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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ホケキョウ
1976年 東京都
文化7年10月の事。江戸の深川北川町の海中で法華経が発見されて、町奉行所へ届けられた。法華経の奥書には宝暦7年12月書終とあった。

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リュウジン
1974年 宮崎県
日州飫肥領の井津という場所に児島という島があり、昔から弁財天があり、中頃より虚空蔵を安置していた。昔は地続きであったが大風雨によって道路が切れて離島となったので、土地の漁師が漁場を失い困っていた。ある日漁師が禅宗の寺へ行き、和尚に相談すると、和尚は漁師の事を思いやって一書を与えた。漁師がその書を石に括って海に投じたところ、その夜に風雨震動著しく、翌朝見ると陸続きになっていたという。その書は偈であり、虚空蔵をたたえていた。
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フナユウレイ
1973年 富山県
昭和二十五年に機械船が北海道で沈没した。その辺りを他の船が通過すると沈没したはずの船が現われ、平行して走り出す。港の近くまで来たら大音響とともに消え失せた。その後十日間も同じものを皆が見た。札幌の僧に法華経をあげてもらうと出なくなった。
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アマゴイ,リュウグウ
1935年 香川県
ある旱魃の年、法泉寺の住職は、海に漕ぎ出し、一通の書状を海に投じて、雨を降らせた。その書状は龍宮につかわしたのだという。
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ネンブツイヌ
1974年 東京都
文化12年頃、江戸の本町河岸に奇妙な牝狗がいた。この狗は常に法師などが軒先で木魚を打ち鳴らして読経念仏していたら、その後に付いてワアワアと吠えながら数町も送りゆくという。人々は念仏いぬなどと呼んでいた。ある武家の人がこの狗を飼おうといてもらい受けた。鉦鼓読経の声も聞こえず、他の犬と変わらなく、数年して病気で死んだという。
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ニチレンショウニン
1955年 秋田県
日蓮上人が佐渡へ流されたとき、宗派の再興をかけて南無妙法蓮華経の題目を書いて海へ入ると、浪の上にその七字の名号が現れた。佐渡の金山で法華の題目を唱えると金脈が見つかり、念仏を唱えると忽ち出なくなるという。
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ジゾウサマ,コウミョウ
1981年 広島県
昔、薬師の所にあった地蔵を漁師が持って帰ろうと思い、シノベの海まで背負って行ったが、重くなって船に乗れず仕方がないので海に捨てた。ある日人が海辺を通っていると海中が光っているので近付くと地蔵があった。それを薬師に返しに行った。
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ニンギョ,リョウトウノカメ
1975年 佐賀県
延宝5年10月、肥前の唐津の海上で人魚と両頭亀が捕れた。執権争いの時には両頭亀が出ると古文にある。
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ジョチュウ,ボウレイ
1982年 島根県
妙見谷の奥の茅原という家の女中が皿を割り首をくくった。その亡霊を鎮めるため法華経を埋めたのがお経の松である
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コボウシ
1934年 長崎県
10年前、漁に出ていたら船に小法師が上がってきた。船は進まなくなったが、一心に経を読んだら助かったという。
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(ササウオ)
1980年 岐阜県
淡海立綱という人が浪花の蒹葭堂を訪ねた時に、飛騨の山川で獲れた笹魚というものを出した。それは少し笹の葉が変化しかかったものや、まもなく魚になるものまで集められていたという。
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アマゴイ,リュウジン
1922年 香川県
早魃のときに藩主の命で法泉寺の了応和尚が雨乞いをした。和尚が槌の戸(大槌と小槌の二島の間)で海中に書附を投げ込むと4日間雨が降り続いた。龍神に手紙を遣わしたからであるという。
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ニンギョ
1976年 大阪府
摂津国堀江で、推古天皇27年に、人でもなく魚でもない物が網にかかった。
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カッパ
1955年 鹿児島県
河童が子どもをさらうとして恐れられる場所に突き立つ岩があり、その上で座禅を続ける和尚がいた。ある年の暮れ、和尚の前に7、8歳の男の子が現れて寺の書物を欲しがった。それを河童の化身と和尚が見抜くと、河童は正体を現した。和尚が本を与えると、その礼として河童は水難を逃れる剣を和尚に渡した。
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ボウレイ,ニチレン,イシ
1935年 山梨県
石和町に流れる鵜飼川の畔に住む勘作という孝行者が、貧乏故に殺生禁断とされる観音寺の境内で魚を捕り、それを母に食べさせた。怒った寺僧は勘作を殺し、それをどこかに埋めたため、夜な夜な勘作の亡霊が現れて人々を悩ませたという。しかし文永11年に付近を通った日蓮がその霊を慰めるため、12374個の石に経文を書いて川に投じたという。この石を葉でさすると自然に水が染み出るという。
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ホケキョウ
1975年 京都府
聖護院が仮の内裏として使われて、後に仮殿に渡御した。翌日聖護院の仮の内侍所とした広間の袋棚に、法華経一巻があった。本来は寺院だから、もとはそこに置かれていたのだろうが、先月まで内侍所として使われており、経も除けられていたはずなのに、再びそこにあったのは奇怪なことだ。
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サバ,ツエ
1925年 奈良県
東大寺で華厳会が行われたとき、天皇の夢のお告げにより、鯖を入れた竹籠を荷った老翁が読師になった。供養を終えると鯖は華厳経になり、杖は成長して木になった。
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オニ
2004年 徳島県
法然が四国に流された時の話。兵庫の浦で,一行の舟が大波に遇う。どこからともなく赤白の二鬼が姿を現し,上人はこれを教化する。しばらくして,上人の所に二鬼が父母を伴って再び姿を見せ,教えを乞う。上人が十念と仏画を与えると,鬼の親子は山中の断崖から捨身往生を遂げた。上人は遺骨を取り集め,阿波に鬼骨寺を建立して菩提を弔った。
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ボウレイ
1980年 神奈川県
お盆に舟で荷物を運んでいると、突然、櫓が動かせなくなる。何とか荷物を送り届けて和尚に話をすると、運んでいた荷物の中にありがたい経文があり、それに海にいる亡霊が付いたのだろうと言う。
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セキヒ
1976年 静岡県
遠江で、地引網に魚の獲物はかからず、代わりに一つの石碑がかかった。洗うと豊島氏の古い印があり、網を引かせていた水野氏のもとに持ち帰ったものの、様々な怪事が起こるので、豊島家に送り安置することになった。不測(ふしぎ)の事なので豊島氏開基の寺の住僧に子細を尋ねたが、相違ないという。
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ニンギョ,リョウトウノカメ
1976年 佐賀県
延宝5年10月、肥前国の唐津の海上で人魚が捕れた。また、両頭の亀も捕れた。執権が威を争えば両頭の亀が現れるという。
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