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検索対象事例

フジノヌケアナ,〔ビワコ〕
1982年
孝霊天皇の時、駿河国の富士山は一夜のうちに出現した。それと同じ時に近江国に大きな湖(琵琶湖か)ができたという。

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(ビワコ),フジサン
1983年
孝霊帝の4年に、淡海の国では地面が裂けて湖水となり、同時に富士山が出現したという。都良佳富士記という書物にも、富士山が一夜にして現れたと記す。
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ビワコノツチ,フジサン,ミカミヤマ
2001年 滋賀県
孝霊帝の御宇に神が一夜にびわ湖の土で富士山をつくったとき、夜明けになったため少し残した土が三上山になった。
類似事例

カミ
2001年 滋賀県
孝霊天皇の治世5年目に、淡海国で地が裂けて、湖に満々と水が溜まった時、石辺の大連がその地裂を止めようと思い、神に助けを求めて杉や松を多く植樹した。すると霊験あらたかなことに、忽ちにしてそこが森林となったという。
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ダイラボウ
1993年 静岡県
大男のダイラボウが秋の夜長のいたずらに作ったのが琵琶湖。そのとき掘った土をつんで出来たのが富士山。そのときうっかりもっこからこぼした土が藁科のダイラボウ。
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フジサン,オウミノチ,ミズウミ
2001年 滋賀県
昔淡海国に善積郡があったが、孝霊天王の御宇一夜に淡海の地が裂けて湖となり、駿河国に富士山が出現した。善積郡は湖となり、磯村一村だけが残った。これがいまの坂田郡小野荘に属する磯村である、と森川許六が『俳諧文選』の湖水の賦に記している。
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(キョジン)
1993年 静岡県
ぼっこ田、ぼっこ山は、昔琵琶湖からボッコ(モッコ)で土を運んで富士山を作ったときにこぼれてできた。
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オロチ
1971年 滋賀県
近江の国、栗本郡と野洲郡の境に大川があった。三上山で2川に分かれそのうち南川は土山に当り大渕となっていた。その渕に昔から大蛇が住んでいて、近辺の住民は困っていたが手の打ちようがなかった。嵯峨天皇のとき、雷が鳴り天地振動することがあり、時の博士が占うと先の大川に住むおろちが天皇の命を奪おうと振動させているということだった。そこで天皇は近辺の農民を招き大蛇を退治すべしと命令した。近隣農民数万人が打寄ってついには退治した。その時の出来事から様々な地名がつき、また褒美として大光明寺を給わった。
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ヤマオトコ,ヤマバンバ
1963年 山梨県
峯から峯をひとまたぎにし、塩山と石森山を天秤棒にかけて担いだり、一晩で本栖湖を掘り、富士山を築き上げた。
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ダイダラボッチ
1992年 静岡県
昔巨人が富士山のような山を千頭に作ろうと土を運んでいた。夜明けが近くなったので土を掘り出して行った。その土が丘となって残っている。また大井川を一跨ぎにして水を飲んだ時の足跡が遠州と駿河にそれぞれ足窪と名づけられ残っている。
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ダイダラボッチ
1993年 静岡県
井伊谷村の三合山は、ダイダラボッチが琵琶湖の土をもっこに入れて富士山を作ろうとして、こぼしてできた山。
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ヤツガタケ,フジサン
1989年 長野県
昔は富士山よりも八ヶ岳が高かった。ある時阿弥陀さんがやって来て、富士山の方へ八ヶ岳から水が流れた。八ヶ岳は姉神で富士山は妹神だったのだが、妹神の方が強かったので八ヶ岳の頭を叩いたら吹っ飛んでしまい、それで今のような富士山より低い形になった。
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ダイジャボウ
1975年 埼玉県
昔、ダイジャボウ、アカボウサマという巨人がいてどこからともなく大きな山を背負ってきて置いたのが富士山になった。これを入れてきたモッコの土が落ちて浅間山になった。浅間山の噴煙は、その時のほこりである。
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オトヒメサマ,アマノジャク
1931年 鹿児島県
枇榔島に泊ると、真夜中に森から音楽が聞こえてくる。また、琵琶歌を歌うと激しい地響きがして、大きな岩が崩れる音が聞こえたかと思うと、島中の木がメリメリと大鳴動を起こしたという。この島は和銅年間に天智天皇の皇女の乙媛様が一夜にして造った島だといわれ、不思議なことが起こるのは、姫様の霊の仕業だと信じられている。乙媛が悪戯のあまり沖に流されたとき、島を作り、陸までの岩道を一夜のうちに作ろうとしたので、天邪鬼が鶏に言いつけて早めに鳴かせ、岩道の完成を防いだ。今も島から陸に向かって、海中に岩道が続いているという。
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ダンダンボウシ
1962年 滋賀県
だんだん法師は一夜のうちに富士山を作ろうとしたが、途中で夜が明けはじめ、滋賀県マキノ町まで来たとき、担いだ土を置き去って姿を消したという。マキノ町には足跡に似た形の田圃があり、置き去った土は二つの同じぐらいの高さの山になって残ったという。
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(フンカノゼンチョウ)
1974年
宝永4年に富士山の頂上が焼けた。それより前に異形の獣が千匹ほど行列をなして甲州の方へ去っていった。それから数日後に噴火した。
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(ツナミ),(ヤマノヨウナモノ)
1982年
享保13年7月末、伊勢浦を見たところ、沖のほうに突然大山のようなものが現れた。浦辺の人々は津波だと思い銘々に用意をした。するとその山の様な物は2つに分かれ、一方は東に、もう一方は西へと飛んでいった。その翌日江戸近国では山が破れ水が噴出し江戸が洪水になった。22年前の伊勢御遷宮の際も伊勢浦に同じようなものが現れ東海道が洪水になった。明年は21年目の御遷宮である。何か関係があるのだろうか。
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デーラサマ
1958年 神奈川県
大男が富士山を藤つるで縛って引っ張ったら、富士山の頭がちぎれて飛んでいった。おちてできたのが城山だという。
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ホホラボシ
1976年
孝霊天皇36年正月、倭迹日襲姫(やまとひそひめ)は夫がいないのに妊娠し子を産んだ。それは胞衣が破れず玉のようであった。その夜飛んで空に昇り星になった。
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ショウカンゼオン
1934年 長崎県
聖武天皇の御代、突然大洪水がおこり、稲も田も流失しそうになったが、村内の聖観世音が忽然と姿を現し、翌日にはすっかり水が引いた。稲も無事だったので人々はこの霊験に驚き、地名を田結とした。
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デーラサマ
1977年 神奈川県
デーラサマという大男が富士山を藤つるで縛って引っ張ったら、富士山の頭がちょん切れて落ちて出来たのが城山なのだという。以前、その中腹には木のない部分が帯状にあって、それが藤つるでしばった跡なのだと言われていた。
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