国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

トウジンガミ
1929年 長崎県
印通寺と黒崎に、流れついた唐人の死骸を祀った唐人神がある。どちらも下の病気を治してくれる。黒崎の唐人神は、流れついた死骸を葬ったところ、そこを通る人に悪さをするので、祀りかえたものである。

類似事例(機械学習検索)

(ナガレボトケ)
2002年 山口県
水死体には漁をさせる仏と漁をさせない仏とあり、悪い仏はその家を取り殺すことさえある。家人に憑いて口走ることもあり、枕元に立つこともある。ことに死体が近くに浮いているのに知らずに通ると必ず祟る。
類似事例

シニンボウ
1929年 石川県
人の死ぬ2~3日前に、死人坊というものが出る。これは檀那寺へお礼詣りするからであり、来世に落行く様子になって行くという。
類似事例

ヤツラサン
1965年 高知県
八頭さんとは、頭がうずいて八つに割れて死んだ人を祀ったもの。首から上の病に効くという。
類似事例

タツ
1974年 宮城県
人が死んだとき、タツというものが死者をまきあげてしまった。どこの偉い和尚に頼んでもダメだったが、ある貧乏寺の和尚が知恵のある人で、拝んだら棺が落ちてきたという。
類似事例

(ゾクシン)
1975年 愛知県
山の宮と同じお堂に若宮が祀られている。山伏が死んだときに近隣住民が祀ったものだが、下の病を治してくれるという。
類似事例

オニ
2002年 山口県
大昔大唐から鬼が渡ってきたので、毒酒を振るまい退治したが、3つの鬼は蓋井の森の脇で倒れ、また1つの鬼は高野の森で倒れた。その後祟りがあったので神に祀った。
類似事例

セイショウナゴン,セトガイ
1934年 徳島県
清少納言が婿に嫌われて流された。流された村で人びとが病気に苦しんでいるのを助けたいと願っていたが、あまりに病気を苦にして、あそこを切って海に棄てた。それが瀬戸貝になったという。その清少納言の死骸を葬ったのが尼塚である。そこに参ると必ずしらちが治る。下の病なら何でも治るという。
類似事例

オオカシワノレイ
1993年 岐阜県
昔、柏ヶ根地区で川の氾濫のために、墓から人骨が流出した。人骨を神木といわれた大木の根元に埋める。人の悲鳴が聞こえたりするが、木を祀ったりはしなかった。戦国時代が終わるころ、村で発狂する者や、高熱にうなされる者が現れ、神木の祟りだということになった。
類似事例

(ゾクシン)
1942年 鹿児島県
水死人を夷神として祀る。人の死骸を夢に見るのも縁起が良い。
類似事例

キシダケノオチウド
1968年 佐賀県
病気にかかった人が拝んで貰うと、大概「岸岳の落人が弔ってもらえず祟っている、石塔を建てて水をあげなさい」といわれる。山中や道端の石塔は、落人の祟りをおさえるために建てられたもの。
類似事例

タタリ,ヤマブシ
1935年 長野県
山伏が百姓に道をたずねたが、諍いになって殺された。何年か後に疫病が流行り、一人の病人が、神がかって告げるには、殺された山伏の死骸に木の根が絡んで苦痛なので、静かな場所に移してもらいたいとのことである。さっそく鎮め祀ったのが大平霊社である。
類似事例

(ゾクシン)
1973年 香川県
黒崎の下津野家で名称不明の神様を祀っていたが、一家が引っ越した後ほったらかしになっていたのを隣家の堂本家が管理して祀っている。祀り始めたきっかけは、この家の子供が交通事故にあったことだった。この家の便所が神様の方向にあったため祟りがあったと思い、便所を作り直して、神様を祀ったという。
類似事例

オナンネイサン
1996年 山梨県
身重の女性が柳沢で産気づき、亡くなった。若い集がその骨を掘り出して滝に捨てたら、その人たちは次々死んでしまった。たたりということになり、神様として祀られるようになった。
類似事例

(ゾクシン)
1978年 新潟県
葬送に関する俗信。カラスがたくさん鳴くと、人が死ぬといわれている。出産で死んだ人が出ると、流れカンジャをする。死者の着物に川の水をかけてもらうが、100人の人にかけてもらわないと死者が浮かばれないという、など。
類似事例

アクリョウ
2000年
葬儀の場に居合わせた旅の高僧が、亡婦の屍にとりついて体をなめる悪僧を目撃した。
類似事例

セキガミミョウジン
1956年 宮城県
村の用水堰が大水の度に決壊するので、相談の結果、人柱を立てるとその患がなくなった。のちに大出水があって堤が切れた時、1体の人骨が岸に打ち寄せられた。故老が往年の人柱の骨だというので、その場所に葬り、上に社を建てて霊を祀った。
類似事例

ナガレホトケ
1937年 大分県
流れ仏に出会ったときはオモテの者が死人に「漁をさせるか」と尋ね、トモの者が「漁をさせるぞ」と言う。それからオモテの者が「漁をさせるなら助けてやろう」といって、トリカジから乗せる。おろすときはオモカジからおろす。死人を無言で乗せたり乗せずに帰ったりすると悪い結果を招くといわれている。
類似事例

ガントサマ,ヤマノカミ
1999年 長野県
飯島道と牧金道が合流する地点に、願戸様と呼ばれる山の神がある。これは元々江戸時代に死んだ旅人を祀ったものだという。
類似事例

ヌケクビ
1965年 兵庫県
ダブセ(人を埋めるところ)に埋葬したが、翌日になってみると首が転げ出ていた。昆山和尚の墓の側に改葬したら、ころげ出なくなった。
類似事例

ロクジゾウ
1933年 福島県
死人がでると檀那寺よりは十三仏の掛物、箱入りの六地蔵を持ってきて床にかけ安置する。しかし六地蔵を家の中にいれぬ処もある。優待してご馳走すれば始終六地蔵が出たがって村に死人が絶えないから虐待するのである。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内