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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オバケニンギョウ
1935年 兵庫県
神戸市には以前張子玩具を作る職人が高松から来て高松系の物を作っていた。外国向けとしてお化人形というからくり仕掛けの人形がある。黒人がスイカを食うもの、達磨が目を出すものなど滑稽なものばかりである。

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ホウコウサン
1935年 香川県
高松の郷土玩具、奉公さんにまつわる話。おまきという賢い子供がお姫様に仕えていた。ある日、お姫様が病気にかかり、中々直らなかった。おまきはお姫様の病を身に移し受けて、海の離れ島に流し人となって行き、お姫様の身代わりとなって死んだ。お姫様は全快した。皆はおまきを奉公さんといってあがめ、人形にまでかたどられた。
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デコニンギョウ
1958年 香川県
大庄屋久保家の祖先は阿波のデコ人形使いであった。ある時、古ぼけたデコ人形を見つけたので双子山の端へ投げ捨てた。しばらくして双子山の麓の城池から赤子の鳴き声が聞こえるようになった。久保の大庄屋が見に行くと古ぼけたデコ人形であった。大庄屋はそれを拾って帰り、お祀りすると赤子の鳴き声はしなくなった。しかし、久保家はその後没落してしまった。
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〔ニンギョウ,ヒトガタ〕
1999年 佐賀県
昔は呪いの人形を作って夜中にカミ山に五寸釘で打ち付ける、というようなこともあったらしい。
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フグノコ
1999年 兵庫県
神戸のある下駄屋に頭ばかり大きくて足が立たないカタワの子供がいた。その頃から店がはやりだし、昭和14年頃には評判の店になった。
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デコニンギョウ
1984年 香川県
久保家の祖先は、もともとデコを使って大分もうけていた。すみついて何年も経った頃、屋敷の中で古ぼけたデコ人形を見つけ、双子山の端に捨てた。それから双子山のふもとで赤子の泣き声が聞こえ、庄屋が確かめに行くとデコ人形があった。
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ワラニンギョウ
1975年 東京都
神田藍染川で犬が怪しい箱を食い破ったら中から藁人形が出てきた。人形には蛇が巻き付いていて、蛇の頭から大きな釘が打ち付けられていた。
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カワウソ,ガタロ
1935年 北海道
カワウソが化かす。池にいるのはガタラという。2寸か3寸の人形になってでてくる。子どもがおぼれたのを、ガタロがひいたという。
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オニ
1935年 香川県
高松沖の雌木島に広さ4反歩余りの洞窟がある。鬼がいたというので、この島が鬼が島だと言い出した人がいて、それ以来関西方面でかなり有名になっている。その伝説に因み桃太郎の玩具が製作されている。
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タヌキ,オオニュウドウ
1935年 三重県
四日市市諏訪神社の祭礼に出る、からくり人形の山車うち、桶之町からは大入道、蔵町からは狸が出る。大入道は狸の化け姿といわれるだけに伝説がある。いつの頃からか桶之町には大化けが出るといわれ夕暮れが迫ると人足が途切れる。大きな傘の一本足だったとか酒樽がころがっていたとか、黒白の縦縞に赤い太帯を締めてニューッと立って首をグワーッとのばして長い舌で首をなめられたとかいう。その態を模して山車を作ったという。
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タヌキ
1981年 香川県
タヌキノシシマイは化けるのが上手な狸の仕業で、人が頼んでしてもらうという。昼に出るもので姿は見えないが、鉦や太鼓の音がはっきり聞こえるという。
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タヌキ
1981年 和歌山県
あるお爺さんが山仕事をしていて、団子屋があったので買って食べようとしたら団子は柴の葉を丸めたものだった。狸の仕業。
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ニンギョウ
1985年 福島県
3年ばかり前、赤松の根元から15センチ程の人形が出た。紺色の毛糸を束ねるように作ってあり、腹の真中に5寸釘が打ち込まれ、松の根元に突きささっていた。その後、木挽や左官や製材職人が怪我をするという事件が起こったので、神官の人に、人形のお祓いをして焼いてもらった。
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バケイシ
1987年 山形県
有屋には化け石と呼ばれるものが4つあり、杉ノ入の化け石は美人に化けて侍の柴田清左ェ門を招き、不審に思った清左ェ門が石を斬りつけた、その跡が残っている。
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イナリオロシ,タヌキ
1922年 大阪府
大阪で稲荷おろしをやっていると難波のお福と阿波座の団尻吉兵衛という狸がよく出てくる。お福というのはお太福茶屋という料理屋の人形についている狸で、この人形は常に髪結に髪を結ってもらっているが、結い方が良くないと客足が遠のく。降りてくると代さん(神の乗り移る者)がしきりに髪を気にするのですぐ分かる。また団尻吉兵衛が降りると代さんはコンチキチンと口囃子などをするのでわかる。お福と吉兵衛は大変仲良しである。
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カノキジンジョ,クワキニンギョウ,オゴナイサマ,オシラガミ
1938年 青森県
男女一対のカノキジンジョ(桑木人形)はオゴオイサマと呼ばれるオシラ神で、これを祀る家には以前玉子の禁忌があって家では食べられなかった。それでは困るといって先代が川に流した。すると先代が眼を病んで治らなくなった。イタコに聞くと捨てたオシラガミが祀られたくて病ませているのだというので、近所の別当に作らせた。目が悪くなったり病気になるとこれに参る。
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カッパ
1949年 九州
左甚五郎などの大工が、大建築の際の人員不足を補うつもりで人形を作ると、それに魂が入って動き出し、たちまち仕事を終わらせた。その後この人形を川に流したものが河童になって、人の尻を食べるようになったと言われている。
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ザシキワラシ
1973年 岩手県
京津畑集落のある家にはザシキワラシが出た。江刺から来た馬喰たちが柱を叩いて寝たら、一晩中ザシキワラシが臼をつく音を出したので眠れなかった。ザシキワラシは腕の良い大工が人形を柱に刻み込んだものが化けて出るという。
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オモイ
1973年 山梨県
精進の大和田山にはおもいという化物が住んでいた。何でも人の思うことは言い当てるので恐れられていた。ある時樵夫が木を切っているとおもいが現れ、思うことを次々と言い当てた。男はどうにもならぬので木割りの仕事を続けていると、おもいは取って食おうと近付いた。その時樵夫の鉞が木の瘤に当り、それが砕けて魔物の目にぶつかり目をつぶした。魔物は「思うことよりも思わぬことのほうが怖い」といって逃げて行った。
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キツネ
1993年 岩手県 
毘沙門橋の石碑で泥団子をせっせとこねている人がいた。きつねに化かされていた。こういうときは股を通して覗くと化かされたのが元通りになる。
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キツネ
1973年 岩手県
ある人が八日町からの帰り狐に化かされて、馬の糞をおにぎりだと思って食べたり持ち帰ったりした。
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