メイドウ 1976年 京都府 将軍塚は変があるとき必ず鳴動する。筆者が幼少の時、地震も無いのにこだまのように聞こえたことがあった。ある和尚の話によれば、天明6年4、5月頃から鳴動を続けたという。怪しんでいると、9月6日の夜丑の2刻に鼓のような音が聞こえた。天明8年の大火の前兆だろうか。
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ショウグンヅカ 1982年 京都府 享保15年4月頃、東山将軍塚が毎夜2度程鳴動するという風説がある。賀茂川辺りの者の話では、家をゆすっているようであると言う。
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メイドウ 1976年 京都府 平家都落ちの時、将軍塚が鼓のような音を立てて鳴った。
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イシヅツノオト 1982年 京都府 文政13年7月の京都大地震の際に、前月26日夜に丑寅の方角へ石筒のような音が聞こえたという。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保12年3月1日夜5つ半刻、光り物が東から西へ雷のような音をともなって飛んだ。
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メイドウ 1974年 京都府 京都の東山の花頂山の峯にある将軍塚は国家に障りがあるときは鳴動するという。
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コシャ 1976年 京都府 城松という名の瞽者は、音律に詳しく、尺八が上手であった。滝に向かって吹いたら、滝の音が聞こえなかった。慶長の初め、ある朝突然と、風水に異声があるので、何かの異変があるだろうと語った。その夜、大地震が起こった。
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ヒカリモノ 1982年 享保12年2月15日朝、光り物が東から出現して雲に入った。大きな音がした。
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ヒ,カミナリ 1974年 寛政2年2月14日、昼未刻に雲がないのに雷が鳴った。近江や丹波・摂津でも同様であったという。南方の空に大きな火が飛んでいるのを見た人がいる。
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モリバヤシ 1975年 神奈川県 享保のはじめ頃、武州・相州の境の信濃坂で、毎夜囃子物の音がした。見物人が江戸などから集まった。音は産土神の森の中から聞こえており、時には自然とかがり火が焚かれる事もあった。朝になってから見に行けば青松葉の枝が燃えさして落ちていた。夏から秋冬にかけてこの事があった。春の終わりにいつともなく止んだ。
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(ヒカリモノ) 1982年 享保15年9月10日夕暮れ、丑寅の方角より、長さ1間余り、幅1尺程の光り物が現れて未申の方角へ飛んだ。その音は地震のようだった。
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ジンダイコノオト,ナナフシギ 1929年 愛媛県 城の南方、南郷という原で、毎年8月の深夜になると陣太鼓の音がきこえる。(松山七不思議)
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カイチョウ 1974年 寛政七年八月、宮中で毎夜犬の鳴くような声が聞こえた。のぞいてみたが姿ははっきりとしなかった。
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ヒレキ 1974年 京都府 寛政7年2月20日頃、烏丸下立売の人家に、昼夜いづくともなく石の打つ音がした。家内の者が怖がっていたが、周囲の武家屋敷でも同じ事があった。降ってきた石はそのあたりにある石であった。
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テングノハヤシ 1938年 群馬県 仲木山では6~9月にかけて不思議な音が聞こえる。鳴るのは2ヶ月に1度程度で、薄曇りの日の夜7時頃から明け方3時頃まで聞こえる。笙や三味線のような賑やかで浮き浮きした音色で、付近の人々は「天狗さんの囃し」と呼んでいる。
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ヒサメ,ホラガイ,カネ 1980年 文政の或る年の5月に、黒雲が館林の方から起こって南に向かった。ところが沢飯野という場所で法螺貝を吹き、鐘を大いに鳴らしていると、黒雲は忽ち東に逸れて行き、別のところで激しく雹を降らせたという。雹が降ったときは物を鳴らして追いやると早く無くなるといわれている。
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テングサマノイサミ 1997年 愛知県 明治初年頃、よく凪いだ静かな夜には「天狗様のいさみ」が聞こえた。氏神の松や山の神の松のてっぺんから、きれいな笛の音が聞こえてくるのをこう呼んだ。複数の人間が同時に耳にすることもあった。大抵の者はこれを聞くと急いで家に逃げ込んだ。
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セイウ 1980年 福島県 寛政10年(1798)10月29日の夜に、甚だしく星が飛び、まるで星の雨のようであったという。また江戸でも同じことがあったという。
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(リュウセイ),(ナガレボシ) 1982年 貞享2年2月22日、流星が辰巳の方から戌亥の方角へ流れた。その音は雷のようであった。
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(ソラニアラワレタモジ) 1982年 享保14年8月17日寅の4刻より、東方日の出る辺り3、4町程の間が一面赤色となり、その中に「蚕裳茷日国」という6字がほのかに現れて暫くして消えた。直接は見なかったが、世上にこの風説があるので記す。
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