ヌレオンナ 1991年 静岡県 夜、国道150号を車で走っているとずぶ濡れの女性が立っている。車に乗せるといつのまにか消えていて、シートが濡れている。
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キツネ 1938年 長野県 ある人が酒に酔って車を引いていると湯前に出たので、何気なく手拭を持って入った。朝になっても帰ってこないので家の人が迎えに行くと、その人は大きな「溜め」を出たり入ったりしていた。
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キャク 1989年 山梨県 タクシーが青木ケ原で客を乗せ、指示された場所で料金を貰おうと振り返ると客の姿は消え、座席が濡れていた。
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シノヨチョウ 1946年 下宿屋に帰る途中で靴の紐が切れ、縁起でもないと思っていたら、乗った自動車が田んぼに落ちた。下宿屋に帰ると誰かが死んで大騒ぎしていた。
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(ユウレイ) 1989年 静岡県 大きな被害が出た狩野川台風の後、熊坂で幽霊を見た人がある。タクシーの運転手が夕方、若い女を乗せて熊坂まで来ると、客席の女は消えて、客席はしっとりと濡れていた。運転手は恐ろしさのあまりオッカイヤミして、3日ほど寝込んだ。
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アオイテ 1999年 栃木県 山道を走っていた車がガソリンスタンドで休憩を取った。乗っているうちの2人が買出しに出かけて車に戻ると、車に残っている人が青い手に足を掴まれて動けなくなっていたので、2人は逃げ出した。再び車に戻ると人はいなくなっていた。
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キツネ 1938年 長野県 昭和7、8年頃、ある人が夕方に役場から家に帰る途中、何もわからなくなった。家に帰ると下半身がびしょぬれになっており、川の中を歩いたのだと気付いた。
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コウツウジコ,オンナノヒト 1986年 東京都 青梅街道の十字路で、女の人が交通事故で死んだ。その後、十字路のガソリンスタンドで、白い着物を着た女の人が手を上げてタクシーに乗った。目的地に着いたので後ろを見ると姿がなく、座席が濡れていた。
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ヨミヂカヘリ 1944年 新潟県 ある人が仮死状態に陥った時、まっすぐな道を歩いて行って大きな川に行き当たった。この川には船も渡し守も橋もなく、どうして渡ろうかと考えているうちに呼び声がし、蘇生した。
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カベ,カオノヨウナカタチ 1986年 東京都 公園の坂で三輪車で遊んでいる時、転んで壁に頭をぶつけ、壁に血がついた。怪我が治ってから行ってみると、壁に顔のような形がついていた。
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フナユウレイ 1928年 朝鮮 海を航行中、向こうからやってくる舟があり、衝突を避けるためにいろいろ策を講じるが、両舟とも激突は避けられないコースに入ってしまった。ついに激突かと思ったが、衝撃はいつまでたってもなく、舟の姿も消えていた。汽船の舟幽霊だと気づいた。
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オンナノヒト 1989年 山梨県 お姫坂を登っていると向こうから女の人が来た。轢きそうになったのでよけると交通事故を起こした。人が集まってきた時には誰もいなかった。
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ユウレイ 1962年 鹿児島県 女の人を乗せた運転手が、ジョウゴの川でその人を降ろした。女の姿は川のあたりで消え、戻った運転手も熱病にかかって死んでしまった。
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キツネ 1938年 長野県 暗い山道での帰り道、仲の良い人に出会って一緒に帰っていると、同じところをぐるぐる回っていて、途中で湯に入ったりしているうちに夜が明けた。気付くとその人はそこにはおらず、獣の毛がたくさん落ちていて、お湯だと思っていたのは小さい沼だった。
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キツネ 1966年 山形県 昔ある人が、町から自分の家に帰る途中なのになぜか家に着いてしまった。家の人が風呂に入れと言うので入ったが、ごおーっと音がして、気付くと川の中であぐらをかいていて、前を水がどんどんと流れていた。冬の雪の中でとんでもない目に遭ったが何とか助かった。
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キツネ 1950年 新潟県 雪が積もり道に迷って堀に落ちて困っていると、突然婦人と子供が現われ、言われたとおりについていった。すると茶屋にたどり着いたが婦人と子供の姿は消えた。茶屋には婦人と子供が入浴していたが、まったく外出した覚えがないといった。おそらく狐だろう。
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(リンシタイケン) 1982年 群馬県 脳溢血で倒れて、ふと気付くと河原を走っていた。向こう岸はお花畑で女が手招きしている。渡ろうとしたらムラの人に大声で引きとめられた。気付くと正気に戻った。
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(リンシタイケン) 1992年 宮崎県 薄黄色の川原に行くような、朧な感じで船に乗っていた。誰かに呼び戻されて船から下りると、夢から醒めた。そのまま乗っていたらあの世にいってしまったろう。
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(ユウレイ) 1989年 静岡県 大きな被害が出た狩野川台風の後、熊坂で幽霊を見た人がある。雨の降る夕方に、古い友人と出会い、立ち話をした。訪問を約束して別れた後、その友人が水害で死んだはずだと思い出し、振り返るともう姿はなかった。
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キツネ 1939年 青森県 対向から勢いよく馬車が突っ込んできたので、自分の馬車を下げてやり過ごした。しかし道路が悪く、下の小川へ落ちてしまった。見ると、今来た馬車はなくなっていた。
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