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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
1972年 岐阜県
2月18日には稲荷明王院で養蚕のまつりがある。前日に柄杓と盃を持った、顔を赤くしたしょうじょうという6尺ほどの藁人形を作る。人形の中には番号を書いた竹が入っている。住職がしょうじょう投げを行うが、竹を拾った人はそれを削って蚕の世話をすると蚕の機嫌が良いという。柄杓や盃を拾った人は、蚕の豊作を占うという。

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オカイコガミ
1982年 埼玉県
長瀞町では、2月の初午の日にお蚕神が天から地上に降りてこられると言い、この日、庭に竹を立て縄を巻きつける。
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オボスナサマ,イナリサマ
1941年 秋田県
稲荷様に12月にお供えを上げると、正月20日にお供開きで招かれる。この日、12ヶ月(閏年は13枚)を紙に書いてオムロに供えておくと、良くない月の紙は少しむしって、とても悪いことが起こるときにはたくさんむしっておいてくれる。また、信仰している家の紙を少しもむしらない場合、これも良くないので心配するという。
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サクガミサマ
1982年 新潟県
2月15日の晩に「二月の十六団子」という16の団子を一斗枡の中に飾り、神前に供え、翌朝、小豆に入れてみんなで食べる。食べる前に空臼を鳴らす。「杵の音で作神様が天から下りてくる」という。秋は「十月の十六団子」といって、15日の晩に十六団子を作って一斗枡に入れて神前に供える。この時は杵の音はさせない。臼の上に杵を上げておく。それを台にして作神様は天へ上って行くといわれている。
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タノカミ
1982年 新潟県
2月16日と10月16日は田の神まつりが行われる。田の神が中国から稲のタネをもってきたとき、発見されるのをおそれてこれを萱藪の中に隠しておいたため、萱箸を神棚に供えるという。
類似事例

タノカミ
1982年 新潟県
2月16日と10月16日は田の神まつりが行われる。田の神が中国から稲のタネをもってきたとき、発見されるのをおそれてこれを萱藪の中に隠しておいたため、萱箸を神棚に供えるという。
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ヘビ
1929年 東京都
2月ごろには田の真ん中に竹などを立てて、藁を蛇のように編んだものを結びつける。初午稲荷にはわら合子を作って供物を入れる。合子の編み方はこの蛇のようであり、蛇を作って結いつけているのは、蛇をさぐる呪である。
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ニジュウサンヤ
1956年 宮城県
二十三夜の晩に作ったワラダカゴ(円座のように藁を渦巻状に編んだもの)を使うと、養蚕が成功すると言う。
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キツネ
1995年 長野県
稲荷神社から狐を借りると、その狐が蚕を運んでくる。
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ヤマノカミ
1982年 新潟県
1月8日に各戸一人が集まり、藁で蛇を作って山中の奥の院にのぼり、後から神で作ったさまざまなものをもって、「山の神様山行きやる 山繁盛 里繁盛」とはやしていく。奥の院では頭を村に向けて老杉に蛇を縛り、木で作った鉈や鎌などをこれに結んで酒を飲み、2本のタラの木をそこに立て、帰りは振り向くと長いものに巻かれるといって山の出口まで一目散に下る。また、それから4日目が山の神様の種蒔きの日である。
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カイヨセノカゼ
1976年 大阪府
天王寺では毎年2月22日に精霊会があり、舞楽を行う。その飾りに、小さな法螺貝の殻を付けた大きな作り花を用いる。寺の役人が住吉の浜に出てこの貝を拾うのだが、毎年2月18日に暴風が吹いて、その後に必ずこの貝が吹き寄るという。
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オニ
1982年 群馬県
1月31日に米・蕎麦・稗の粉で繭玉を作り、門口や窓や神仏に供える。これを「鬼の目玉」といい、魔除けにする。鬼が来たとき、この大きな目玉を見て逃げるという。
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イナリオロシ,タヌキ
1922年 大阪府
大阪で稲荷おろしをやっていると難波のお福と阿波座の団尻吉兵衛という狸がよく出てくる。お福というのはお太福茶屋という料理屋の人形についている狸で、この人形は常に髪結に髪を結ってもらっているが、結い方が良くないと客足が遠のく。降りてくると代さん(神の乗り移る者)がしきりに髪を気にするのですぐ分かる。また団尻吉兵衛が降りると代さんはコンチキチンと口囃子などをするのでわかる。お福と吉兵衛は大変仲良しである。
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メカリバアサン
1977年 神奈川県
12月8日にはメカリ婆さんが来るので、目籠を軒下に伏せて置いたり、団子掬いを柱にかけておいたりする。また、悪い米の粉を使った団子を2、3個串に刺して柱に縄で縛っておくと、この婆さんがそれを食べるのだとともいう。2月8日は悪い日だと言って、蕎麦やオコワなどを作り、外出を忌んだ。
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イナリサマ,キツネ
1968年 佐賀県
各家の稲荷様は初午に祀る。稲荷様は作神様。赤木のある家の稲荷様は京都から来た。新調の着物に狐の毛が入っていたので、稲荷様は狐であるという。人は一生一度は稲荷様を目にするものだ、という。
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イナリコウ,イナリサマ
1977年 神奈川県
稲荷講の日に箸を3本組み立てた上にオハチの蓋をのせて唱えごとをすると、蓋が動き出し、稲荷さまがくるという。
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キツネ,キツネビ
1977年
王子村稲荷は関八州の稲荷明神の棟梁で、毎年12月晦日に関八州の狐が社前に集まり火を灯す。その燃え方を見て周辺の人は作柄を占う。
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ウマドシウマレノヒト
1956年 宮城県
午年生まれの人に蚕を扱ってもらうと、蚕の出来がよくなると言う。
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(ゾクシン)
1974年 宮城県
毘沙門様に関する俗信。毘沙門様は欲深な神さまなので、金を借りたら倍にして返さなければならないという。また、作神様であり、1月13日の朝にためしというものをする。豆を20粒ほどを炉に入れ、全部黒くなると豊作であり、半分黒くなると半作だという。6月15日にキュウリを供えると、豊作になるという。
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キツネノケダマ
1993年 滋賀県
狐の毛玉は直径3~4㎝の白い球状の毛で、老いた狐の尻尾の先端が離脱したものである。これを拾ってくるとその家はお稲荷さんをまつらねばならず、また年に一度は祈祷師を呼んでお参りをしてもらわなければならない。粗末に扱うと火難をこうむるともいわれる。村にはこの玉をまつっている家が3軒あった。
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ダイジャ
1964年 福島県
梨平の稲荷神社は矢取稲荷という。茂庭の姫様が人買文五郎にさらわれて大蛇の生贄にされそうになった。茂庭の家来が大蛇と戦ったときに、白鳥が矢を2本咥えてきて1本を落とし、その矢を稲荷様が拾ってきてくれたので大蛇を退治できた。農業の神様で蚕があたるので、今では金取り稲荷と呼んでいる。
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