国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

シブンマチ
1939年 福島県
シブンマチ、またはジブンマツリといって、当地の農家は旧正月のある日に、ネギサマに頼んだなら「蘇民将来子孫之門戸也」と、法印サマに頼んだなら「臨兵闘者皆陣列在前」と書いたお札を、屋外の出入り口の扉に5・6枚貼って、その年の悪魔の来襲を防ぐという。

類似事例(機械学習検索)

(ゾクシン)
1984年 新潟県
玄関口を守護する呪物に関する俗信。玄関口に「塞神三神」という札を貼り、悪霊悪疫が入り込むのを防ぐ。春祈禱の時のシンギョウヨミの木を立てて魔除けとする。アワビを下げて魔除けにする、など。
類似事例

アクマ
1968年 佐賀県
11月の秋祭には、集落の境の道に注連縄を張り、神札を立てる。悪魔が入らないようにするため。
類似事例

コトサマ,ヤクシン
1982年 新潟県
2月9日をコトマツリといって、朝早く主人が家の入口にまく灰を福灰とよぶ。これを目当てにコトサマが厄神除けや屋敷どりのためにおりてくるといわれている。
類似事例

(ゾクシン)
1984年 新潟県
疫病や魔性のものなどの災厄が村内に入りこまないように、村境に注連を張って祈禱札を下げたり、サイの神の祠をまつったりする。
類似事例

ヤクビョウガミ
1982年 新潟県
2月8日と12月8日には、疫病神を防ぐためにオハギ3個を三本股の枝にさして戸口に出す。ソバ殻、籾灰などを入口の小路にまく。
類似事例

シバオリサン,シバガミ,タヌキ,ヤマイヌ,ノツゴ
1985年 愛媛県
道路にある石地蔵・小祠・道祖神を通行人が芝を折って通行の安全を祈願したことから、シバオリサンとも呼んだ。シバガミとも言う。狸、山犬、ノツゴなどの妖怪につかれないために青草を手折って供える所もある。
類似事例

カッパ,ガワッパ
1913年 熊本県
夏になると渋江家で水難除けのお札を出す。それを小さい竹の筒などに入れて身につけたり、仏壇に供えた飯を食べたりすると、河童が寄り付かないという。また、渋江家では人に害をなさないように、夏のある夜に桶に素麺を盛って河童に御馳走する。
類似事例

ミカリバアサン
1956年
11月25日から12月5日にかけて訪れるという妖怪。オッパキダンゴというのをつくって、戸口に挿し、その禍を防ぐマジナイとしたという。
類似事例

オニ
1973年 富山県
鬼が入ろうとのぞくと目をつくので、若木迎えのがやのきは玄関口に立てる。また、下立の一部では、ガヤの木に、旧暦で十三月ある時は十二月、十二月の時は十三月と書いた札をはさんで窓口に出す。すると鬼が不思議に思って寄ると目を突く。
類似事例

タマガイ
1970年 沖縄県
屋根の上にタマガイ(火玉)が上がった家は、不吉とされ死人が出るといわれた。それでタマガイを寄せ付けないためにヨーカビーといって8月9日、10日に門口とおのおの四隅の角にシバをさす習慣がある。
類似事例

セツブンノイワシ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
節分の日に、いわし、メツク、トベラを竹にはさんで、出入り口にさして魔よけにする。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 新潟県
正月の祝いがすむと、お祓いに使った榊に幣をつけて、村の出入口にさし、道切りにしてムラに侵入する悪疫を遮断する呪術をする。
類似事例

カニ
1961年 全国
蟹の甲羅を入り口に吊り、悪魔災難よけ招福とする風習がある。蟹の中でも平家蟹、武文蟹、島村蟹、長田蟹の甲羅は人の顔に似ているので、家の入り口で悪魔をにらみ払いのけるという。
類似事例

オコトノカミ
1956年 山梨県
旧師走8日と2月8日を八日様といい、門口にスイノウ、目籠等を掛ける.。この日にはオコトノカミという目の大きい(1つ目とも言う)怪物厄病神が各戸を覗き手帳に厄病を病ませる人の名前を記入して歩く。だから覗かれないようにスイノウ、目籠等をかけておどかす。疫病神は自分よりも目の大きいものがいるというので逃げ帰る。
類似事例

(ソミンショウライノフダ),マジナイ
1983年 京都府
山城国と津国の境にある疫神社で、小さい木に蘇民将来と書いて、赤い札を付けて売っていた。これを子供の肩にかけると、厄病を除くまじないになる。また破魔弓を売るのも、子供は悪鬼に魅入られることがあるので、これを払うためだという。
類似事例

オニ
1989年 鹿児島県
薩南大島では、正月に門松を立てるが、それは昔鬼が来た時に人が捕えて松の木に縛ると、鬼はそれを引き抜いて逃げたが、その後を追い再び捕えて松木につないだ。以降、鬼は松の木を恐れるようになったからという。また昔鬼が降った時門松をたてて竹に腹部を貫かせて殺したので、それから門松に竹を添える習慣が生じたという。
類似事例

オニ,ヘビ
1969年 秋田県
10月10日にはショウズゴトと言って、笹を取って来て野バラに餡餅を1つつけて戸口や窓に挿す。ショウズゴト餅という。神様が出雲に行っている留守の間、鬼や蛇から護る魔除けだという。
類似事例

ミカワリバアサン,メヒトツコゾウ
1977年 神奈川県
12月1日にはミカワリ婆さんが来るというので、シイナ(悪い米)の粉で作った団子を皿一枚分ぐらい床の間に供え、家族は餡をつけて食べる。また2月8日と12月8日には目一つ小僧がやってくるというので、庇にトウシをかけて防いだという。
類似事例

アクマ
1916年 長野県
門の入り口にほどこす魔除けの方法として、馬の藁沓や蹄鉄を吊るすと悪魔を払うと言われている。また、軒端に熊蜂が巣をつくった時などは取らない。悪魔を恐れさせるという俗信だろう。
類似事例

オニ
1935年 長崎県
正月6日、タラ立てといって、家の入り口や神仏の前に桜の木を一封宛あげ、飯となますを供える。これで鬼を追い払う。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内