ダイジャ,ヒトミゴクウ 1937年 京都府 河河神社は大昔人身御供の習慣があった。1人の武士が身代わりとして神社へ行ったら1匹の大蛇が襲ってきたので退治した。
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ダイジャ 1941年 大阪府 昔、池に大蛇が棲んでいて、毎年村の娘が人身御供の犠牲になっていた。これを見かねた村の男が、神仏の加護を味方に付けて、大蛇を退治した。それ以後、人身御供の犠牲者は出なくなった。
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ダイジャ 1982年 群馬県 千代田村の大沼の大蛇が毎年人身御供を取るので、都から来た藤原長良に退治を願った。長良は弓の名人の御殿女中のおさよ殿(さいぞう様ともいう)を連れ、大蛇の目を射潰して刀で刺し殺した。大蛇の屍骸は18に切って、頭は千代田村瀬戸井に祀り、他は邑楽郡各地に祀った。邑楽郡に長良社が18あるのはそのため。
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ダイジャ 1974年 長野県 保科肥後守が知行していた頃、伊那郡蓑輪の大茅原に大蛇がいた。その事を聞いた人が見届けようとそこに行くと大蛇が寝ていた。首を斬ると急に天気が悪くなり大雨が降った。その人は病気になったが回復した。信州国が洪水になった。
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ダイゴンゲン,アカギミョウジン,シロシカ,ダイジャ,ロウオウ 1967年 福島県 人皇五六代清和帝のころ、下野国(栃木県)日光山ふもとに万三郎という弓の名人がいた。このころ、上野国(群馬県)赤城明神と日光山の大権現が争い、日光山大権現が白鹿となり、さらに老翁となって万三郎に助けを求めた。万三郎は赤城明神が18丈の大蛇となって攻めてくるのをうちやぶった。その勇が禁裏に聞こえ、以降日本国中の山について山立御免となり、そのご朱印をいただいた。
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リュウジョ,ダイジャ,コマヅカ 1976年 兵庫県 康保4年の冬、源満仲が能勢の山で猟をした時、夢に竜女が現れて、礼に竜馬を与えるので川下の大蛇を退治して欲しいと願った。目覚めると1匹の馬が傍にいた。満仲はその馬に乗り大蛇を退治した。満仲の死後も馬は生きていたが、やがて死に、家臣の者が馬を山岳に埋めてその上に堂を建て、駒塚山堂と名付けた。その後文明2年3月18日から毎夜駒塚が発光した。慈光山普明寺の住僧が塚で普門品を誦したら、たちまち雷鳴して馬の頭が出現した。住僧はそれを持ち帰り竜馬神と名付け金堂に納めた。
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ダイジャ,ダイイトクミョウオウ,ビシャモン 1983年 京都府 鞍馬寺の寺記によると、延喜年中に寺主だった峯延和尚が或る年の5月に、目が雷のようで、火炎のような舌を出した大蛇に遭遇した。和尚を呑もうとしたので、大威徳明王の法や毘沙門の呪を唱えると、蛇は自ら倒れた。3日後に人夫50人で大蛇を切り、静原山の奥に捨てたという。
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ダイジャ,ノガミ 1988年 奈良県 昔この村では、長男が生まれると籤で決めて、5月5日にノガミの塚に人身御供に出さなくてはならなかった。旅人が退治を買って出た。ノガミの塚には大蛇が住み着いていたので、酒で眠らせて村人と共に退治した。以来、大蛇の命日の5月5日に、長男の生まれた家を頭屋にして藁で大蛇を作り、大蛇供養をするようになった。
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ヘビ,ダイジャ,リュウメ 1975年 兵庫県 満仲が竜女に頼まれて大蛇を退治した。竜女は満仲に角が生えた竜馬を報酬として与えた。その竜馬の頭蓋骨が普明寺の寺宝として蔵している。頭蓋骨は雨乞いに効果があるという。
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〔イノクマ〕,ダイジャ 1964年 福島県 伊達郡・信夫郡は昔は大きな湖で、七頭の大蛇が主であり、3年に1度人身御供をとっていた。あるとき玄熊が現れて大蛇と7日7夜の噛みあいをして、大蛇が負けた。大蛇は人身御供をしていればおとなしかったが、玄熊は手に負えないので、日本武尊に退治を願った。日本武尊は掘割を作って湖水を抜き、玄熊を射殺した。
