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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
1942年 京都府
病人が出ると、青年会が宮々を裸詣りして、大声でわめく。その声を聞いた病人が、「やあやあいっておくれたわ」と言うと助かり、声を嫌がると助からない。難産の時も同様に裸詣りする。

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(ナンザンノトキノゾクシン)
1967年 福島県
難産のときは、屋根のぐしに上がって一升だるの底をたたいて産婦の名を大声で呼ぶとよい。
類似事例

ヤコウ
1976年 熊本県
妊婦が病気になったので、祈祷師の言うように不動を祀ったが病気は重くなった。祈祷してもらうと病人はピョンピョン飛んでヤコウ(狐)の真似をした。この祈祷師はヤコ使いといわれている。その後よくなって、頭の良い子ができたという。
類似事例

(ゾクシン)
1960年 愛媛県
難産になった場合は、箒をきれいに洗い、拝むといわれている。
類似事例

タヌキ,イヌガミ
1930年 高知県
犬神憑きや狸憑きの病人がある時は、部落民多数が不意に病家に立ち入り、鐘鼓を鳴らし、発砲して、終夜百万遍題目を唱えて祈祷し、全癒を祈る。
類似事例

オセンドマイリ,オヒャクドマイリ
1964年 福島県
病人が危篤のときや、急病人が出たときには、お千度まいりをする。「せんどをあげる」といった。近所の有志が病家の人を加えて「せんどう、せんどう」と呼びながら社の周囲を1000回まわる。このために助かったということもよくあった。お百度まいりは氏神と家の間を100回往復するものである。
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(ゾクシン),タマシイ
1933年 新潟県
御産で出血して死んだ時は一人は屋根に上り一人は井戸を覗き大声で呼ぶと魂が帰るという。
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ヤマノカミ
1977年 秋田県
難産の時、「山の神さん来てください」と庭で呼ぶ。すると楽に生まれる。
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カミサマ,ベットウ
2001年 青森県
難産のときは、生米をかませたり、卵を飲ませたり、神様を頼んだり、ベットウ(別当)から護符をもらってきて飲ませたりした。
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タヌキ
1981年 福岡県
お産で医者を呼ぶと、医者が狸だったりするという。狸同士、木の葉でお礼をするという。
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ウシノノジゾウ
1956年 宮城県
子が欲しい時は巾着の紐をゆるめて奉納し、生まれないように願いをかけるときは、巾着の紐を締めて奉納する。
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タマシイ
1933年 長野県
昔は、難産にて産婦が気絶した時は、産婦の頭髪を一束にして天井または屋根裏の垂木に縛りつけ、身体を吊り下げてから大声で産婦の名前を呼んだ。又、夫が蓑を逆さに着て屋根に上り産婦の寝ている部屋の真上にあたる部分に穴をあけて、大声で妻の名を呼んで魂を呼び返すと生き返った。
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アクリョウ
1972年 沖縄県
産褥中、女性の客は産室にて産婦と語り明かし、男性の客は夜通し歌い踊る事により、赤子を奪おうとする悪霊が近づかない様にする。
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(ナンザンノトキノゾクシン)
1967年 福島県
難産のときは産婦に俵を抱かせたり、屋根の上に五升だるを持ち上げてたたいたりした。
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(ゾクシン)
1975年 愛媛県
出産の時に、夫が家にいると難産するとかお産が長引くという。箒を立てて産むと、安産するという。また、「一のひもとく、二のひもとく、三のひもとく、アブラオンケンソワカ」と唱えたり、ローソクで灯明をあかして「それがくいるまでに産ませてください」と言って祈ると安産できるという。産湯を日向に捨てるとトックリができるので、日向には捨てないという。
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タタリ,シチニンミサキ
1965年 高知県
病気上がりの婆さんが便所で倒れ、病は重くなった。見て貰うと、七人みさきがたっているという。団子を7つ握り、線香を焚いてみさき供養をした。そのとき、先祖が難産で亡くなっており、また先祖が他所から来た先祖と一緒に祀っているのも祟っていると言われた。先祖をねんごろに祀り、難産で死んだ先祖を供養すると、たたらなくなった。
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タヌキ
1975年 高知県
人形使いの嘉代次は狸も使うと評判であった。病人が床につき、嘉代次の台詞を言う時は、その周りで念仏を唱えると病人は嘉代次の家の方へ突然走り出し、ばったり倒れるが快癒する。嘉代次が村を出ると、夜中に一つだけ鳴っていた氏神様の太鼓も鳴らなくなった。
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ヤマノカミ
1933年 岩手県
山の神様がお出にならないとお産ができぬという信仰がある。そこで妊婦が産室に入ったら夫か家族の男が山の神を迎えに行く。馬の自然に歩む方角へ従い行き、馬が急に止まって身震いして嘶き声を出すと神様が馬の背にお乗りになられたことになるので、今度は馬の口をとって家にお連れして、山の神様がお出になった由を告げる。即ちお産があるのである。
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ドウマブリ
1941年 秋田県
生きるか死ぬかの人間は堂マブリに拝んでもらうが、堂マブリがお参りに行く途中で烏の音を聞くと助からないという。聞かなければ病人は死なないという。
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ホウソウノカミ
2001年 沖縄県
疱瘡口説によると、童女がワンの原で果報ガサ(軽い疱瘡)を祈る。そこへヤマトから美しい船が来る。船員にヤマトの果報瘡(同前)の様子はいかがかと問うと、ヤマトの果報瘡は綺麗だと答えた。皆は喜び疱瘡の神をもてなすために首里の御獄に書院(家)を造って迎え、歌三味線で楽しませて一粒だけの軽い疱瘡を願う。
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ヤクジン
1976年 東京都
天保8年2月下旬、次女の乳母が日暮れに急に寒気立ち、夜着を被って打ち伏せていたところ、翌朝になり、昨夜より風呂敷包みを背負った男が側にいると言った。これは疫神かと、種々の札を枕元に掛けたところ、男は立ち去ったといって全快した。ところが上野の祭礼に主人とせがれとで行ったところ、急に歯が痛くなり、家に帰ると治った。すると乳母が再び寒気を訴えた。そこで刀を抜き乳母を峰打ちにしたところ、男がすぐに立ち去るので、障子を開けて欲しいと言った。障子をあけると乳母はそこで倒れたが、そのまま起き上がり正気となった。早く塩をまいて箒で掃き清めよ、と言った。
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