ニンソウニカンスルゾクシン 1956年 宮城県 若くして白髪のある人は富貴の相。眉の間の離れている人は遠方に縁付く。耳たぶの大きく厚い人は金持ちになる。前歯がすいていれば親と早くに別れる、など。
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ヘビ(ゾクシン) 1998年 医療、まじない、禁忌などに関する俗信。蛇を見て指さすと指が腐るという。妊婦は火事を見ると痣のある子を産む。産婦は柿とナスを食べるな、髪が抜ける。尺取虫にたかられたと気付くとすぐ落とす。身体の上下をわたられると命を落とす。蛇の抜け殻を財布の中に入れておくと金持ちになる、髪の毛の真中に入れておくと頭を冷やす。便所の神様は大は右手で小は左手で受け取っているのでつばきをすると口をあけ、口の腫れる病いになり罰が当る、など。
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ゾクシン 1999年 栃木県 お墓の横を通る時、親指をお墓に向けると、父親に何かが起こり、人差し指だと母親に何かが起こり、中指は、兄か姉、薬指は弟か妹、小指は自分に災いが起こる。
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ニガテ 1942年 東京都 苦手の人を見ると、蛇が動けなくなり、容易に捕まる。苦手は、手の指がすべてまむし指なので、誰にでも分かる。
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ハシ,ベンジョ,イドナド(セイカツニカンスルゾクシン) 1956年 宮城県 箸の端を持って食べる人は遠くの国に住むようになり、箸の元を持って食べる人は地元に住む。丑三つ時、便所の壷の中をロウソクの灯りで覗くと、将来の配偶者の顔が見える。井戸掘りの時に鳥の羽を掘る場所に差し、羽に水滴があれば地中に水のあるしるし、など。
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(ゾクシン),レイカン 1998年 静岡県 小指が薬指の第二関節よりも長いと、霊感が強い。
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キノタマ,ザシキワラシ 1924年 青森県 ザシキワラシがしきいをまたいだら家が衰運に向かうという。ザシキワラシを黄金の玉という。
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フグシャ 1951年 静岡県 「不具者を大切に育てる家はその一代で必ず栄え、酷くあたる家は一代でつぶれる」といわれる。手足が萎えた子を大切に育て嫁まで迎えたK氏は第一の繊維問屋になり、知恵遅れの子に妻を持たせ立派に別家させたO氏は大銀行家となった。
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 お腹をサルに踏ませると、兄弟がそっくりになるという。メンドリが鳴くと、悪いことがあるという。生き物を殺すと、夜に耳に入るという。蛇を指差すと、その指が腐るという。火遊びをすると、寝小便をするという。悪い夢を見たらすぐに他人に話すという。ほうき星が飛ぶと、戦争が始まるという。笑いながら柿の木から落ちると、死ぬという、など。吉凶に関する俗信。
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ミミ,ツメナド(シンタイニカンスルゾクシン) 1956年 宮城県 耳がほてる時は誰かに噂されている、あるいは誰かに憎まれているという。また、爪に白い星が出来れば着物が出来る、あるいはもらい物があるという。
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アシキカミ 1980年 人の家というものは、人数よりも間所が狭く、また夜も明かりをつけて賑やかな方が富み栄える。逆に間所が広くて人数が少なく寂しい家は次第に衰えていく。これは目には見えない悪しき鬼は、人気のない所に付け入ろうとするからである。
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(ゾクシン),レイカン 1998年 静岡県 小指が薬指の第一関節よりも長いと霊感がある。
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(ゾクシン) 1979年 長野県 夢占。たかの夢はいいことがある。蛇の夢はお金が入る。火事の夢はどこかで子どもが生まれる。歯の抜ける夢は近親に悪いことがおこる。
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イヤギヲサス 1933年 鹿児島県 子どもが産まれると母親が臍を接いでいる間に、家人の誰かが、神様に悪い運を授けられないうちに、先手を打ってイヤギ(運命)を差す(運を授ける)という。ズシキー(薄)の幹を三本1尺3・4寸に切って、サヌマ(茶の間)の東口の桁の上に差すのがその方法である。次子は、薄の間隔が遠いと遠くに産まれ、近いと近くに産まれるという。
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イヌガミ 1949年 徳島県 犬神筋の子は犬神になり、嫁にして4日もたつと犬神になる。犬神筋のものが他人を羨ましいと思えば犬神が相手に憑く。犬神を除く際、痛がってさわらせない所に犬神が憑いている。倒れた時、指が5本まっすぐなら成功、1本でも曲がっていたらやり直しである。
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ヘビ 1942年 福島県 蛇、トカゲを指さすと、その指が腐る。指した場合は、他の子どもにユビキリ(手を斜めにして指を3回叩く)してもらうと良い。
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ウマレカワリ 1944年 東京都 掌に字の痕がある子供が生まれた場合、その子が前世で埋葬された所の土を用いないと痕を消せない。土を得るため訪ねていった米屋と訪問先の富裕な家とが、それを縁にして親戚づきあいをするようになったとの話もある。
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イヌガミ 1986年 大分県 犬神に憑かれると胸・足・手などが痛み,急に肩を揺すったり犬の真似をしたりする。犬神が憑いた家は金持ちになる。男女問わず,物を欲しがっている人,執念深い人,喜びや悲しみの中にいる人に憑きやすい。犬神持ちの人に対して喜怒哀楽の感情を表すと憑かれるので,彼らは恐れられ嫌われていた。犬神は原則的に個人に憑くが,犬神の憑き易い筋がある。犬神筋と結婚するとすぐに憑かれると言われ,縁組を嫌われた。
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カッパ,ウデ,タタリ 1915年 新潟県 あだ名を河童六という百姓がいた。その先代の者が河童と戦って片腕を切り落とした。河童が哀願したにもかかわらずその腕を返さなかった。そのため河童の恨みを買い、その子孫は代々手に黒い色の筋があるという。
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キジ 1982年 東京都 手をきれいに洗わないときじに手を取りかえられる。きじは利口で、羽が大きく、つめの力が強いから、子供の手をもいで自分の手を取りかえるという。
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