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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ナマクビ
1990年 神奈川県
藤沢市のある中学校では、部活動中に、部室のある棟の階段に腰掛けていたところ、急に金縛りに遭い、誰かに髪を引っ張られたという。やっとの思いで後ろを振り返ると、そこに血を流した生首が浮かんでいたという。この事例は、話者の友人の実体験であり、現場に話者も居合わせたという。

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チノツイタテクビ,フシギナネイロ
1996年 栃木県
ある山奥の分校で先生が夜遅く見回りをしていると、12時ごろ音楽室からピアノの音が聞こえてきた。音楽室に行くと急にやんでしまった。おかしいと思い見張っていると、またピアノが鳴り始めた。ピアノを引いているのは血のついた手首だった。翌日、前からこの学校にいる先生に聞いてみたら、昔音楽室で手首を切って死んだ人がいたのだという。
類似事例

オンネン,ウメキゴエ,ナマクビ
1996年 栃木県
ある生徒が運動会の前夜、体育館に忘れた鉢巻を取りに行った帰り、ドアに首を挟まれてしまった。生徒にうめき声が聞こえてきたり、目の前に生首が現れたが、しばらくすると開放された。実は体育館が建つ前は首切り場で、今でも怨念が残っていて、夜になると生首が現れることがあるのだという。
類似事例

コエ
1990年 神奈川県
藤沢市の小学校では、女子職員トイレの右から5番目に入ると「赤いマントをかぶせましょうか」とたずねる声が3回聞こえてくるという。「おことわりします」と答えると、天井に12本の剣が背中にささった人が浮き出てきて、マントの形に赤い血が流れ落ちてくるという。この話を先生は知らないが、生徒は誰もが知っていて、こわくて誰も近づかないという。
類似事例

カナシバリ,オバアチャン
1999年 栃木県
私の友人はよく金縛りにあう。頭ははっきりしているので目を開けると、おばあちゃんが立っているそうである。
類似事例

チャンチャンコ,チ
1999年 栃木県
高校の吹奏楽部の女の子が放課後に1人で3回のトイレに入っていたとき、外から「チャンチャンコいりませんか」と何度も聞こえてきた。それで「一つください」と言ったら、女の子の首が切られ血がチャンチャンコの形になった。そして「ほぉら、チャンチャンコでしょ」という声が聞こえたという。
類似事例

シロイテ,クロイテ,ボウレイ
1933年 京都府
無念の自殺を遂げた学生がいた。大学時代、筆者と友人は同じ下宿の相部屋であった。友人が亡くなった後、夜寝ていると、筆者を招く大きくて白い手を見た。また、黒い手に目を押さえつけられたり、指の長い黒い手に頭を絞められたりしたことがあった。
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ジョウハンシンダケノオンナノコ
1986年 東京都
運動が盛んで、試合前は生徒がよく教室に泊まる女子高があった。ある時、女の子が夜中に起きて、教室に対角線を引き、その中心の上で首吊り自殺をした。それ以後、夜に1人で廊下を歩くと、下半身がない上半身だけの女の子が手で這いつくばって追いかけてくるという。
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オンナノコ
1990年 神奈川県
藤沢市のある小学校で、体育館の電気を消して戸締まりをしても、気付くとまた電気がつき、戸が開いていた。用務員が中をのぞくと、女の子がボールをついていて、声をかけると振り向き、消えてしまった。翌朝、用務員は体育館の戸に首をはさまれて死んでいた。事故で死んだ児童の亡霊と言われ、体育館の壁には女の子の顔がシミとして浮き出てくるという。
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ユウレイ
1990年 神奈川県
鎌倉市のある中学校では、女子更衣室で30分間お経を唱えると、唱えた人の肩に幽霊の顔が出てくるという。また、夜中になると血だらけの幽霊がグランドを走るという。ともにその中学の七不思議に数えられている。
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ビジュツシツノモナリザ
1986年 東京都
夜、ある女子生徒が忘れ物を取りに、小学校の美術室に行った。すると中から泣き声が聞こえてきたので怖くなりかえった。翌日朝早く美術室に行って忘れ物を捜していると、モナリザの手が伸びて女子生徒の首を絞め始めた。驚いた女子生徒は、傍にあった花瓶でモナリザの手を打ち払って逃げた。後で行ってみると、モナリザの手にアザが残っていた。
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カミキリ,キツネ
1976年
髪截が流行し、知り合いが夜寝ていると髻を切られた。しかし枕に付いた部分は切られてなかった。切り口は涎滑でとても臭かった。ある人が言うには、狐が噛み切ったのだと言う。
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ゴンゲンサマ,タタリ
1950年 秋田県
秋田の油屋の娘は桝を誤魔化して大金を稼いだ。ところがある夜、この娘が権現様に髪を掴まれていると助けを求めた。誰も助けなかったが、正直爺さんが様子を見に行くと、お宮の境内で娘は逆さ吊りで殺されていた。
類似事例

