イセサマ 1966年 山形県 12月15日は伊勢様のおとしやで、この日は、伊勢様は年をおとりになる。
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テング 1974年 三重県 伊勢には天狗が多い。
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タニノオショブ 1958年 和歌山県 村の西の浦に出る女。
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カッパ,エンコ,カワウソ 1935年 山口県 カッパをエンコという。一方の手が伸びると、もう一方が短くなる。エンコにひかれて死んだ子の昔話がある。カワウソは人に化ける。話者の父親が見たのは、小さい小僧が、どんどん前を走っていって、崖の上から海に飛び込んだという。カワウソはヨシで突くと、腹の一箇所にはまるところがあるという。エンコは一方の手を伸ばすと、もう一方が短くなるという。
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シラガミズ 1990年 福島県 天明5年の大洪水は会津一円全てが川になるほどだったが、その洪水のとき、白髪の仙人が木の上に乗って洪水の川を下ったので、この洪水を白髪水と言った。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保13年正月16日夜、光り物が飛んだ。
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ヒノタマ 1982年 東京都 享保19年6月17日夜半、江戸四里四方が振動し、虚空になにやら火の玉の様な物が飛んだのを見た者がいた。
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エンコ,イセノカミサマ 1978年 広島県 6月1日の伊勢講の日は海のエンコを伊勢の神様が動かないように一つところに集めているので海で泳いでもエンコにとられる心配がない。
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オトラギツネ 1916年 愛知県 若者におとら狐が憑いていたことがある。2年ばかりで平常に復し、その後伊勢に行って船頭になったという。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保12年3月1日夜5つ半刻、光り物が東から西へ雷のような音をともなって飛んだ。
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ヒノタマ,ヒカルモノ,イケルカミ 1974年 京都府・三重県 明和7年7月18日夜戌3時に西から火の玉が現れ北東へ飛んだ。ある人は北野の方から現れ室町一条に落ちたといい、又堀川二条から寺町東に飛んだという人もある。伊勢の菰野や桑名で見た人もいる。
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(コネコノゴトキモノ),ヒノタマ 1982年 京都府 享保19年6月6日夜半頃より風雨になり、雲の中に火の様な形をした小猫の様な物があり、艮の方へ大きな音を伴って飛んだ。あるいは火の玉が飛ぶようでもあった。このため7日の祇園会の山鉾は包み隠し、賀茂川も洪水になったので御輿は三条を廻った。
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〔ユメノツゲ〕 1967年 福島県 川が二股に分かれているうちの、低いほうの川原に一軒の家があり、昔は水が出るたびに流されていたが、3人娘の1人を淵の主に差し出したところ、どんな洪水でも浸水しなくなった。淵の傍に小祠があるが、洪水ごとに赤飯を上げたり団子を上げたりして娘の霊に供え、水神を慰めることを例としている。洪水の時には夢知らせがあるともいう。
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イセオドリ 1973年 寛永元年の2月上旬から、諸国で伊勢踊が大流行し、泊舟伝馬人夫と号する神を、伊勢太神宮に送ってきた。吉田家に下問すると、鎮座以後、祭礼を怠っていないに、伊勢内宮・外宮の神が飛んでいくはずがない、これは諸民の児戯だ、と答えがあった。将軍家でなお詮議をし、以前に伊勢踊が流行った後に、大坂で兵乱が起き、徳川家康が死んでいるので、これは不吉の予兆であると評定がまとまった。その邪神を野外に送り捨てると、踊に関わっていた人馬の疲弊も止まった。
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イキリョウ 1970年 高知県 同じ年頃の少女のうちの一方が病気になったので、祈祷師に見てもらった。憑き物の声を聞くと、もう一方の年頃の母親の行動そのままだったので、この人が憑いていると言うことが分かり、妬みによるものだろうとして、噂が広まった。
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(ヒカリモノ) 1982年 享保4年7月2日夜5ツ前、丑寅の方角に大きさ大茶碗のような光物が出て、未申の方角へ飛んでいった。通っていった跡はしばらく消えなかった。
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ジャ 1986年 愛媛県 帯江のお伊勢さまを祀ってあるところの下の川の淵は、お伊勢さまの淵といって、大きなジャが住んでいるという。昔はそこを道が通っていたがジャが出るといって人はそこを通りたがらず、よくその淵よりも山よりの話者の家の前の急な道を通っていった。
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ヒカリモノ 1982年 享保12年2月15日朝、光り物が東から出現して雲に入った。大きな音がした。
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マソエミョウジン,フネトガメ 1940年 島根県 度々、海上を通行する船を停めるので、張本人である魔添明神の社地を遷宮した。
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(レイセイ) 1982年 享保7年4月中旬、霊星が出現した。江戸へ注進に及んだと言う。越後国の事であるとも言う。
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イジュウ,マミ,コアミ 1974年 三重県 寛政9年のこと、伊勢国櫛田において民家の井戸のなかに落ちていた異獣が捕まった。形は牝犬のようで、4足の爪は鋭く鷲の爪のようだった。その後ある下総から来た旅人は、自国のマミというものであろうと言う。また伊勢の山中にはコアミという獣もいて、狸の大きいものに似ている。しかし井戸の中に落ちたのはそれではない。
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