シチニンドウジ 1939年 香川県 丑3つ時に4つ辻を通ると7人童子にあうので通ってはならない。多度津では、出る4つ辻も決まっている。
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シチニンミサキ 1943年 高知県 七人みさきには海や、川、山道、四辻などで逢う。夏に多く、冬には少ない。正面からぶつかると即死する。急に悪寒がして、熱が下がらなくなる。山や川で熱が出たら、坊さんや太夫さんに祈ってもらい、お札をもらい貼る。それでも治らなければ呪文を唱えたりして送ってもらう。
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シチニンミサキ 1943年 高知県 七人みさきにであうのは船に乗っているときや磯にいるときで、天候の悪い日である。目には見えないが体がぞっとして、熱が出る。沖で遭難したものや、横死した者の亡霊が祟っているためで、人ひとり殺すと、ひとつの亡霊が正しい仏になれるため、常に人間に取り憑こうとしている。
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シチニンミサキ 1967年 愛媛県 水死人は七人ミサキという。七人取らなければ(殺さなければ)性根が残る。水死人が出たところで、水死した月にまた水死人が出ることが多い。七人ミサキの仕業である。
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シチニンミサキ 1943年 高知県 遠くまで人家がなくさびしいところで七人みさきに行き逢うことがあると恐れられた。
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ヒザサスリ 1984年 「膝摩り」と言って、丑三つ時に灯りを消した8畳間で4隅に4人が座り、同時に真中に出てくる。出会ったところで膝詰にすわり、順に隣の名前を呼びながら手を相手の膝に置く。すると、数が1人増えている。
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シチニンミサキ 1943年 山口県 七人みさきに行き逢うと、7人くらいの僧形の亡霊を見るという。帰宅して、高熱を出す。昔、由緒ある刀・鎧の類を埋葬して、地蔵などを祀っているところで行き逢うといい、お経を唱えて祓いの呪禁とする。
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コンジン 1974年 秋は金気殺伐の時であり、金神の祟りが激しい。その方角を犯し普請などすると、その家に祟って男女七人を死なせる。その家で7人に足りないと、隣家の人々が充てられるという。
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オニ 1958年 香川県 山の尾根が村里に突き当たった場所や道の四辻はマノモンスジで、マショウノミチとも呼ぶ。厄年の男女は節分の夜遅くに人に知られぬよう四辻へ出て金をまいて家に帰る。この時自分の着物や帯に触れれば自分についた厄を鬼が取り除いてくれるという。撒いた金は拾ってはいけない。拾うと厄がとりつく。
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キシボジン 1949年 群馬県 千匹ガユといい1月と8月の16日、二本辻に藁つとに入れた米、麦、菓子などを供える。これは鬼子母神に子供の成育を祈願するものである。鬼子母神には千人もの子供がいた。その子供を育てるために、人間の子供を1日1人づつ取った。仏様が反省を求めるために鬼子母神の子供を1人隠したたころ、鬼子母神は探し回った。そこで反省して子育ての神となった。人間の代わりに千匹ガユを辻に出すようになった。
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オニ 1935年 長崎県 正月7日、鬼が出るといって夜は外に出ない。
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ウシノコクマイリ 1972年 滋賀県 丑の刻参りは丑満時に、白装束で頭の上にロウソクを3本立てて、口にカミソリをくわえ、胸に鏡をあてて、下げ髪で氏神さんへ行き、太い木に人形を五寸釘で打ちつける。一晩に1本、48日間打たないといけない。最後の晩になると牛になった氏神さんが出て、諦めさせようとするが、それでも牛の背中を飛び越えて48本目の釘を打ち終わると願が叶い、のろった相手が死ぬという。誰かに見られると願が破れるので、丑の刻参りに会うと殺される。ある人が信楽の長野の宮で丑の刻参りを見て、探されたが見つからずに助かった。
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カナヤゴサン 1947年 島根県 金屋子さんは女の神で、人間の女を嫌う。月の穢のある間、1週間鑪には出ない。出産の際は、男子なら3日、女子なら7日間鑪を休むという。
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ヘビ 1978年 広島県 昔、蛇が男の姿になって娘の元に通い、娘は孕んだ。そこに六部がやってきて娘が蛇の子を孕んでいるので三月の節句の桃酒と五月の節句の菖蒲酒を飲むと良いというのでその通りにするとタライに七タライもある長い蛇の子を産み落とした。
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メヒトツコゾウ 1977年 神奈川県 12月8日と2月8日の両日には目一つ小僧が来ると言い、7日の夜には履物を早々にしまいこみ、目籠や篩などを外に出しておいたという。
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ウシノトキマイリ 1970年 滋賀県 丑のときまいりといって、惚れた人や好きな人に7日間の願を掛けると、五寸釘でも打たずに刺さるという。ある人がそれをして、午前零時の丑の刻に白木綿を一反引きずり、頭にロウソクを2本立て、口に櫛を咥えて願を掛けていたが、その最中に何処からか「人くせい、ちょろくせい(いまいましい)、人くせい、ちょろくせい(いまいましい)」と言う声が聞えてきた。姿は見えず、恐ろしかったという。
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シチニンミサキ,サンニンミサキ,シチリコッパイ 1943年 高知県 七人みさきには盆の16日に川や田、芋畑の中で必ず出会う。空気のじめじめした梅雨期に憑かれることが多く、憑かれると熱病になる。溺死した子供のみさきが別の子供を溺死させた実例がある。類例に三人みさき、シチリコツバイなどがある。
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ユウ,レイ 1993年 香川県 四国遍路の際お堂に泊まると、夜明けに女の幽霊が現れて「7月7日に女の子が生まれるが、火か水の中で死ぬ。人を焼き殺すか自分が死ぬかする」と予言する。9年後、女子は近所の子を焼き殺してしまい、長生きだが不幸な人生を送った。
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(キシャチョウ),ウブメ 1979年 正月7日には鬼車鳥が多く出て、家々の戸をたたく。これを払うために和俗では7種の菜をうつ。
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シチニンミサキ 1943年 高知県 七人みさきには夏に行きあうことが多い。川端や人の不意死したところや、五輪塔のあるところが悪いという。憑かれると頭が痛くなる。病人を入り口に立たせて、後から箕で仰ぐと治るという。
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