に息が苦しくなり、体がしびれて舌がもつれ、気が遠くなる。小笠原のミコにきくと神信心しないといけないと言われ、信心したが時々カミシブレになった。22歳で大賀郷へ来て結婚、長女が生まれまたカミシブレが激しくなる。27歳で大病をし死にかかったが、Bミコが拝むと「島で大急ぎで祈祷せよ。神の道に入れば助けてやる。3日猶予をやる」と神の指示があった。神の言葉どおり3日目に床起しができたという。それ以後Bミコらについて修行をし、カミソーデを受けた。
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イヌノタタリ,イタコ
1997年 青森県
1965年前後のこと、話者がリューマチでイタコに見てもらったら、犬の祟りだと言われた。板に犬を書いて川に流し、振り返らず帰るように指示された。その後リューマチは回復した。
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イチツコ,シニクチ
1977年 神奈川県
三十五日か四十九日はミサキヨケといって、近親者がイチツコに頼んで仏様を呼び寄せてもらい、その死口をきいた。
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ムネ,ムカエ
1990年 高知県
昭和20年から25年までの話である。臨終を迎えた人が死の直前に「船が来た、船が来た」と言って死んだ。
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ミコ,シリョウ,カミサマ,ホトケサマ,タカイヘンレキ
2001年 青森県
30代初めの頃、墓の移葬を手伝ったところ、頭蓋骨の一部をたまたま掘り起こしたことで死霊にとり憑かれてしまい、突然に体が不調となってしまった。だが、神仏の拝み方などを身につけていく中で神仏の声が聞こえるようになったり、肉体を離れたタマシイだけによる他界遍歴を繰り返したりするようになり、一心にカミサマに祈ったところ癒された。以後、段々と人々の悩み事の相談も受けるようになった。
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