ヒカリダマ 1982年 宮城県 小泉川の河口近くで、ヒカリダマが海から出て飛んでいくのを見た人がいる。
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ユウレイ,ヒトダマ 1987年 長野県 青色のふわふわしたヒトダマが幽霊になって,空中にでる。
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ヒトダマ 1938年 岐阜県 ヒトダマが落ちたところを見ると、青い鼻汁のようなものだという。また、ヒトダマは直径が5寸ほどのオタマジャクシ形で、長さ2間ほどの尾を引いている。
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ヒカリダマ 1982年 宮城県 ヒカリダマが海から出て飛んで出て、小学校に降りるのを見た人がいる。
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ノブスマ 1974年 神奈川県 4月頃、鎌倉河岸辺にあやしいものが出ると言われていたところ、ある時鳶の伊兵衛がそれを打ち殺した。それは身体がイタチのようで、眼は兎のようで、羽のようなものがあった。だれも知る人間がいなかったので、近くに住む浪人に聞いたところ、これは野ぶすまといって、普段は奥山にいるという。
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ヒカリダマ 1982年 宮城県 話者はヒカリダマを見たことがある。権現様から直径1mくらいのヒカリダマが飛んできて、伏せた頭をかすめて後ろの水面で散り、また30㎝くらいになって飛んで行ったという。
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オトウカ 1982年 群馬県 明治の初め頃の話。向原の人が大原の市へ行く途中、昼寝していたオトウカを法螺貝で威した。その帰り、酒を飲んで古井戸に落ちた。老夫婦が、助けを求める声を聞きつけて行ってみたが、声は表に行くと裏、裏に行くと表から聞こえて、わからなかった。翌朝、鉄砲撃ちに捜してもらって、古井戸の中に、生きているのが見つかった。オトウカに仕返しされた。
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アブライシ 1948年 新潟県 油石を倒しておくと翌日には元の場所に帰っている。そこで井戸に投げ込むと、それ以上あがってくることはなかった。祖母に聞いてもこの正体はわからなかった。
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ヒトダマ 1938年 東京都 10年程前、雨上がりの静かな晩にヒトダマを見た。球形で青白く光り、輪郭は光が鈍く、三角形の短い尾を引き、ゆるゆると飛んでいた。父の話では、ある人が青山墓地で人魂を見た。唐傘で殴りつけると消えてしまい、傘には痰唾のようなものがついていたという。
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ヒカリダマ 1982年 宮城県 宝泉寺の上に、祭りの日にヒカリダマが出る。
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ヒトダマ 1938年 東京都 男のヒトダマは青みがかっており、女のは赤みがかって見える。死人が出る2、3日前にその家から出てくる。子供の頃見なかった者は生涯見ることは無く、子供の頃見た者はその後も何回も見ることになる。子供の頃ヒトダマを見ると出世できないともいう。
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カッパ,ガアランベエ 1979年 岐阜県 子どもの頃、清水が淵へ魚とりに行ったら、ガアランベエがヒキタ(蟇蛙)に化け出て来て、オウオウと鳴いた。
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ヒトダマ 1983年 山口県 松の木の所から大きなヒトダマが飛んだのを2人一緒に見たことがあるが、2日してその木の近くの人が死んだ。死人のある前に一斗樽大の火の玉がその家の屋根から出ると言う。
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ダイジャ 1959年 高知県 オオタビ淵という深淵には種々怪奇な話がある。水底に御殿があり美女が機を織っていた、獲った魚が帰宅すると皆木の葉だった、夜、力士が通りかかり、大蛇を見つけ松の樹で殴りつけたが、その夜から大蛇が夢で苦痛を訴え、力士は狂い死にした、などである。
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ヨツガワ 1971年 鹿児島県 主人の金を盗んでナカダワラの辺に埋めたヨツガワという下男が拷問折檻の末に首を吊った。それから、夜にナカダワラを通ると紺の半纏を着て手ぬぐいを被ったヨツガワが出る。月夜や夕闇せまる頃、雨のシトシト降る夕方によく出るという。
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ヒノタマ 1943年 群馬県 某家の娘が死ぬ際に、その家の屋根から大きさが1尺位で、中心から赤、黄、青の色をしたヒノタマが飛び出るのを親戚の者が見たという。
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カネダマ 1938年 東京都 カネダマは唸りながら飛ぶ。カネダマが出た家は滅び、カネダマが落ちた家は栄えると言う。オカシラという家では30年程前にカネダマが裏の藪に落ち、それから栄えだしたと言う。
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ニシヲカムイ 1930年 北海道 江戸時代の話である。海から黒い影が陸の方へかけぬける。これはニシオカムイと思われる。
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アズキトギ,アズキアライ,アズキサラサラ 1938年 岡山県 水のほとりで小豆をとぐような音がする。化け物が音をさせているとも言われる。出る場所は決まっており、大晦日の晩だけ出るといわれている。
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タヌキ,ツルベコカシ 1939年 京都府 園部城東濠の不明門の傍の古井戸の井戸端にある椿の古木には狸がいて、夜になると釣瓶コカシが出ると言われた。また、不明門のあたりで狸に化かされ、その後2、3日寝込んだものがいた。
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