クビオレジゾウ
1940年 新潟県
石地蔵の首が取れてしまった。首を落としてしまった若者は退散してしまったが、村の婆さんが丁寧に繋いで堂の中に入れておいた。一年後その首は取れた後がない程、元通りになっていた。
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レイコン,カナシバリ,アヤカシ,ナナフシギ
1992年 広島県
宮島では日が暮れてから山に入ると陶晴賢一族郎党の霊魂に迷わされ、金縛りに遭うという。小学校2年の頃、日が暮れてから父親に背負われ陶晴賢が切腹した所を通っていると、父親の髪が急に1本立った。どうしたのかと父親に尋ねると父親は言葉を制して真言を唱えた。すると髪は寝た。後で聞くとそれがみさきというものだった。
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オオイワ,サムライ
1985年 和歌山県
昔、美男の侍が娘のところに毎夜通ってきた。素性がわからないので、男の帰るときに着物の裾に糸をつけた針をさしておいた。翌朝糸をたどっていくと、岩穴の中に糸の端が入っていた。岩の側によると声がして「頭に金を刺されて、もう助からない。子供を作っておいたけど」と言われた。
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ナマクビ,オニ
1937年 京都府
1人の武士が歩いていると、棒に女の生首が刺さっていた。一目散に逃げると灯のともった家があったので止めてくれるように頼むと、その家の男に爛々たる目で睨まれたので、また逃げ出した。村人とともに戻ってみると、悪者に殺された女の首だった。そこを生首谷と言うようになった。また、昔、鬼が人間の生首を引き抜いて捨てた所ともいう。
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ツツジノムスメ,マショウノケシン,アタタカイモチ
1987年 長野県
若者は,毎晩毎晩細い身で険しい山を越えてくる娘に疑いを抱き,魔性の化身に違いないと思うようになった。娘と関係を続けると,いずれ食い殺されてしまうのではないかと考えた若者は,娘の殺害を決意する。山中の断崖で待ち伏せしていると,娘が疾風のような速さで通り過ぎようとした。若者が踊り出て娘の体をつくと,娘は叫び声を上げながら谷底に落ちていった。その後,娘の落ちた辺り一面に真っ赤なつつじの花が咲き乱れるようになった。娘の血が花と化したものだという。
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キツネ
1938年 長野県
ある人が夕方に草刈をしている途中に狐を見つけて石を投げた。やがてあたりが暗くなり、かすかに見える明かりを頼りに寺にたどり着いた。男は葬式が気味悪くて柱の上に登って見ていたが、それは実はバラの木で体中血まみれになる。
類似事例

ジサツ,チ
1999年 栃木県
中学校の屋上に続く階段の踊り場で自殺した人がいた。夜中の12時になると、その踊り場の所が血で染まるそうである。拭いても拭いても、血の後は染み付いて消えないという。
類似事例

タヌキ
1985年 香川県
藪のほとりでしゃりしゃり小豆を洗っている音がする。すると向こう側の谷から栗の木で首吊りがあったという叫び声がした。2~3人が急いでかけつけたが、首吊りはどこにもなかった。
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