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ダイジャ,シンランショウニン 1933年 栃木県 建保年間にある男の妻が妾を食い殺そうとしたが、夫に遮られたために夫の咽喉に食いつき、妾をも噛み殺した。全身鱗が逆立って、口は裂け、大蛇の姿になった。この世の女すべてを呪うようになって入水したといわれる。水に沈んだ女の一念が大蛇になって人々を困らせるので、毎年9月8日の夜に犠牲を捧げた。親鸞が大蛇を退治したとのことである。
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ダイジャ 1990年 福島県 沼沢湖に大蛇がいた。蘆名家の家来の佐原十郎義連が退治に行き、大蛇に呑まれたものの刀が刺さったか、兜につけた観音様の威光かで大蛇の腹が裂け、退治することができた。その時ついた地名がキリドオシに蛇ぬき。大蛇の頭か骨を祀ったのが沼御前神社。
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ダイジャ,ヌマノヌシ 1930年 岩手県 大安良山にある沼には主の大蛇が棲んでおり、渋民村では毎年ひとりの少女を犠牲に捧げなければならなかった。この村にきた熱心な仏教信者であった京都の一条家の妹娘依壽姫(よりじゅひめ)は自ら身代わりとなって沼に行き、仏徳をもって大蛇を退治した。3つに切断された大蛇は浄道され、その後、一の権現、二の権現、三の権現として祀られた。その後人間をたたることは無かったという。
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ダイジャ 1962年 千葉県 和泉某の女が池に身を投げ、その怨霊が蛇体となって池に現われた。人を食うので、この大蛇を降伏するために山王権現を遷座したところ、その神力によって大蛇は滅びたという。
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ダイジャ 1931年 茨城県 天武天皇の時代、八溝山に恐ろしいものが住んでいるという噂がたち、藤原富得が7日間物忌みして神に祈願をこめた。7日目に、面足の尊と惶根の尊が現れ、白羽の矢と赤玉と白玉の入った赤い布包みを渡された。化け物の正体は大蛇で、その後、級長津彦の力もかりて白羽の矢で大蛇を射てこれを倒したといわれている。
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シマヘビ 1979年 徳島県 ある女性が田植えをしていたところ、シマヘビが出てきたので近くにいた男性に殺してもらった。女性は長く患い、太夫さんのところに行くと、殺した蛇が太夫さんにうつって、「丑年の人に頼んで殺してもらった」と言った。ことわりをすると、治った。田には一の宮という蛇を祀った神様があり、シマヘビはそのお使いだったという。
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ヘビ 1970年 奈良県 竜泉寺の宝物として、大蛇の骨と、大蛇を退治した聖宝尊者の剣があった。昔、雌雄の蛇が岩窟に住み登山者に危害を加えていたので、尊者が経文を唱えながら雄の大蛇を退治し、雌の大蛇を岩窟に閉じ込めた。竜泉寺の縁起として人蛇婚姻の話もある。
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ウワバミ 1938年 京都府 稲荷山の洞穴には蠎蛇がいて、何百年か前には人身御供を毎年出していた。
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ダイジャ,ヤ,タケ 1930年 長崎県 龍が池という池には、昔為朝に退治された黒髪山の大蛇が住んでいた。為朝がこの池から験の矢を射ると、池の鬼門にあたる古野村に落ちた。そこが竹林となって今も残っている。
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ライジン 1921年 長野県 信州高遠保科肥後守の家来で鷹匠頭井深九郎兵衛が大茅原に棲んでいる大蛇の首を切り落とすと、切り口から白気が立ち上り雷電が四方に鳴り響いた。
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