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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イネガアカクナッテシマウタ,カミナリ
1969年 福島県
稲を作ると毎年その稲が赤くなってしまう田があった。昔雷が落ちたところだといい、馬は入れなかった。今では住宅団地のなかに入っている。

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ガッセンノシシャヲウメタバショ
1993年 福島県
競馬の賞与で景気がよかった人がいたが、畑の真中に家を建てたところ、長男、次男、長女が相次いで死に妻も原因不明の熱で寝付くことが多くなった。昔、合戦の死者をたくさん埋めたとか、不幸な人が自殺した場所だと言っているらしい。
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(シアサンジンジャノカミサマ)
1986年 埼玉県
下阿久原の四阿山神社の神様が白い神馬で出征した時、神馬が稲株につまずき、神様が落馬した。それ以来下阿久原では米を作らない。
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ヤマノカミノタ
1969年 福島県
肥料や馬を入れてはならないといわれている田がある。その田は山ノ神の田といっている。
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カミナリ
1921年 大阪府
初夏の頃、大雷鳴があって、植えて間もない田に落ちた。1坪くらいの稲が焦げたが、後には他の稲よりもよく育った。老人は雷は猫のような獣に違いないと信じている。
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ザイホウ
1983年 茨城県
入檜沢の奥の尺条山のふもとの広々とした耕地には昔長者が住んでいたという言い伝えがある。50年くらい前のこと、ある人が代掻きをやっていて、昼休みに馬が逃げ出して田の中に入ってしまった。馬を田から追い出すと馬の足の1本が真赤になっている。驚いて足を点検してみたが傷ではなく、そこには朱がべっとり付いていた。その人は財宝があるのではないかと田を掘り返してみたがとうとう馬が朱を踏んだ所には出くわさなかった。
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ジュチ,ボウコンノタタリ,ジュデン
2001年 青森県
松長根氏所有の田については、昔、これをオナメモトメが競り合って田植えをし、背負っていた赤子が田に落ちてしまったということがあった。その赤子の亡魂の祟りで、そこに田植えをするときは、必ず雨か風が吹き荒れるとされている。
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ビョウニンガデルタ
1969年 福島県
湿地帯に病人が出る田というのがあったが、今は埋め立てられ、家が建ってしまった。
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シニン,タタリ,サクラ
1989年 長野県
昔、城があった場所には何人かの武士が生き埋めにされたので、供養のために塚を作り桜を植えていた。その後、その木に傷が付くと血が流れ出たという。塚が崩され田が作られると、田を作った家では病人が絶えなくなり、凶事が続いた。行者に拝んでもらうと死人の祟りだという。家は土地を売った。その土地を買った家でも不幸が続いたが、社を造って近親者で祭を行うと、商売が繁盛するようになったという。
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ナンデン
1992年 宮崎県
なん田は昔、馬を殺して叩き込んだ田で、馬の死霊が憑いていて、耕作すると祟りがある。
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ババヤシキ
1958年 愛媛県
ババヤシキという田があり、そこへ馬を引き入れると目かんちになったり、ちんばになったりする。牛ならばまったく問題ない。
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ツクルトケチガツクタ
1969年 福島県
いわき市のある水田は、つくるとケチがつくといわれ、肥料も馬を入れずにつくった田であったという。
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フナ
1941年 新潟県
田の中央に水溜りがあり、赤池と呼ばれている。底には浮島があり、年中水が濁っている。この池に住んでいる鮒は、全て片目である。
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ツクレバカナラズアメガフルタ,オニ
1970年 長野県
ある田は作れば必ず雨が降るといわれ、昔ここで鬼が首を切られたところだといっている。
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ヤミダ,ヤメエダ
1961年 静岡県
病田とかヤメエ田とか言われる田の話は日本の各地にある。それはいつも田で、相応に美田であるので、この欠点のために放棄され、荒地になることはなく、気にかけながらも毎年耕作されているのが通例である。
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チノフルイシ
1982年 群馬県
郵便局近くの畑の中の赤みがかった石は、動かそうとしたら血の雨が降ったという。
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(ゾクシン)
1978年 広島県
土用の入りに田に入ると稲穂で目をついて眼病をわずらう。
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アシゲヅカ
1935年 東京都
塚の下には、馬の骨が埋まっているという。そのため、この地では4本の足が白い馬を持っている人に良いことがない。
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マメノナルキ
1931年 岩手県
昔、いつ頃のことはかはっきりはわからないが、赤沢山にあった豆の木には毎年枯れることなく豆がなっていた。村の人たちは不思議に思って大切にしていたという。
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アカナノバアサン
1934年 栃木県
昔、魔法使いの婆さんが住んでいて、どんな野菜も真赤にする術を知っていた。魔法を使い、百姓をいじめて米や味噌をもらって生活していたが、誰も相手にしてくれなくなり、すべての作物を赤くする呪いをして、血を吐いて死んだ。神主にお払いしてもらったが効果はなく、赤い作物しかできなかったという。
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カエル
1982年 東京都
田んぼにいるカエルをとって食べてしまったら、毎年、稲ができていたのに何もできなくなってしまった。
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