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検索対象事例

キツネ
1999年 滋賀県
昔、牧のオンバのキツネ谷に村の女達が柴を刈りに行くと、悪い狐がいて騙して困った。そこで小祠を設け、稲荷さんを祭祀すると狐の気が納まったのか、それっきり騙さなくなった。

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フルギツネ,タヌキ
1984年 長野県
急に飛び出した狐を馬が踏み、狐は一目散に帰っていった。以来林では美女がくれた重箱を家に持ち帰ると中身は馬糞であったという狐に化かされる噂が立った。そこで村人は稲荷様を祀るようになった。葬式の真似をする狸もいた。
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キツネ
2003年 山梨県
十郎という人に化けたキツネがいたずらを繰り返していたが、村人は祠を建て、祀ったら、いたずらをするのを止めたといわれる。
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レイ,イナリ
1978年 愛知県
旅人を泊め石の枕で殺して物を取っていた老婆が死んでから祟るので、里人は祠を建てて祀った。後に稲荷と呼ぶようになり村の産土神になった。
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キツネ
1975年 島根県
畑の作物が盗まれるのを防ぐために、稲荷社からヤツテさんという狐の像を祀っておく。そうすると、盗みに入ったものは足が立たなくなるという。怨恨をはらすためにも祀られる。
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キツネ
1977年 東京都
元禄の頃、本所小梅の稲荷の社に狐が住んでいた。近所の茶屋の老婆が呼ぶと姿を現すが、他の人が呼んでも出てこなかった。
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レイ,イナリ
1977年 愛知県
旅人を泊め石の枕で殺して物を取っていた老婆が死んでから祟るようになったので里人が祠を建てて祀った。後に稲荷と呼ぶようになり村の産土神になった。
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キツネ
1974年 神奈川県
相模国三浦に大多津が崎というところがあり、おみい女という狐がいて、よく源頼朝の時代の話をしたり、美女に化け人を惑わしたりした。ある農家に伝来する鏡を恐れたので人が化かされるとこの鏡で正気に戻した。祠を建てて祭ると現れなくなった。
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キツネ
1984年 山梨県
母(1873年生)から聴いた話。境川のマエダ集落の人が甲府への行き帰りによく狐に騙された。あるお爺さんが狐の好物を持っていたら子供に化け出たので、馬にしっかり縛って捕えた。村人が集まって、正体を見せた古狐を殺そうかと相談していたら修行の坊さんが通りかかり、命ばかりは助けてやれと言うので助けてやった。捕まったのは雌狐で、坊さんはその番いの雄狐が化けてきたものだった。以来、その狐は人は騙さず、稲作の害になる鳥などを食べて村を助けるようになったので、狐川稲荷として祀った。
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キツネ
1939年 秋田県
男が道を歩いていると、行く先々で行き止まりになった。男は狐だと気付き、負けるものかと歩いたが、とうとう降参してお稲荷様に礼拝すると正気づくことができた。
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キツネ,イナリ
1975年
橘枝直という男の宅地の辰巳の角に、稲荷の祠があった。飼っていた小鳥が何度も失せるので、怪しんで祠を取り除け、そこにいた子狐たちを老奴に命じて川に流し祠を焼き捨てた。するとその夜から老奴が物狂わしくなり、親狐が取り憑いたようになって騒いだ。枝直が宅地内の祠は自分の権限下にあると主張し、小鳥を盗んだ非を責め、恨むなら老奴ではなく自分を恨めと言ったところ、親狐は離れた。
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イナリサマ,キツネ
2001年 青森県
某家では、家人の夢の中で稲荷様が「祠を建てて祀ってくれ」と言い、また家の裏山でキツネがコンコンと夜ごと鳴いた為、祠を建てて祀った。
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キツネ
1981年 和歌山県
戦後の食糧難の頃の話。裕福な家に餅米と小豆を買いに行った女の人の目にその家の稲荷の祠が御殿のように見えた。帰ってから一升ほどの餅米を1人で食べてしまい、赤ん坊と女の人がゲラゲラ笑い出したあとで肛門が痛いと言い出し、最後には拝み始めて「われこそは稲荷大明神」と唱え始めた。夫は妙見様の洗米を頂いてきて食べさせたり、天井や床に見えるという赤や黒や銀色の狐を女の言うままに木刀で叩きまわった。7日ほどして正気に戻った。稲荷が粗末にされていたので、たまたま来た女に憑いたという。狐は人に憑くとき入る場所を探してくすぐるので、探られた者は笑うのだという。
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キツネ
1973年 岩手県
野田集落のある旧家は、狐に祟られて病人が絶えなかったので、稲荷神社を祀った。今でも稲荷の周囲で時々狐が見られると言う。
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キツネ
1974年 京都府
昔、京の北にある船岡山に夫婦の老狐がいた。夫婦も5匹の子も異相であった。夫婦は5匹の子を連れて稲荷山に参り、稲荷の眷属になりたいと誓願した。すると明神がそれを認めたという。
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キツネ,オナバケハラ
1913年 茨城県
昔、老狐が猟夫に狙われて逃げ、百姓の家に入って助けられた。老狐は、その恩に報いようと、美人に化けて百姓と夫婦になり、二男一女ができて睦まじく暮らした。ある冬の夕、爐を囲んで話をしていると、ふと末の女の子が1首の歌を遺して姿をかくしてしまった。それからこの辺りを女化原と呼ぶようになった。女化稲荷は老狐を祀ったものだといわれている。
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クダギツネ,コックリサマ
1991年
狐が神様として祭られているところが、稲荷神社である。それがどのようにして宗教となったのかは分からないが、私達の生活の中に狐はたくさん出てくる。例えばクダ狐やこっくりさまなどである。
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キツネ
1995年 長野県
稲荷神社から狐を借りると、その狐が蚕を運んでくる。
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イナリ,(タタリ)
1989年 長野県
昔、ある家の先代が、災難が続くのに耐えかねて行者に易をみてもらった。すると、所有地の一隅にあるお宮に障りがあり、それが祟っているということだった。調べてみると、小作してもらっている家の稲荷社の祠の屋根に風で倒れた木が覆い被さっていた。それを取り除いて油揚げを持っていき礼拝すると、災難はなくなった。以後、その祠を祀るようになったという。
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キツネ
1991年 奈良県
大正12年の頃、狐が棲んでいた所を造成して学校の敷地にした。そのお祝いに、自転車競技をした。そうしたらにわかに大嵐が来て、テントから何もかも飛んでしまった。狐の祟りだと言われた。そんなことがあったので、お稲荷さんを祀った。
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キツネ
1936年 岩手県
桜の下に黄金があるという言い伝えを信じて掘ってみると、狐の穴を掘り荒らしてしまい、お叱りをこうむって心狂ったので、稲荷神社を建てた。
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