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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘビ
1930年 兵庫県
8年程前3人の炭焼きが峠で大蛇を殺した。村に帰ったことろ炭焼きたちは耳が聞こえなくなった。殺した者の妻は山で怪我をして死んだ。蛇のたたりとして人々は恐れた。

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ダイジャ
1933年 栃木県
6、70年前、山に炭焼きの一家があった。谷間で水を飲もうとすると松の木があって、足をかけたが、それは大蛇であった。村人が蛇を探したが見つからず、主人は2,3日後に病気で死んだ。杉の朽木から蛇の死骸を発見し、墓を立てて供養したという。
類似事例

オオグチナワ
1968年 奈良県
昭和18年頃、炭を焼いている人が山を歩いていたら大蛇が現れた。大蛇は人の気配に驚いて木に巻きつき、首を立てて睨んだ。その人は怖くなって逃げ出し、やっとの思いで小屋に逃げ戻った。
類似事例

ダイジャ
1932年 福岡県
本村の山に昔大蛇がいた。ある猟師が鉄砲で仕留めたが、蛇は死ぬとき「お前の命もあと一年だ」と言い残した。翌年猟師が近くに来た時蛇を仕留めた場所へ行ったところ、白骨となって残っていた。何かのはずみで骨で足を突いたが、それが原因になって猟師は死んだ。
類似事例

(ヤマノカミノタタリ)
1942年 高知県
炭焼きの夫婦は、山の神の惜しみの木を炭に焼いて、後日男は山で大怪我をして、女は長く病に臥せった。
類似事例

テングノサンオノギリ,タイボクニオノヲアテルオト,キノタオレルオト,ヤマノカイオン
1982年 新潟県
昭和10年代に村の男衆が何人かで山の奥へ炭焼きにいった。炭焼き小屋にとまっていると、遠くから大木に斧をあてる音がカーン、カーン、カーンと3斧聞こえてくる。やがて、ビリビリビリ、ドサーンと木の倒れる音がする。天狗の三斧きりというもので、音だけなのだという。音のするほうへ行って見ると、木は倒れていなかった。山の夜にはそういう山の怪音がするもんだという。
類似事例

ダイジャ
1955年 静岡県
高い所で炭焼きをしていると大蛇が襷や帯に化けて流れてきて、拾いに来た者を噛んだ。ある人が焼き石を淵に投げ入れ、大蛇は目をつぶされた。
類似事例

ヘビ,タタリ
1996年 神奈川県
大きな蛇を殺したら、その地方の人が全部具合が悪くなった。先達に聞くと蛇の祟りだという。
類似事例

ヘビ,ダイジャ
1937年 愛知県
47年前、男が犬を連れて山仕事に行ったら、犬がしきりに吠えた。見るとそこには大蛇がいた。その日小屋に帰ると、犬は泡を吹いて悶死し、男も3日ばかり寝込んだ。蛇の毒を受けたのだった。
類似事例

タヌキ
1974年 愛媛県
みよという所の炭焼きが、祭りの晩に山奥へ炭焼きに行った。薄暗くなったころに餅を取りに家に戻り、餅を小屋の中に吊り下げて寝た。夜中に目を覚まし外へ出ると、女の声がした。その声について5分ほど歩くと声が消え、小屋から離れた場所にいた。狸に化かされたと思って引き返すと、狸に餅を全部取られていたという。
類似事例

ダイジャ
1955年 山梨県
明治十七年、道志村の村民五人が馬に乗っていると大きないびきが聞こえ、巨石の上を見ると鎌首をのし上げた大蛇がにらみ据えた。村民は逃げ帰ったが、四人はそのまま長患いし、一人は悶え死にしてしまった。
類似事例

ダイジャガオコシタオオミズ
1987年 長野県
ある日,二人の猟師が本沢にやってきた。岸の茂みに大蛇がおり,恐ろしくなった若い猟師は年上の猟師の制止にもかかわらず鉄砲で大蛇の頭を撃った。大蛇は死なず,淵に飛び込んで見えなくなった。覗き込んでみたが影も形もなく,やがて淵の中からもうもうと霧が立ち昇り,真っ黒な雲が空を覆った。その日から3日間大豪雨となり,近辺の村に大きな被害が出た。5日目になってようやく晴れた。村人の中に,蛇が流れ下っていくのを見たものがおり,きっと赤沼の池の主が池と一緒に流れ下ったものだと言い合った。
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ダイジャ
1960年 石川県
大蛇ヶ谷に住んでいる大蛇を村中の人が集まって退治することになった。柴を刈り、四方から火をつけると、大蛇は首を上げては倒れ、また首を上げては倒れた。その時の響きで村中の鍋釜がみんな割れたという。
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イヌ,ダイジャ
1940年 大阪府
昔、夫婦2人で草刈をしていたところ、犬がしきりに吠えてなきやまない。とうとう2人は犬を斬り殺してしまうが、2人に迫っていた大蛇から2人を守るためにしたことだということがわかった。
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キツネ
1974年 栃木県
炭焼きをしていた人が狐を殺して料理しようとしたら、その人の妻が狐につかれた。鉄砲で威したりして、狐を落とした。
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ヘビ
1985年 山形県
目の良く見えない坊主が山の中で道に迷い、山中の洞の中で泊った。退屈なので持っていた三味か琵琶かを弾いていると、若い娘がやってきた。聞かせてくれと言う。一通り語り終わり、娘に正体を尋ねると蛇だという。子分の蛇もいて、食べ物がないので洪水を起こして村を全滅させて村人を食うつもりという。村に下りてから村人にそれを告げ、村人は対策を講じて蛇は死んだという。坊主は告げ終わると死んでしまったので、それを祀った。
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ダイジャ
1987年 京都府
大蛇が人里近くに出て人畜に被害を与えるので、猟師が退治しようと決心した。愛犬2頭を連れて山に入ると、突然犬が吠え出した。前を見ると大蛇が寝ていたので、鉄砲で撃った。退治して帰る途中、大蛇の毒気で猟師は倒れてしまった。
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ダイジャ
1981年 神奈川県
三廻部山にいる大蛇を見ると死ぬといわれていた。ある時、薪を取りに行ったお百姓さんが行方不明になり、3日後、のら着とわらぞうりだけが見つかった。大蛇が通った形跡も見つかったので、大蛇に飲まれたのだろうと言われた。
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ダイジャ
1930年 静岡県
昔、爺さんと娘が行方不明になった。村人が山を捜索していると生臭い風が吹いてきて、水風呂桶のような頭の大蛇が現れた。そこに南部六という猟師が現れ、大蛇を退治しに向かったが、大蛇に殺されてしまった。その後、南部六の双子の娘が父の横死を知り、観音の加護をもって敵を討った後、巡礼の旅に出た。村人は蛇の祟りを恐れ、高徳の坊さんを頼んで蛇骨を埋葬して堂を建て蛇骨山大蛇院と名づけた。
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ダイジャ
1985年 高知県
火打ちで大蛇の頭を切って殺しその頭を火鉢としていた。この火鉢が大蛇の倒れた時間には、音をたてて火打ちが森を向く。
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ダイジャ
1955年 静岡県
タル(淵)の上で炭焼きをしていると毎日いい娘が遊びに来る。淵の大蛇だと思って、焼き石を淵に投げ入れた。蛇は一つ目をつぶされ、信州八ヶ嶽まで逃げていき、桜ヶ池の大蛇となった。
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