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検索対象事例

ヤマノカミ,ミズノカミ
1943年 滋賀県
北杣村字高山の笠山神社には次のような伝説が残っている。山神と水神が眷属(配下の者)の数を比べ合った処両者同数であった。しかし後に偶然オコゼが発見され、水神の勝ちとなった。以後山神を喜ばすにはオコゼを取り去って献上するの意であるオコゼの絵馬を奉納すれば良いという。

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オコゼ
2001年 全国一般
山の神と海の神が競い、オコゼのせいで山の神が勝った。それ以来山の神はオコゼが好きになった。等、山の神、海の神、オコゼの関係について。
類似事例

ヤマノカミ,ウミノカミ
1972年 山形県
山の神と海の神が争い、山の神が「1本でマンサクという木を持っている」というと海の神が「1匹でオクゼンという魚をもっている」といった。そこで山の神が喜ぶように、オクゼンという魚をあげるのだという。
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オコゼ,(ゾクシン)
1975年 愛媛県
猟の少ないときは、オコゼを持って山に入りちらちらと見せつつ、「山の神さん得物をお願いします。得物があったら、これを全部見せます」と言っておまじないをする。こうすると、山の神さんはオコゼ見たさに得物を与えてくれるという。
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オコゼ,(ヤマガミ)
1980年
山の中で物を落とし、どこを探せばいいか迷った時は、鰧魚(オコゼ)を携えて山に戻り、山神に向かって落とし物が見つかった場合はオコゼを奉納すると言えば、かならず見つかるという。
類似事例

