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検索対象事例

クイナ
1959年 新潟県
佐渡ではクイナの卵にさわると指が腐る、100日腹を病むなどと言い、クイナの巣を指差すことさえ戒めている。

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クイナ
1959年 千葉県
クイナについて、獲ると婦女が病む、卵をとると産が重くなる、卵を食べると口から子が生まれるなどの禁忌が千葉県下に伝えられている。
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キジ
1976年 山形県
羽州米沢のある村に産まれる人は、雉を食べられない。もし食べるとたちまち腹痛を起こす。
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ツバメ
1959年 千葉県
千葉では、ツバメの雛を取ると目がつぶれるとか病にかかると言い、ヒバリについても、その巣を取ると火事になるなどと言っている。
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(ムジナ)
1979年 新潟県
佐渡には狐がいないので、人がだらしなくなったら貉に憑かれたという。他の地方での狐つきと同じである。この地方ではよく貉が人に憑く。
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ミツクチ
1956年 宮城県
松島地方の妊婦の禁忌として、四足のものを食べると生まれる子がミツクチになるという。
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ニワトリ,ボラ
1956年 宮城県
松島地方の妊婦の禁忌として、鶏を食べると乳が出なくなるので食べないと言う。また湾内で取れるボラも食べないと言う。
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カマイタチ
1980年 新潟県
佐渡の国にも鎌鼬にかけられる、という事があり、その気に当たると大いに切れる。ここで縫合したり、膏薬を付けると忽ち死んでしまう。ただ石菖根を煎じて洗えばよい。また放って置いてもいい。
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ウミカブロ
1933年 新潟県
佐渡では海獺を海カブロと言う。両津の港付近に住み、よく人を誑かすと伝えられている。
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タコ,カッパ,ヤドリ
1930年 北海道
海中で婦人が章魚の足に触れると、自然と感じて妊娠するという迷信がある。ある医者が婦人の難産を治療したところ、章魚の足が2本現れ、切断したが、残りの部分は出てこず、産婦は死んでしまった。章魚が腹に吸いついて出てこなかったのだという。松前ではこのようなものを「カッパ」と呼び、それが海に入ると「ヤドリ」になるという。
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カマイタチ
1974年 新潟県
佐渡国にかまいたちにかけられるという事があり、その気に当たると切れてしまう。この時縫合手術などすると、ことごとく死んでしまうという。ただ石菖根を煎じて洗えばいいという。またそのまま捨て置いても数日で治る。
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ウミガメ
1976年
海亀の卵は憚って取らない。取ると祟りがあってその年は不漁になる。海亀は海中において竜王の次に勢いのあるものだという。
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セキレイ
1959年 島根県
セキレイの巣にさわったり卵を取ったりすると火事になる。
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キンポクサン,オニ
1984年 新潟県
佐渡を代表する金北山とオニが争ったときに節分の豆を蒔いて芽が出たら喧嘩をしてよいと約束したので、節分の豆はこの争いを避けるために黒く炒るという。
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チヌ,ワルイチ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
子供が生まれて7日間はチヌという魚を食べさせる。7日過ぎればその後70日間は食べさせない。チヌを食べると、悪い血が頭から下がるという。
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ゲンナイタヌキ
1976年 新潟県
野狐百里に満たざる所には穴居しないという。佐渡に狐がいないことは人の知るところである。しかし奇怪な狸の首領がいる。数丈の大石があり、これに己の精を託し吉凶悔吝を人に告げる。
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キジ
1960年 三重県
妻が妊娠したら夫は生き物を殺してはいけない。雉を殺して雉のような子が生れたり、雉の卵を懐にして、足に瘤のある子が生れたりしたことがある。
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(ゾクシン)
1976年 広島県
芸州広島から二里西南に明石という所があり、この村の民家では鶏を飼うことができない。もし飼っても1年もたたない内に死ぬ。
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(マジナイ)
1957年 山梨県
毛虫に指を指されると指が腐るといわれる。指を年の数だけ叩くとよい。
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キンポクサンノカミサマ,オニ
1984年 新潟県
昔、佐渡を治めていた金北山の神さまが、もし節分に撒いた豆から芽が出たら佐渡の国を譲ろうと鬼に約束する。このときの約束状が金北山のお堂の下に埋めてあるともいい、いくら鬼がとりに来ても、神さまは決してわたさないという。
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シュッサン
1939年 千葉県
出産に関する俗信。産婦は、出産後21日目にあたるオボヤキまで髪・手・足・首などを麻で巻いてほどかないという。この日、赤ん坊は産土神に詣でるが、参拝の際に鼻をつまんで泣かせ、大声で泣けば丈夫に育つという。100日目の食い初めには、歯が丈夫になるように、赤ん坊に石をなめさせるという、など。
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