コイ 1975年 京都府 丹波国並河村の鯉大明神の使いは鯉である。毎月大堰川を下って松尾明神へ使いに通うという。鯉大明神の氏子の者は、鯉を食べるとたちどころに口の中に腫れ物ができる。これは八幡の氏子が鳥を食べたり、春日の氏子が鹿を食べたりするのと同じ類の事である。
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トオトウミナナフシギ,ウナギ,カミノツカイ 1938年 静岡県 遠江引佐郡奥山村の鰻井戸は、遠江七不思議のひとつといわれる。夏冬を通じで井戸の中には鰻が泳いでいて、神のお使いといわれている。
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ウナギ 1967年 茨城県 6つの噴井のうち、野々井には大鰻が住んでいる。百姓が殺すと、その血は3日3晩霞ヶ浦に流れ、この百姓は大病を患った。
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マンレイ 1976年 長崎県 肥前島原の北の直子村大手川の川上に太さが臼位の鰻がいて、旱魃のときこの鰻に雨を祈る。よって雨守明神と呼ばれる。
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オニ 1979年 岐阜県 天暦年間の事。鬼が瓢岳に棲み付き、村人を苦しめたので勅命で藤原高光が退治にきた。鬼は姿を巧みに隠したので高光は瓢岳と高賀山に6つの社を祀り、虚空蔵菩薩からお告げと白羽の矢を受けて鬼を射止めた。鬼の首をはねた刀を洗ったら鰻に変じたので、虚空蔵菩薩のお使いとして、この村では鰻を食べない。この鬼の首が念興寺にあり、持ち出すと天が荒れるといわれている。
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ジゾウカツオ 1922年 静岡県 ある年の6月23日、猟師が鰹漁に出ると、木像の地蔵が網にかかった。その地蔵を海辺の松の木の下に安置して供養すると、網が破れるほどの鰹が獲れるようになった。
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テングバヤシ 1951年 静岡県 小笠神社には神の御使いとして天狗が住まうといわれる。夏にはこの山から天狗囃子が聞こえる。ただし隣村で聞こえ、地元では聞こえない。また、天狗の焚火が田の畦で燃える。田の水が少なくなると、天狗が雑魚の漁に出るためである。天狗が漁した魚は片目とされる。
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カタメノウナギ 1962年 山梨県 谷田川が大月町で桂川に入るところに天神淵というところがある。この淵の鰻は片目で、これを取るものは必ず災難があったという。
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コウボウダイシ,ウナギ 1950年 群馬県 それは昔弘法大師が川を渡れなくて難儀していた所、鰻が橋になり助けたので、鰻橋周辺では鰻をとらない。
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ダイイトクシン 1936年 秋田県 昔、玉川には鮭が多くいた。あるとき、大威徳神社の河原で鮭網を下ろしていると、背の高い坊主が網曳きを見に来た。毎日来るので、漁夫が嘲笑して「坊主、鮭をやろうか」というとこの坊主はいらないといった。それを無理に鮭を持たせると、それから玉川には鮭がこなくなった。その坊主は実は大威徳神であったという。
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ジゾウ 1923年 静岡県 ある年の6月23日、漁夫たちが漁に出ようとすると、鰹は1匹も獲れなかった。網には木造のお地蔵さんがひっかかっていて、海辺の松の木の下に安置して祀ったところ、大漁になったという。
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イワナ,カワノヌシ 1982年 長野県 湯が湧いている所の近くに寺があり、坊さんが住んでいた。あるとき村人が大きな岩魚を捕まえてきた。山の主かもしれないので、殺生はしないほうはよいという坊さんの話も聞かず、村人は煮て食べてしまった。坊さんが唱えごとをすると、湧いてきた湯は水になり、たくさんあった藤も消え、魚もいなくなってしまった。
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オオウナギ 1987年 埼玉県 越生町古池には昔大きな池があり、大鰻が住んでいて、鰻が暴れると地震が起こると言われた。村人は池に地震の神である鹿島様を祀り、要石を置いて鰻を鎮めたという。
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コイ 1940年 栃木県 角田将監という人が、長元元年に大風があったとき、庭の大榎が枯れたのでそこに井戸を掘った。一丈ほど掘り進んだところ、地中から清水と共に三尺あまりの大緋鯉が出た。奇瑞と言って、神主の持田某と京都に上ったところ、時の天皇に禁鯉宮の勅額を賜ったうえ井戸を掘ることと鯉の合火を禁じられた。後に生活に困難を来したために禁制は解かれたが、氏子は今でも鯉を神聖視している。
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ウナギ 1939年 京都府 大山祇神社の境内煮にある弁天井戸には耳の白い鰻がいる。この鰻が浮かび上がってきて水面に頭を出すと雨が降るという。
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ウナギ,リュウグウ 1938年 愛知県 寒渓川の鵜の首の淵は、竜宮に通じると言われる。この淵の主は鰻で、1年に1度か2度くらい、鮎を追って水面に姿を見せる。見た者の話によると、尾が放歌踊りの団扇ほどもあったという。
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テンゴーサマ,ヒノタマ,カワウソ 1957年 神奈川県 荒川の兄弟がキリガ瀬という所で網打ちしているとたくさん鮎が獲れた。天狗が嫉妬しないように腸を抜いた鮎を捧げたが、気に入らないのか大きな火の玉が落ちてきた。実はかわうそのいたずらだった。
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ウナギ,タキノヌシ 1985年 和歌山県 平治川の滝には大きな鰻がいるが、捕ってはならないと言われていた。昔、ある人が捕ろうとしたら死んでしまった。夫婦と子供が5人いたが、家もなくなってしまったという。
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オニ 1979年 岐阜県 美並村の粥川にいた鬼が村人を苦しめたので、勅命で藤原高光が弓で退治した。この鬼の首が念興寺にあり、持ち出すと天が荒れるといわれている。
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オオカミ,オオカミサン 1983年 香川県 海の神様として信仰される三崎神社と高屋の稲積社との間を、オオカミサンが神さんの使いとして走る。そのお姿を見てはいけない。轟くような声が聞こえるという。一匹オオカミは神さんの使いで、群がって来るのは危害を加えるから用心しなくてはならないという。
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