オオカミ 1981年 和歌山県 狼は死人の肉を食う。狼が好む肉と嫌う肉は血筋で決まっていて、外見でもわかる。狼が好きな味の人が足を洗った水や小便を狼が飲みに来る。ある名家の老人は狼に好かれる人だったので、死体を盗まれないように大きな墓を建てたがそれでも盗まれた。狼に食われるのを嫌って当時珍しく火葬にした人がいた。
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オオカミ 1981年 和歌山県 狼は死人の肉を食う。ある馬喰が山道で狼が巫女の死体を背に乗せて担いで行くのを見た。
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オオカミ 1981年 和歌山県 狼に恩を受けた者は、死後狼に墓を暴かれる。
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タタリ 1965年 宮崎県 ある金持ちが人を殺した。殺された人がたたり、その金持ちの家で生れたの子どもはヒゴばかりであった。
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ハクジャ 1936年 岐阜県 金持ちの家に白蛇がいたが下男下女が殺した。すると下男下女は急病で死に、家も零落した。
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オオカミ 1981年 和歌山県 つむじが前にある人は、埋葬の後に狼が墓の周りを3度回ると死体が飛び出してきて、食べられてしまうという。
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カソウ,ホネショク,ホネガミ 1946年 香川県 自分が敬仰している人が死ぬと、その人に成りたいために、焼却の後その人の骨を食べる。
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オオカミ 1981年 和歌山県 狼は人を騙したりせず、触ったくらいでは咎めもしないが、虫の居所が悪いと食べてしまう。
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カッパ 1930年 宮崎県 河童は金持ちであり、金持ちの河童は害をなさない。貧乏になると、人間の生胆をとる。
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(ゾクシン) 1942年 不明 墓地の跡に家を建てると金持ちになる。
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オオカミ 1991年 島根県 狼がやってきて、魚の骨がのどに引っかかって痛いから取ってくれと言って啼く。骨を取ってやると、翌日には魚を持って礼に来たという。狼は義理堅いが、悪い者にはひどい仕打ちをし、新しい墓を掘り返して喰ったりすることがある。
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オオカミ 1981年 和歌山県 狼が死体の頭を股に挟んで、仰向けになって運んでいくのを見た人がいる。
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テンマル(ゾクシン) 1965年 群馬県 テンのことをテンマルといい、人の死体を食うという。
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(ゾクシン),カラス 1933年 島根県 烏が墓の上に置く杉団子を早く食べつくせば、次の死人は遠いという。
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オオカミ 1985年 高知県 骨が詰まってつらそうな狼の口から骨をとってやった。お礼に翌朝、猪の後足が置いてあった。
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イッポンダタラ 1985年 和歌山県 狼が裾を引っぱり岩陰に隠してくれた。隠れたら、一本ダタラが通っていった。その人は、お礼に自分の体をやると狼に約束した。それで狼は代々墓に死体を取りに来る。
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オオカミ 1918年 神奈川県 人の死体を背負った狼は人の声を聞くと生き返ったと思って喉を噛み切る。穴に落ちた狼を助けようとして下に降りると負ぶさってきたりする。牛と闘うと牛の腹の下に入れられることを恐れる。赤飯をやると夜には中に土産を入れて返礼してくる。送り狼もいる。
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オクリオオカミ 1985年 和歌山県 狼は道に座って山仕事の人を待つ。夜スズメがチュンチュン鳴く時は人についてくる。狼は死者に食いつくという。小便を飲みに来ることがある。
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オクリオオカミ 1937年 和歌山県 送り狼は人の後に付いて来て、人が転べば食い付き、小便をすればそれを嘗めるので難を逃れるいう。小便を嘗めに家の背戸口へやって来た狼へ、家人が弓の弦を弾いたところ、その音で逃げたことがあった。また、隊を成した狼は、墓場を荒らすとも言われる。
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オオカミ 1936年 新潟県 松の木下に大犬(狼)が話すには、昔年老いた人が乞食となり、村で死んだので葬られた。しかしせどごう狼が死体を掘り返して食べてしまったものの、変な声がするので、放り出して帰ってきたと言う。
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