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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ハクイノオボウサン
1988年 群馬県
昭和15年、兄が病気で入院している時に一人で留守番していると、夜、蚊帳の外に白衣のお坊さんが立っていた。手を伸ばして掴もうとすると消え、ウトウトすると現れるというようなことが一晩に2,3回あった。その年の9月25日に兄は亡くなった。

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ユウレイ
1995年 福島県
弟が入院する病院に看病のためよく泊まったが、夜中に目を覚ますと隣の部屋の戸が少し開いており、戸が開く前に不気味なうめき声が聞こえる気がした。後で幽霊がでるという話を聞いた。
類似事例

シラセ,アカイタマノヨウナモノ
2001年 青森県
義兄が入院していた時、自分の家の木の枝に赤い玉のようなものが止まっており、それは水色に変わったかと思うと、また赤くなって消えてしまった。後に病院に見舞いに行くと、死んだはずの母が渡り廊下を歩いているのを見た。兄は翌日に亡くなったが、みんなは母親が迎えに来たのだろうと言った。
類似事例

ユウレイ
1933年 鹿児島県
爺が病死してから数日後の夜、8時頃に祭壇で物音がした。同時に婦人は動けなくなり、爺の幽霊が見えた。同時刻に門前にいた2人が母屋から浜の方へ走り抜ける白衣の小坊主の姿を見た。
類似事例

チイサナウツクシイオボウサン
1975年 愛知県
ある人が病気になった。同じように病人のいる前の家から小さな美しいお坊さんが出てきて、縁の下に入るのを、夢うつつで見ていた。翌日、前の人が見舞いに来て「俺は治ったがお前は死ぬ」と言ったが、逆にその人は死んでしまった。
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タマ,ホウモンダマ
1952年 兵庫県
大正の終わり頃、若い嫁が夕方洗濯物を取り込んでいると表から青とも黄色ともいえない尾を引いたものが飛び込んできたので悲鳴を上げて卒倒した。ちょうどその頃外出していた夫は出先で脳溢血をおこして死んでいた。
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オンナ
1923年 石川県
明治20年、ある人の家から借りた蚊帳を吊ると、24、5歳の頭髪の乱れた女の幽霊が現れた。持ち主のところへ行くと、その蚊帳を使っていたのは、病で死んだ娘であるということであった。
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ユメ
1928年 愛知県
ある女が20歳のときの話(20年前)である。姉の病気が重くなり見舞に行こうと思っていた晩のこと、誰かが戸を叩くので声を掛けると、それは患っているはずの姉であった。中に招き入れたが、姉は黙って土間に立っているだけであった。そのとき、戸を激しく叩く音が聞こえたが、気づくと自分は床に寝ていた。しかし、まだ戸が叩かれているので戸を開けると、飛脚が姉の訃報を知らせにきたのだった。
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ガオウ
1986年 岡山県
弟の澄夫は昭和19年5月19日にサイパンで戦死したが、ちょうどその頃、父は水田で仕事をしている時に白い衣をつけた鳥のような姿をしたものが飛んできて、墓のある裏山に消えたのを見たという。死者が魂となり、このような姿になるのを昔からガオウという。
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ヒトダマ
1983年 東京都
昭和12・3年頃、お兄さんの家の棟上げの日、現れた。オレンジ色の丸い玉で光っていなかったが、あっと思っている間に消えた。
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シリョウ
1990年 香川県
看護婦をしている孫が2階で寝ていたら、ミッシミッシと音がした。呼んでも答えず、見ても誰もいない。何回かあり、見てもらったら病院で死んだおじいさんやおばあさんが4~5人憑いていた。
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ホウソウガミ
1952年 山梨県
隣の爺さんが病気になり、いくら暖めても寒気がする。床に入って寝ていたら疱瘡神が組んで出てきた。「疱瘡神だぞ」と注意したが、爺さんも子供も死んだ。隣家なので夫もお通夜に行ったが、疱瘡神を背負ってきて死んだ。
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ビョウマ
1933年 大阪府
疫病が大流行した明治初年の事、夏の日没時に怪異なる容貌をした乞食坊主が、ある商家の店先に立った。妻女が箒で追い払うと、坊主は斜め向かいの家へ入った。その家では夜半から疫病を発病する者が出、翌朝には死んでしまった。
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イキリョウ
1982年 島根県
大きな家の納屋の2階を借りて寝泊まりをしていると、毎晩、苦しくて目が覚めるようになった。ある晩、目を開けると、真っ黒い大きな四角い顔をしたものが胸を押さえており、小さな目が2つあって、体には黒い毛がいっぱい生えているのが見えた。手刀で切りつけると姿を消した。家の主人には長い間病気の息子がいたが、これ以後次第に快復していった。
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(シノヨチョウ)
1935年 鹿児島県
非常に可愛がってくれた爺さんが病気で寝ていた。ある晩、家の前で爺さんにあったので、来るはずがないと思い、友達の家に逃げた。ちょうどその時間爺さんが死んだ。
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ネズミニオサレル,ボウレイ
1960年 大阪府
昭和25年11月2日の午後2時、うつらうつらしていると鼠が部屋に入ってきたと思ったのに、探してもいない。襖に手をかけると亡霊に引っ張られたような感じがした。
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シンリョウジョノカイダン
1971年 鹿児島県
診療所で深夜に若い足の見えない白衣の看護婦や、若いガウンを着た足の無い医師が出る。また、深夜の急患の知らせに診療所に向かう保健婦が西の空に流れ星を見ると必ず人が死ぬ。深夜人の呼ぶ声がして戸を開けてみても人影がないというようなことがあるときは十日以内に必ず人が死んでいる。診療所の隣の無人のはずの医師住宅では深夜勝手に戸の閉まる音がしたり、屠殺場から豚の悲鳴が聞こえてきたり、鍵のかかっている診療所から電話がかかってくることもあった。
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オボスナサマ,イナリサマ
1941年 秋田県
話者の兄は三日に一度ほど虫が起きて死ぬため、虫が起きなくなるようにオボスナ様(稲荷様)にトリゴに上げられた。毎月20日に小豆と握り飯5つか7つと生の油揚げとゆで卵を上げた。堂マブリが稲荷様に上げてから、お手のついたものを兄に食べさせた。不思議があるときには稲荷様が上げてしまわずに土に埋めてしまったという。
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オバアサンノレイコン
1993年 福島県
昭和62年2月、病気をしていたはずの隣のお婆さんが歩いていた。声をかける間もなく、人影は家の方に歩いていった。3日後におばあさんは亡くなった。おばあさんの霊魂が家に帰るところをみたのかもしれない。
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キツネ,ネズミニオサレル
1960年 大阪府
昭和25年8月4日午前3時、寝付こうとしたら急に体が2寸くらい跳ね上がった。体が天井を破り、屋根を突き抜けて大空へ飛昇したように感じだ。
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ユウレイ
1983年 新潟県
住職が夜寝ていると、寺によく来るお婆さんが十二単を着て出てきた。電気をつけると消えた。お婆さんが亡くなったと悟った住職は読経をして、行ないすました午前1時ごろ、告げ人がお婆さんの死を知らせに来た。
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