ウマドシ 1956年 宮城県 午年は蚕の出来がよいと言う。
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トリツキバアサン,キツネ 1979年 岐阜県 取り憑き婆さんという人が他家の蚕を見たら、その蚕は病気になってしまった。お婆さんは普通の人だが、狐の血統だという。
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オシラカミサマ 1963年 宮城県 オシラ神様は蚕の神様で女だという。昔子供のない人が蚕を飼い、自分の子供のようにかわいがって育てた。この人を祀ったものという。
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ウマトカイコ 1982年 新潟県 皮を剥いだ馬の死骸からわいた蛆虫が蚕になったため、馬と蚕は仲が良い。
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カイコ(ゾクシン) 1990年 愛知県 蚕が吊り繭をすると、人が死ぬ。
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オシラガミ,ダイジャ 1964年 福島県 オシラ神は蚕の神様で大蛇である。
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キツネ 1995年 長野県 稲荷神社から狐を借りると、その狐が蚕を運んでくる。
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ウマノヒ 1956年 宮城県 一月の午の日が二月の午の日より遅いと、桑の出来がよく、その反対に早いと桑が不足する。
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カイコ 1982年 新潟県 公卿の姫が島流しにあって、蚕になった。
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バトウカンノン 2001年 青森県 北の地へ落ち延びた藤原是實公は藤原正善と名を改め、自分は午の歳、午の日、午の刻生まれであるから、死後に一宇を建てて馬頭観音を祀れば、馬に関する願いは叶えると遺言して午の歳、午の日、午の刻に亡くなった。ある者が多くの馬を授かるようにと祈願すると、夢に馬頭観音が現れてその願いがかなったと言う。
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オカイコガミ 1982年 埼玉県 お正月の松などを燃やすと、その煙にお蚕神が乗って降りてくるとも言う。
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(ゾクシン) 2002年 福島県 いわき市草野の字絹谷にある諏訪神社には、蛇が描かれた小絵馬が奉納されている。蛇は蚕の天敵である鼠を退治してくれるので、蚕の安全を願ったものであろう。
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(ゾクシン) 1972年 岐阜県 2月18日には稲荷明王院で養蚕のまつりがある。前日に柄杓と盃を持った、顔を赤くしたしょうじょうという6尺ほどの藁人形を作る。人形の中には番号を書いた竹が入っている。住職がしょうじょう投げを行うが、竹を拾った人はそれを削って蚕の世話をすると蚕の機嫌が良いという。柄杓や盃を拾った人は、蚕の豊作を占うという。
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クダギツネ 1984年 山梨県 Aさんが小さい頃に、お蚕がひとりでになくなるということがあった。それはクダ狐が食べたという。
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コンジキヒメ,カイコ 2002年 茨城県 蚕影山縁起には、金色姫が桑の舟に乗せられ筑波山近くの豊浦湊に漂着する。上陸した金色姫は変身して蚕になった。という話がある。
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カイコ 1943年 茨城県 酒門村付近の蚕影山の由来は、昔ひどいナリツポーになった人が桑木の船に乗せられ流れ着き、その時にはその人は虫になっていた。それを祀ったという。だから蚕の腐った臭いはナリツポーの臭いと同じだ。
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カイコガミサン、カナヘビサン、シロヘビ 1995年 宮城県 今ゴルフ場になっている船迫の蚕神さんは、白蛇が御神体。ゴルフ場の造成中、蚕神さんの附近に行くと、ブルトーザーの調子が悪くなった。それで壊す予定だったのを残した。
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キツネ 1975年 愛知県 狐が憑いている農家では、蚕の繭を売る籠に狐が入って、重くするという。
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オカイコカミサマ 1975年 山梨県 お蚕神様は藤の花が好きだから、という理由で山から取ってきて蚕室に供えるところもある。
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カイコガミサン、カナヘビサン、ダイジャ 1995年 宮城県 今ゴルフ場になっている船迫の蚕神さんは、カナヘビさんといい、大蛇が御神体。ゴルフ場の造成中、ブルトーザーが蚕神さんの附近に行くと、大蛇が出てきてブルが動かなくなった。それで壊す予定だったのを残した。昭和35年のこと。
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ガマガエル,ミズゴロウ 1982年 宮城県 養蚕で栄えた家が没落していた。ある時家人が、蚕が5,6匹ずつ飛んでいくのをみた。不思議に思ってつけると、大きなガマガエルが舌を伸ばして蚕を食べていた。そのガマガエルを殺してミズゴロウと名づけて祀ったら、家は再び栄えた。
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