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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ニンソウニカンスルゾクシン
1956年 宮城県
若くして白髪のある人は富貴の相。眉の間の離れている人は遠方に縁付く。耳たぶの大きく厚い人は金持ちになる。前歯がすいていれば親と早くに別れる、など。

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テアシニカンスルゾクシン
1956年 宮城県
掌のへこみの深い人は金持ちになる。小指の特に短い人は親と早く別れる。手の指を揃えて伸ばした時に隙間の多い人は親兄弟が離ればなれに住む。手の指のさかむけ(ササクレ)は親不孝、など。
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ミミ,ツメナド(シンタイニカンスルゾクシン)
1956年 宮城県
耳がほてる時は誰かに噂されている、あるいは誰かに憎まれているという。また、爪に白い星が出来れば着物が出来る、あるいはもらい物があるという。
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(ゾクシン)
2002年 香川県
一宮の俗信。正月に歯が抜ける夢を見るのはよくないという。くどの火を吹くと人が来るという。蛇が木に登ると雨になるという。大水の夢は良いという。烏鳴きが悪いと、人が亡くなるという。流れ星の間に早口で何か言うと、金持ちになるという。七夕に髪を洗うと、髪が長くなるという、など。
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ユメ,ハチ
1937年 山梨県
昼寝をしていると鼻の穴から小さな蜂が飛び出し、飛び去ったのを他の一方の男が見ていた。眠ったほうの男は夢を頼りに黄金の壷ひとつを掘り出して大金持ちになる。その後また2人で出かけていって、2人とも大変な万々長者になったという。
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ネズミ,オニ,(ゾクシン)
1931年 (不明)
上の歯が抜けた時には「鼠の歯ととっかえろ」といって縁の下へ、下の歯が抜けた時には「鬼の歯ととっかえろ」といって屋根の上に投げると、丈夫な歯が生えてくるという。
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エノキ(ゾクシン)
1938年 鳥取県
榎は縁起のよい木である。三又榎に金がなる。北方に榎があると災難をのがれる。榎の白は福が出る。
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オニ
1976年
人を鬼に譬えるのは、武勇に長けた人、容姿は美しいが心が醜い女、心は醜くないが生まれながらに顔が赤く、目口が大きく、歯の出たような恐ろしい顔をした人と三通りの場合がある。本当の鬼もこのように形が定まったものではないのだろう。
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(セイカツジョウノキンキ)
1956年 宮城県
年上の者、目上の者を上目でにらむと鰈(カレイ)になる。小正月の夜または大晦日の夜、早く寝ると白髪が増える。人にあげたものを取り返せば生爪が抜ける。川や堰に小便をすれば水神様の罰が当たる、などの禁忌がある。
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イエノカイイ
1940年
某家の先祖は僧侶の妾になり財産を我が物にして大金持ちになったが、今も成人する頃になると皆肺病で死んでしまい、稀に成人しても肌は蛇の鱗のようになっている。某村の某家は、昔薬売りを裏山で殺して金を奪ってから大金持ちになったが近頃は衰えてきている。
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ダイジャ
1914年
祖先に美しい乙女がいて、夜な夜な若い男が通って来た。ある夜、糸を通した針を若者の襟元に刺し、夜が明けてから糸を辿って行くと、洞穴に大蛇がいた。この女は大蛇の子を生み、そのため自分の家では代々背に鱗の形があり、大きくなると口に牙が生えると言い伝えられている。
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アカゴナド(シュッセイニカンスルゾクシン)
1956年 宮城県
朝生まれは出世する、赤子が母体から出る時に膜に絡んで生まれると早死にするなど。
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ゲタ,キモノ(フクショクニカンスルゾクシン)
1956年 宮城県
下駄の歯に石が挟まると吉。また下駄などの鼻緒が切れたり、外出時に着物がほころびると凶だという。
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カエン,カミ
1980年
ある家の下女が、夜に髪の毛を櫛でといていると、とく度に髪の中から火焔が落ちてきた。驚いて取ろうとすれば消えてしまう。それは蛍が多く集まって飛び散るかのようであった。この下女は主人に言うと、物の怪として追放されてしまったが、ある裕福な人の妻となり子孫は栄えたという。
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オニゴ
1943年 新潟県
生まれてから6ヶ月経たない内に歯の生える子はオニゴ(鬼子)と呼ばれ、将来ロクな者にならないという。
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オニ
1941年 朝鮮
ある兄弟の乞食がいた。兄は心がよくなく、弟は良い心の持ち主だった。弟が物を沢山貰うのを妬み、兄が弟の目を棒で突き刺し、弟は盲目になった。ある日弟は固い栗を拾い、ある空き家の二階で休んでいると、鬼が目の癒し方を話している。弟が栗を囓ると音が大きく、それに驚いた鬼たちは逃げた。弟は言うとおり木の葉で目を洗うと目が見えるようになり、鬼たちの置いていった宝で大金持ちになった。兄も同じように目を潰し弟のようにしたが、逆に鬼に殺されてしまった。
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ヤナギ(ゾクシン)
1938年 鳥取県
柳は目出度い幸福の木である。柳の木があるとその家の誰かが女難をうける。柳の大木がある家には大酒呑みが出る。柳があると美男美女が出来るが胸の病となる。柳の木のよく下るのがあれば出世することが出来るなど。
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ガタロ
1942年 奈良県
ある一族には、耳たぶに針で突いたほどの穴がある。これは、昔ガタロ(河童)と、この家の子孫の者は決してとらないということを約束したので、その印として、耳たぶに穴を開けておくことにしたのだという。
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カミサマ,ウンサダメ
1967年 新潟県
昔、金持ちと貧乏な2人の男がお宮に泊まった。夜、神々が自分たちの生まれてくる子の運命を語っているのを聞いた。金持ちの家に生まれる息子は運のない人生で、貧乏な男の家に生まれる娘は運の良い一生であると話しており、実際にそうなった。
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(ゾクシン)
1982年 群馬県
吉凶に関する俗信一束。釜鳴りは縁起がいい、耳が痒いとよいことがある、など。
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イヌ,ネコ,ネズミナド(ドウブツニカンスルゾクシン)
1956年 宮城県
犬の遠吠えは異変の兆し。犬が首を掻くときは人が死ぬ。猫が顔を洗う仕草をすれば客が来る、または天気になる。猫の駆け込みは不幸の兆し。猫の糞が路の真ん中にあるときは近いうちに雨。睡眠中に鼠が頭部に上れば、その人は死ぬ。出先で鼬(いたち)が横切ると用がまとまらないなど。
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