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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オシドリ,オンナ
2002年 栃木県
昨日この池で鷹に鴛を獲らせた。そのまま雨のためにここに一泊すると、夢の中に女が出てきて、白い芦の葉を渡された。見ると虫食いの歌があり、あそ沼で菰に隠れて独り寝するのはつらいとあった。そこで夢が覚め、鴛の女鳥と確信した。不憫に重い、その跡で弔いをした。

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オシドリ
2002年
異国にも同様の話がある。故国の傍に住んでいた猟師が、鴛を射て獲った。その鴛の雌は深く悲しんで、日暮れ独りで3年の間泣いていた。それを射落としてみると、射獲られた雄の足を羽蓋の下に抱いていた。猟師はこれを哀れんで貴い人を頼んで鴛を弔う方法を授てくれと言うと、法花の要文を唱えよとのことだった。朝暮怠らず読踊すると、その鴛が天人に生まれ変わるのを夢に見た。
類似事例

オシドリ,ユメ
2002年 栃木県
下野の国の阿曽沼に鷹を使う者がいた。ある時鷹狩りをして、鴛の雄を取って帰った。その夜の夢に品の良い女が現れて、怨み深い様子で泣いて、「なぜ私の夫を殺したのか」という。「そんなことはしていない」というと、「確かに今日召し取った」といい、歌を詠じて飛び立つのを見ると鴛の雌であった。驚いて朝見れば、昨日の雄と嘴をあわせて雌が死んでいた。男はそれを見て発心して出家した。
類似事例

オシドリ
1976年 栃木県
殺生を好んで鷹を使うものがいた。ある時鷹狩りの帰りに鴛の雄を捕まえ餌袋に入れて帰った。その夜、夢にうつくしい女房が現れ、夫を殺したと嘆いた。そのようなことはしていないと否定したが、女房は和歌を詠んでふっと立ち上がった。それを見ると鴛の雌であった。驚いて哀れに思っていると朝になり、昨日の雄と嘴を食い合って死んでいる雌がいた。これを見て発心し出家した。
類似事例

オシドリ,ユメ
2002年 栃木県
下野の国、安蘇沼に殺生を好み、鷹を使う者がいた。ある時鴛の雄を取って帰った。その日の夢に品の良い女があらわれて、怨み深い様子で泣いて、「なぜ私の夫を殺したのか」と言う。「覚えがない」と答えると、「確かに今日、召し取った」と頑固に主張し、歌を詠んで飛んで帰るを見ると、鴛の雌であった。男は発心して仏道に入ったという。
類似事例

オシドリ,フジン
2002年 栃木県
犬伏町下の谷に鴛鴦塚がある。太田二郎左エ門尉式宣という弓術の達人が、鳥獣を射ていた。ある日三毳山で狩をしていたが終日獲物がなく、帰ろうとしている時に阿曽沼の東岸で鴛鴦を見つけて射て持ち帰った。その夜熟睡していると忽然として戸外に声がして、妙齢の婦人が歌を詠み、号泣した。3、4回それが続いたので一喝し戸を開けると一羽の鳥が飛び去った。不審に重い夜が明けてから鴛を射たところに行ってみると、鴛が菰の茎を咥えて死んでいた。式宣は悔悟して、自ら塚を築いて鴛を併せて埋葬し、入道した。
類似事例

ユメ,ユメノナカニデテキタオンナノヒト
1999年 栃木県
夢を見ている時、夢の中に出てきた女の人に血液型を教えると、夢の中から出られなくなると言う。
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(ゾクシン)
1968年 愛媛県
一富士・二鷹・三茄子の夢が良いという。葬式・火事の夢は良いという。棺桶が家へ入る夢は良いが、反対に出て行く夢は悪いという。親の夢をコタオマエといい、不幸があるという。蛇の夢は良いが、3日間人に言ってはいけないという。歯が抜けた夢は良くないという。子供が生まれる夢を見ると、人が死ぬという、など。夢に関する俗信。
類似事例

ヨゲン
2002年
内裏の柱に虫食いの歌があり,火事を予言した。
類似事例

(ゾクシン)
1963年 愛媛県
火が燃える夢・死人が家を取り巻く夢は良い夢といわれている。逆に、お金を拾う夢は悪い夢だといわれている。
類似事例

(ゾクシン)
1961年 鳥取県
夢に関する俗信。田植えをしたり、魚をとったりする夢は、後で病人や死人の話を聞く。蛇の夢は良い。
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(ゾクシン),ユメ
1935年 鹿児島県
一週間墓参りをするが、死んだ者の夢を見ないと、「夢をみせんなア」と言って心配する。夢をあるべきものと思っている。
類似事例

(ゾクシン)
1969年 岐阜県
夢に関する俗信。歯が抜ける夢をみると近親に悪いことが起こる。牛が追われる夢を見たら、その日のうちに神社にお参りしなければならない。蛇の夢はお金が入る、など。
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ヘビ,ユメ,シノヨチョウ
1950年 千葉県
蛇の夢を見ると死ぬ。
類似事例

ユメ,カエル,ヘビ,イッショウモノノビョウキ
1999年 栃木県
夢の中に青い蛙が出てきたら、17日以内に夢で白い蛇を見ないと、一生ものの病気にかかるという。
類似事例

ユメノキッキョウ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
つごもり(大晦日)の晩に、茄子、富士山、鷹の夢を見るのは良いといい、病気になったり、追われたり、嫌われたり、人にいじめられたりした夢を見ると運が悪いという。
類似事例

クロヌマ,カタメノフナ,カタハノアシ
1956年 宮城県
昔、黒沼のほとりに観音堂があったが、それを建てた満海上人は片目であったという。沼の鮒もみな片目で、芦も片葉であった。ほか、葦ヶ池の片葉の葦(白石市)、生出(おいで)八幡御手洗池の片目鮒と片葉芦(仙台市太白区生出),真野萱原の片葉芦(石巻市真野),蜂清水の片葉の芦(柴田郡柴田町舟追)。
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(ゾクシン)
1974年 愛媛県
馬の夢はいいが、牛の夢は悪いといわれている。
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アンバサマ
1939年 千葉県,茨城県
あんば様という神様は、お婆さんのようにも考えられていたらしい。だから、病人が現の夢に、お婆さんが来た夢を見ると軽く治り、山伏が来た夢を見ると重くなったそうである。若い綺麗なお坊さんになってきたという人もいた。
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ユメ
1956年 宮城県
柿をたくさんとっている夢や田植えをしている夢は悪いといわれる。
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(ゾクシン)
1982年 群馬県
夢に関する俗信一束。蛇の夢は金が入る、天王様の神輿を担いだ夢を見ると死ぬ、など。
類似事例

シノゼンチョウ,ユメ
1933年 青森県
青森県野辺地地方では夢で、歯の抜けた夢、履物の緒がきれた夢、白帷子をきた人の夢、裁縫の針の糸のきれた夢など見ると死の前兆だと言われる。
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