(ゾクシン)
1938年 徳島県
山の神がオコゼを好むので、猟師は山へ入る前にオコゼをお見せするからと言って祈ると、必ず大猟になるという。
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コウジン,サンポウコウジン,マモリガミ,コドモノカミ,ウシノカミ,イシワリコウジン
1983年 岡山県
笠岡市高島の荒神は三宝荒神で島の守り神であり、子供の神でもあり、また牛の神でもあるとされている。神楽の際には石割が行われるので、石割り荒神とも呼ばれる。
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オコゼ
1956年 宮城県
狩りに出たマタギが獲物をとれない時、その首領は白紙に包んで持参したオコゼを懐中から取り出し、山ノ神に祈願すると、不思議と獲物が取れるという。
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リュウジョ
1970年 香川県
行基菩薩が説法をしていた時、竜女が姿を現し、玉の笄を残して天上した。後の玉の笄を笠山の峰に埋めて竜神を祀った。夏に旱魃になったとき、この峰に祈れば必ず雨が降るという。
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オカメカミサマ
1934年 熊本県
阿蘇神社の神護寺の僧が、女人禁制を侵して、オカメという娘と夜毎会っていた。僧侶たちは、禁を破ったとして、二人を穴に入れ、石を投げかけて殺した。それ以後、オカメの出身の下淵間には、女の子が生まれても、年頃まで育たなくなった。驚いた村人は、僧侶とオカメを祀り、お上神様と呼んだ。其の御神体には紙の着物を着せる。神に無礼があるとそれが身体の頭上にひっくり返る、また集落に事件があるときには紙衣を半分脱いで知らせるという。
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ダイジャ
1937年 京都府
大昔、亀岡は湖で、大国主命が樫船神社から船を借りてこの湖を切り開くと、そこに大蛇が住んでいたので退治した。亀岡町の鍬山神社の山車のひとつはその伝説をあらわすものである。
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テング
1975年 埼玉県
昔、武甲山と笠山の天狗がそれぞれの山の高さを競って争った。初めに武甲山から笠山に樋をかけて水を流すと笠山に向かって流れた。怒った笠山の天狗がそばにあった旅人の忘れた笠を取って樋の下に入れると、水は武甲山に向かって流れ始めた。
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オシラサマ,タタリ、オグナイサマ
2001年 青森県
佐々木家にもとあったオシラサマは、この神が暴れて困った分家から預けられたものであったが、これを祀る家では鶏卵を食べられなくなってしまって困るので、川に流して捨ててしまった。そのときは何もなかったが、ある年に主人が眼病を患ったところ、これが捨てたオシラサマの崇りであることが分かったので、新しくまた神を祀ることとした。7・8寸の男女2体の人形で、オセンダクは首からまとい、オグナイサマと呼んでいる。
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フナガタヤマ,ケンカマツリ
1956年 宮城県
加美郡色麻村の小栗山権現は姉神、船形山権現は妹神で、ある時一本のカンザシを奪い合い、妹が手に入れる。姉は奪おうと追いかけるが、妹は橋を落としたり、大石を道に転がしたり、大木を倒したりして逃げた。船形山へ一足という所で姉が迫り、大工が作っていた馬舟の中に隠してもらい、姉は諦めて帰る。妹は舟から出て近くの池で髪の乱れを直し、カンザシが水鏡に映るのに満足して船形山に入った。ここを鏡ヶ池という。以来、船形山の祭は喧嘩祭となり、梵天を奪いあって勝った組は駆け足で下山、途中で木の根や大石を転がす習わしとなった。
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オシモギツネ
1943年 三重県
笠田村に「おしも狐」という女狐がいる。村人は、家人がいなくなるとおしも狐の穴の前へ行き、「家人を帰すならオコワを供える」と伝えてオコワを持ち帰り、鉦太鼓を叩き松火を立てて村内を探し回る。本人が帰ってくると改めておしも狐の穴へ行き、オコワを供える。
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オシラサマ
2002年 岩手県
美しい娘と馬が恋をして夫婦になった。しかし父は怒り馬を桑の木に吊し殺す。馬の首を切り落とすと、娘はその首に乗って天に昇った。オシラサマはその時からなった神だという。
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クビナシウマ
1984年 愛媛県
奥の城城主河野通存は、息子の通賢が東野に住む娘の元へ通うことを快く思わず、東野で馬の首を刎ね、更に通賢をも殺害した。以来、毎夜首なし馬が現れるようになったので、村人は祠を建てて祀った。東野でお茶屋を営む久松定行は、陰火の飛ぶのを忌んで、この故事のあることを知り奥城八幡宮を再建し、鎮魂した。これが現在の東山神社である。
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ミョウケンサマ
1968年 愛媛県
妙見様は元は二神で一番高い山の上に祭られていたが、沖の船を転覆させるので、沖が見えない少し下の谷間に移動して、庄屋の二神氏のまつり神と合祀した。霊験あらたかだが、女人禁制である。妙見様は犬とキジが大嫌いなので、二神には今でもそれがいないという。
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モクバ
1935年 群馬県
元禄11年に時の高崎城主大河内輝貞が、城の南方景勝の地に源頼政を祀る頼政神社を建立し、木馬を黒白各一頭づつ納めた。ある朝、村人が神社の西の烏川で水を飲んでいて2頭の馬を見た。馬を引く人もおらず不思議に思っていると、馬は歩き出し、その後を村人がつけると頼政神社の中に消えた。頼政神社の木馬だったという。その後は終始2頭の馬は水飲みに出たが、ある夜黒の木馬は出たきり行方不明になった。後年その黒の木馬は妙義白雲山の東麓にある妙義神社で発見された。妙義神社では今でもその木馬を見ることができる。
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リュウジン
1986年 山形県
村山市河島山白山神社境内に白山池がある。干魃の時に雨乞いをし、池をかき回すと、3日以内に2匹の竜が昇天し、降雨をもたらすという。この竜は雌雄の2匹で、最上川の碁点に棲み、水煙を上げて天と川の間を往来している竜神だという。また、月夜の晩には、碁点の水面から8人の天女が昇天し、河島山を飛翔する姿が見られるという。
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ソウゼンジンジャ
2001年 青森県
階上に馬の守護神として祀られている蒼前神社にまつわる伝説に、「藤原有家卿物語」というものがある。源平合戦の昔、壇ノ浦の戦いに敗れた平家の大将・藤原有家卿は、名馬「白馬龍」に跨ったまま海に飛び込み、岩手県種市町の有家に辿り着いた。そこで観音様を拝んだところ、西の方へ行くようにとのお告げがあり、それに従って旅立った。だが、妙野(今の蒼前平)まで来たところで馬がとうとう倒れてしまった。藤原卿は悲しみ、愛馬を手厚く葬り、槻の木を植えた。その後、村人達がそこにお堂を建て、蒼前神社として祀った。
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