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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

サバ
1936年 沖縄県
忠導氏の一族の祖先が難破したとき、鯖に助けられたため、この一族はいまだに鯖を食べないのだという。

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サバ
1935年 沖縄県
息子が盲目の父と魚を捕りに行くふりをして、父を捨てて帰った。残された父親は大きな鯖魚の背に乗って浜へたどり着いた。その礼として、牛を殺して鯖魚に与え、子々孫々まで鯖魚を食うなと遺言した。
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ノロタ,ウナギ
1989年 静岡県
マキヤという屋号の家の先祖が大津波に遭い、家ごと流されたとき、ノロタ(海鰻)のすがって助かった。以来その家では鰻を食わない。
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サケ,ロウジン
1921年 岩手県
美しい娘が鷲にさらわれて淵に落とされたが、淵の中から老人が出てきて娘を家に送った。老人は娘に結婚を申し込み夫婦になった。この老人は実は鮭であったので、その子孫は今でも鮭を食べない。
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(ゾクシン)
1963年 愛媛県
親戚などに不幸があった場合は、そこの飯を食べて出て行くと、猟が良いといわれている。
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カメ,セン
1935年 沖縄県
蔡譲という人物が中国に向かう途中、台風で船が壊れ、海に投げ出された。そこへ1匹の亀と2匹の鱣(海蛇、もしくはハモ)が来て助けてくれた。蔡譲は亀たちに子孫の代まで、彼らの肉を食わないと約束した。
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オニ
1988年 茨城県
宿集落の後藤姓の家は節分に豆を撒かない。先祖が鬼に助けられたことがあるからだと言う。
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オオアワビ
1984年 新潟県
昔出羽の羽黒山から勧請されてきた羽黒権現が海を渡り、佐渡へ向かう途中船底に穴があき大騒ぎになったが、そのとき、大鮑が海底から現れて船底の穴にすいつき、そのおかげで浜へつくことができた。そのために、羽黒の氏子衆は決して鮑を採りもせず、食べもしないようになったという。
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オオアワビ
1984年 新潟県
昔出羽の羽黒山から勧請されてきた羽黒権現が海を渡り、佐渡へ向かう途中船底に穴があき大騒ぎになったが、そのとき、大鮑が海底から現れて船底の穴にすいつき、そのおかげで浜へつくことができた。そのために、羽黒の氏子衆は決して鮑を採りもせず、食べもしないようになったという。
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オオアワビ
1984年 新潟県
昔出羽の羽黒山から勧請されてきた羽黒権現が海を渡り、佐渡へ向かう途中船底に穴があき大騒ぎになったが、そのとき、大鮑が海底から現れて船底の穴にすいつき、そのおかげで浜へつくことができた。そのために、羽黒の氏子衆は決して鮑を採りもせず、食べもしないようになったという。
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フグ
1979年 大阪府
浪華にある夫婦がいた。時に夫が悪い病気にかかったので、妻に他に嫁ぐように勧めるも妻は承知しなかった。妻に迷惑を掛けまいと、河豚(フグ)を食べて自殺しようと試みたが、血を数升吐いた後になんと病気が癒えてしまったという。
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レンゲクサン
1979年 鳥取県
れんげくさん(尼さん?)に塩鯖を分けてくれと頼まれ、断ったら馬が腹痛を起した。あわてた馬子がれんげくさんに1匹あげると、れんげくさんは塩鯖の串を抜いて海に投げ込んだ。何年に1度か、背中に串の刺したあとのある鯖がとれるという。
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ヤマンバ
1971年 鳥取県
商品の塩鯖を山姥に食われた馬子が、仕返しに山姥の家までついていき、だまして退治する。退治された山姥は松やにになってとけていた。
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ハッピャクビクニ,カイセン
1974年 福井県
古老が語るには、今浜の洲崎村にあるとき漁者のような人がやって来て、人を招いて宴会を行った。ある客がその調理するところを見たところ、人の頭のある魚を捌いていた。ある客はその魚を袖に入れて帰ったが、それを妻が食べてしまった。妻は言うには、最初は甘露のような味だったが、食べ終わると気を失い、しばらくして息を吹き返したら、体が健やかで、目は遠くまで見え、耳はよく聞こえ、胸中は明鏡のようで、顔色は麗しかった。夫や親類は悉く死んで、7世先の孫も老いた。その後若狭の小浜に移ってきたという。
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テング,グヒンサマ,カミカクシ
1915年 長野県
神隠しに遭うことを天狗様にさらわれると言う。「鯖食った鯖食った」と唱えると、天狗は鯖が嫌いなのでその難を免れるという。天狗にさらわれて呪いを教えてもらった者がいた。天狗をグヒンサマとも言う。
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テング
1985年 高知県
天狗が化けた蟹を食べてしまったので、山の天狗が6匹になった。以来、蟹を食べた家には7世代の間世継が生まれなかった。
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ニンギョ
1960年 静岡県
おじいさんに招かれて行くと海中へ連れて行かれた。1人が台所をのぞくと人魚を料理していて皆食べず、土産に持たされた。1人だけ家まで持ち帰り、それを娘が食べると800才まで生きた。
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クジラ,センニチマイリ
1999年 長崎県
出産をするので捕獲しないでほしいと言う鯨の願いを聞かず、海で鯨を獲った深沢家の子孫には不幸が続いた。二百年後に夫婦が千日参りをして、やっと不吉なことが去っていった。
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オオウナギ,タビソウ
1999年
旅僧がやって来て毒流しの漁を止めるようにと宿主に言った。しかし止めさせる手立てはなかったので、申し訳なく思った宿主は旅僧に粟飯を施した。藩主は漁を決行し、多くの魚が川面に浮上した。その中に大うなぎがいて、その腹を裂いてみると粟飯が入っていた。大うなぎが旅僧だったと人々は知った。その後大地震や藩主の早死になどが続いた。
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イノシシノニク,ヨツアシ
1964年 福島県
高木家では高祖父が禁を破っていのししの肉を食って口がまがったことがあるというので、代々四つ足は禁食で、現在も家の中では煮て食わない。
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オサキ,キュウビノキツネ
1922年 埼玉県 茨城県 栃木県
昔九尾の狐が殺された時に、その尾先が飛んだが、それが落ちた家筋のものは仲間はずれにされている。特に結婚は除外されている。彼らの生活は中以上で、百姓もいれば商人もいる。「お鉢を叩くとオサキがつく」という言い習わしがあって、いったんオサキがつけば大食になり、飯を前歯で噛むようになるという。オサキを落とすには専門の行者がひきめの弓をひくという。
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