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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

トケイ
1986年 東京都
家の押入れに壊れた時計を逆さにして入れておいた。ある夜、突然ボーンと鳴って、かちかちと動き出した。押入れを開けて見るとやはり動いていた。取り出そうとして持ち上げたら下に落ち、粉々に砕けてしまった。

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キツネ
1972年 千葉県
狐がニワトリを取りにくるので、台所にニワトリを集めておいた。それでも狐がニワトリを一匹咥えて逃げていくので、追いかけようと玄関の戸を開けたつもりが、化かされていて押入れの戸を開けていた。
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オオドケイ
1986年 東京都
女子高の大時計は、昼間は普通の時計だが、夜になり4・6・8などの偶数の時間になると、針のところに人の顔が映る。実際に見た人もいる。
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テング
1937年 福井県
叱られたので外の豆がら畑にいると、夜になって家の人が捜し回った。家の中をくまなく捜しても見つからなかったが、押入れを再度探すとそこにいた。高い木の上にいた天狗が、木から家に連れて入ってくれたのだと言われている。天狗に隠されていたのだろう。
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〔オオクラノキャク〕
1968年 愛媛県
大晦日の晩、きみという信心深い女が火の番をしていた。火が消えたので困って外に出ると、葬式が通っていた。火種をもらうと、棺桶を置かせてくれと言われる。棺桶を押入れに入れておくと、夜が明けると、金になっていた。きみは寺を建て、生き仏になった。
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アカゴ,ナキゴエ
1939年 新潟県
外国人と日本人の間にできた子供が死んだので、この夫婦は町を去った。残った屋敷からは赤子の泣き声が聞こえ、調べてみると押入れの中に子供の骨があったという。夫婦は葬ることができなかったのだろうと、村で葬ってやることにした。
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(ゾクシン),ノロイ
1998年 静岡県
おおきなのっぽの古時計を歌うと、呪われる。
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カミカクシ
1975年 高知県
3、4歳の子どもが行方不明となり、一里も離れたところで発見された。知らない者が連れていったと語ったという。また、春代という娘が6日間もいなくなり、7日目に押入れで発見されたことがあった。坊主のようなものが連れていったと語ったとのこと。
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カマ
1976年 岡山県
備中吉備津宮で巫女が釜の下に火を焚いて、洗い米をひとつまみ入れ、水を入れて沸かすと、いつも釜が動く。神が受け入れれば、雷のように鳴り動くという。
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トケイ
1948年 高知県
知り合いの舎弟が亡くなったとき、愛用していた腕時計も同時に止まった。その後、時計屋を2軒ほど回って、やっと動くようになった。
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サカサバシラ,タタリ,(ゾクシン)
1915年 宮城県
逆さ柱は祟るといわれている。
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キツネ
1939年 青森県
夫が家に帰ると妻が押入れに隠れていた。何事かと聞くと「畜生、畜生」といいながらゲーゲーと物を吐いている人が近づいてくるのが怖かったのだという。狐は酔っ払いに吐かせて食べるのが好きで、人の前に座るとその人は吐くといわれている。
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(シノゼンチョウ)
1982年 群馬県
仏壇で鉦が鳴った。病人がいたので、「○○ならもう一度叩け」といったら、また鳴った。
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タヌキ
1966年 静岡県
山に行っていた夜、山石がコデコデ動く音がした。翌朝見たが、まったく動いていなかった。タヌキの仕業。
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イシノセイ
1930年 岩手県
橋に夜な夜な妖怪が現れて人々を悩ませた。ある男が刀で斬りつけると、近所の大日堂の石が切り砕けていた。石は橋の袂で砕けていて、1尺だかりの青石であったという。
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サカバシラ,ヤナリ,(ゾクシン)
1916年 岐阜県
逆柱をたてると家鳴がするという。
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ネコ
1968年 佐賀県
死者を寝かせた上には、箒を逆さにして置く。死者の上を猫が飛び越して猫の魂が憑くと死人が動き出すので、そうさせないため。
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ウチワタダノキ
1939年 香川県
道にザワタが落ちている。拾おうとすると動き出し、しまいに空に上ってしまう。これをウチワタダノキ(打綿狸)という。
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スイコ,カハラウ
1974年 熊本県
肥後国にはかわろうが多くいる。年に1回は必ず人を海中に引き入れて、血を吸って、死骸を返すという。この屍を棺に入れず、葬式をあげず、ただ板の上に載せて、草盧を結んで取り入れ、香花を供えずにおいておくと、その人を捕ったかわろうの身体が壊れ斃れるという。身体が壊れる間、死骸のほとりを悲しみ泣き巡る。人はその姿は見えず、泣いている声だけ聞こえるという。
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イナリ
1977年 青森県
白坂家の稲荷は昔、白坂家の先祖が盛岡に行った帰りに、白装束で迎えに出たが、馬が驚いて稲荷を撥ねてしまった。起った稲荷は田の稲を逆さにしてしまった。白坂家は困って人を頼んで植え直したが、実は稲は逆さに見せかけられていただけで、実は逆さになっておらず、かえって家の者が手間暇かけて稲を駄目にしてしまった。
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(ゾクシン),ネコ
1933年 愛知県
猫が死人をまたぐと死人が動き出すという。
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ヨバイボシ,(テングボシ)
1980年
昔、こすげ野の御狩に随伴した際、丑三つ時に大きな流れ星が降る途中に砕け、多くの星となって飛び散ったという。砕けた時には大きな雷鳴がとどろいた。これは天狗という星だろうという。
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