ネコ 1933年 青森県 青森県野辺地地方に住む古俳人が言うには、「私が函館にいた時、船着宿のお婆さんが死んだので、からだを湯で洗っていると、死人が頭上に手を上げるから皆がびっくりしたんです。女ばかりではなく、男衆が沢山いたからこれは猫の仕業に違いないって方々に尋ね歩いたら、猫が屋根の上で手を上げ下げしていたよ」
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1952年 島根県 猫が北に向かって顔を洗えば晴。ヒミズが出てくれば雨など。この他予兆の俗信多数あり。
類似事例 |
|
ネコ 1952年 島根県 猫が北に向かって顔を洗えば晴。
類似事例 |
|
キツネビ 1984年 山梨県 狐火は狐が尻尾で背中をこするときの静電気だということを聞いた。
類似事例 |
|
ネコ,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、猫が死人をまたぐと死人が生き返る。
類似事例 |
|
(ゾクシン),ネコ 1933年 長野県 諏訪湖畔地方では、猫が死人の上を通ると生き返る。その時は箒で叩くとよいという。
類似事例 |
|
キツネ 1938年 福井県 祖父から聞かされた話には、狐の口から泡を吹くと、それが灯になるということだった。
類似事例 |
|
ネコ(ゾクシン) 1983年 山梨県 猫に関する俗信。猫が死体の上をまたぐと死人が生き返るので、死体の脇に剃刀を置いておく。
類似事例 |
|
ネコ 1933年 『古今著聞集』には、江戸の烟草屋長兵衛が猫を殺したところ、その右腕が痛み出して猫の毛が生えたという話がある。
類似事例 |
|
キツネ,ヒ 1968年 福井県 キツネが頭に3枚のフキの葉を乗せて尾を振ると、尾から火が出る。その火が提灯行列のように見えるという。
類似事例 |
|
シノゼンチョウ,カラス 1933年 青森県 青森県野辺地地方では、烏が病人のある家の附近で鳴くと死の前兆、やがてその人の落命の時がくるといわれている。
類似事例 |
|
コリ 1977年 東京都 霊岸島で、伊豆新島から来た子供が寝ている猫に息をかけたところ猫が狂ったようになった。何をしたのか聞くと、猫だけでなく生き物なら何でも寝ている時にその息に合わせ息を吸い吐き5回連続でするとこのようになると答えた。狐狸等もこのような方法を使っているのだろう。
類似事例 |
|
(ゾクシン),カミナリサマ,ネコ 1933年 神奈川県 雷が鳴っているときは猫を抱いていてはいけない。猫は魔物なので、雷様が乗り移るという。
類似事例 |
|
ヤマネコ,ヤマノカミ 1991年 香川県 真夜中に焼き上がった炭を出そうと働いていると、猫の鳴き声が聞こえる。声は急に大きくなり、きっと山の神さんに脅かされたのだと思って、以後は真夜中に山仕事をするのをやめたという。
類似事例 |
|
キツネ,ネコ 1996年 京都府 だいぶ昔、一人暮らしのお婆さんが飼っていた猫がいた。毎晩、その猫は手拭で頬被りをして出て行く。ある晩、お婆さんは不思議に思い、猫の後についていった。そこには狐が待っていて、狐の音頭で踊り始めた。お婆さんは急いで家に戻り、猫を家から追い出した。
類似事例 |
|
ムジナ 1971年 茨城県 ムジナは木に登って赤い提灯をつけたり、月を出して人を化かしたりする。ムジナの毛は裏から見ると玉のように光るので、毛を逆立てたら月の光を受けて光ることができる。
類似事例 |
|
ウマ,カゼ 1929年 岩手県 飯岡村では、馬が寝るときに横になっていれば、風が吹くといわれる。
類似事例 |
|
ネコノアタマ 1939年 長崎県 猫の頭を黒焼きにして食べると、癩病の薬になるといわれている。
類似事例 |
|
シノゼンチョウ 1933年 青森県 青森県野邊地地方では、夜中戸をたたく音をききつけたり、うなされたり、大きな物音を聴いたりすると翌朝に「死んだしらせ」を受けとるなど、死の前兆と考えられる。
類似事例 |
|
フルネコ 1959年 島根県 古猫を飼い、いろいろと芸を仕込んでいた別府の鍛冶屋があったが、ある夜、猫が婆さんを起こした。気味悪くなって、猫を知夫島へ流したが、帰ってきて婆さんに憑いた、とたんに婆さんは猫の姿態になったという。最近の話らしい。
類似事例 |
|