(ゾクシン) 1975年 愛媛県 石鎚山の山開きの登拝者は、家にシメを張り、1週間前から精進潔斎をする。氏神に参拝してから登拝する。登拝者の留守中、豆をいると足に豆ができるから、家族は豆をいらないという。
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キツネ,タヌキ 1957年 和歌山県 野狐と狸は化ける。
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コウテン 1977年 秋田県 神室山は女が登と荒れて、冷雨続き、荒天になる。
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テング 1975年 和歌山県 午後三時以降に白山の山頂へ登と天狗にさらわれる。深夜に頂上の松から天狗の笛の音を聞く人もいる。
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ヤカンザカ 1956年 夜分坂道で、薬缶が現れて坂をころがっていくといわれた。ヤカンに野干、野狐をあてたものもある。
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ヤカンザカ 1956年 夜分坂道で、薬缶が現れて坂をころがっていくといわれた。ヤカンに野干、野狐をあてたものもある。
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(ゾクシン) 1973年 三重県 野登り観音に関する俗信。野登り観音の大祭は4月7日で、豊作の神だという。祭に参拝する人は、くま笹を必ず折っていって、田の水口にたてるとモグラがもぐらず、いい米がたくさん取れるという。牛に食べさせると、病気をしないといわれている、など。
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ノガマ 1975年 高知県 切るようなものがないところで突然大傷をすることを野がまという。旧正月の15日に鎌、鍬止めといって農具を洗って小豆飯を供えるのは、野がまにあわないためといわれる。
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ホネ 1982年 三重県 新暦1月9日は三ヶ野の小倉洋家の庭にある姫塚の祭りである。これは三ヶ野の道を造るために山の土を掘った時に出てきた骨を祀っていて、三ヶ野の女がよくわずらうので拝むようになったという。女だけの祭りである。
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ノギツネ 1930年 熊本県 野狐かいの家とは縁組をしない。
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ノギツネガミセルヒノタマ 1947年 佐賀県 野狐は真夜中と夜明け方に出る。涎を火の玉に見せ自在に動かす、若い女に化けるなどする。これを棒で殴る時は、必ず下の方を払う。夜遅く山道で妙に頭が重くなることがある。歩きつづけると必ず野狐に騙されるので、腰を下ろし、一服して小便でもすると退散する。
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ノブスマ 1975年 ある車力が石町河岸で野衾に巻き付かれた猫を見つけた。棒で打つと野衾は死に、猫は足を失った。この野衾は町奉行から上覧になった。
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クワ(ゾクシン) 1938年 鳥取県 桑は不浄木として嫌って薪としない。桑の木の根に御産の時の穢物を埋める。女の月経を根にうめる不浄の木。桑の木で御飯はたけない。
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クワ 1974年 秋田県 桑の木から落ちると3年以内に死ぬ。
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オキミヤゴンゲンサマ 1986年 愛媛県 用の山の山本登家では倉の横にオキミヤ権現様を祀っている。昔、侍が今の祭場のあたりに立っていたところ、遠くから弓矢で打たれて死んでしまったといい、その侍を祀っている。
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クワノキ,シ,(ゾクシン) 1916年 滋賀県 桑の木から転落すると3年目に死ぬ。
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ヒトステバ,ハナシゴエ,ウメキゴエ 2001年 青森県 登切の家口の辺りは、真昼でも薄気味悪いようなところであるが、ここは、60年以上前には、老人や私生児、間引児などを捨てた場所だったのだという。夜の丑三つ時ともなれば、人の話し声や呻き声がしたらしい。
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ヌケガラ,クワノキ,ヒトノカワ 1976年 新潟県 6月1日をムケの朔日ムケノツイタチという。この日は年内に死ぬ人の皮が桑の木に下がる。また、桑の木の下で人の皮を見ると死ぬ。それでこの日は朝早く桑の木の下に行ってはいけない。
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キツネ 1976年 岐阜県 美濃国である男が野の中にいた女を妻にした。やがて男の子を生んだ。ある時家の犬が子を生んだがその仔犬が女を喰おうとした。すると女は正体を現し野干になった。
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イシノクツ 1974年 福島県 奥州菊田郡泉村に判官屋敷というところがあり、むかし磐城判官の正氏が住んでいた。その召使いであった苔野という女が身投げした淵があり、「苔野が淵」という。潮が引いた時に淵の底を見ると、石の上に石の沓があるという。これは苔野が身を投げた時にはいていた沓が石になったのだという。
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ヤコ 1973年 鹿児島県 野狐がいたが、「日清日露戦争に行ってしまった」という者もいるように、全く見つからなくなった。
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