ダイリュウセイ 1976年 中国 献帝4年6月6日、天狗星が北に行った。音のするものを天狗といい、音のないものを枉矢という。
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テング 1976年 元来天狗とは星、夜叉飛点、山神、獣、山魅(こだま)、寃鬼(ゆうれい)のことであった。今天狗というのは天魔のことである。
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テング 1974年 天狗は災禍を司る。しかしこれは天狗星の類ではない。天狗は一種の鬼神であり、福が満ちている事を自慢する者を妬み災禍を加える。天狗の災いには必ず理がある。
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ヨバイボシ,(テングボシ) 1980年 昔、こすげ野の御狩に随伴した際、丑三つ時に大きな流れ星が降る途中に砕け、多くの星となって飛び散ったという。砕けた時には大きな雷鳴がとどろいた。これは天狗という星だろうという。
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テング 1974年 天狗とは星の名であり、日本で言う天狗とは違うが、中国にも似たものがいる。蜀の寺で法事があった時鵰鶚(ちょうがく)のようなものが子供をさらった。後日発見された時は魂が抜かれたようになっていた。又、中国でも山の名を神霊の名とする。
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テング 1964年 滋賀県 夜に口笛を吹くと、天狗が現れるという。
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テンビ,ヒノタマ 1940年 岐阜県 天火は火の玉で、ふいに夕方空を通る。大きい音がする。夏に出る。
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テング 1985年 高知県 天狗は様々な音を出す。木を倒す音や、鉄砲を撃つ音、太鼓をたたく音や、虫送りをする音などである。
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テング 1976年 今いわれている天狗は500~600年前に僧が言い出したのものであり、夜叉飛天を天狗というものにもとづいて魑魅魍魎を天狗といっていたのが転じて放漫、破戒の者などを天狗つき、また天狗と名付けたためにできたもの。
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テング 1974年 滋賀県 天狗は月夜の晩に笛を吹く。天狗がとまる木は丸くはげている。
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グヒン,テング 1915年 岐阜県 狗賓を天狗様とも言う。深山に住み、夜は火の玉を灯して人を驚かす。天狗様の宿所と言われる大杉が何本かある。夜中に山道を歩いている時、笑う声がするときは天狗様が機嫌が良い印である。機嫌が悪い時は山の上から小石や砂を落とす。このようなときに山道を歩くと災難に遭う。
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トビモノ,ヒカリモノ,テンピ,ヒトダマ,ワタリビシャク 1956年 夜空を飛ぶ流星や、もっと近いところを飛ぶ火のこと。地方によってはコンニャク玉が光ってとぶといわれ、また山鳥が夜飛ぶと光るといわれた。丹波の山村では、光り物にはこのテンピ、次にヒトダマ、次に蒼白い杓子形のものがふわふわ飛ぶワタリビシャクがあるという。
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テングサマ 1956年 山梨県 山に木を採りに行った帰り、頭上をヒューと音を立てて通ったものがあれば、それは間違いなく天狗様だという。天狗様は、鼻が高く、羽根を持つ。
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テングツブテイシ 1938年 福島県 夜、雨戸などに石のあたる音がする。天狗が度胸試しに石を投げつけるのだという。天狗礫石と呼ばれる。
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(テングボシ) 1980年 『日本書紀』に流れ星のことを指す天狗星を、あまつきつねと読んでいるが、年代記という書物には鼻が長く翼がある男性が、羽うちわをもって星に続いて飛んでいる絵が描かれている。
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テング,(ゾクシン) 1942年 富山県 夜、子どもが道を歩くと天狗が連れていく。また、電気が点いてから山へ行くと天狗が連れて行く。
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テング,チク 1977年 天公は天狗のことである。『愚管抄』に「天狗地狗のしわざか」とある。
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テング,テングツキ 1976年 天狗つきとは浮薄にして虚乱している人を馬鹿にして狐つきというようなもの。ゆえに野干天狗、狐天狗、天狗地狗など並べて言う。
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テングサマ 1995年 島根県 天狗さまの住んでいらっしゃる天狗山がある。風が吹いていないのに、大風のように山が鳴ることがあり、天狗さまの羽音と呼ぶ。ごうごう言うところでは、木がひっくり返りひっくり返りしながら動く。
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テング 1981年 和歌山県 天狗が飛ぶときにはゴーというもの凄い音がするが、人の目には見えない。
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