サイキヨウネズミ 1956年 神がかりの異称。意識的に神がかりの状態に入るもののほかに、覚えず神気に触るという場合もある。
類似事例 |
|
ジゾウアソビ 1956年 神がかりの異称。意識的に神がかりの状態に入るもののほかに、覚えず神気に触るという場合もある。
類似事例 |
|
トリダシ 1956年 神がかりの異称。意識的に神がかりの状態に入るもののほかに、覚えず神気に触るという場合もある。トリダシは山の仕事中、急に神が女などに乗りうつって一種の通力を得たりするもの。
類似事例 |
|
モッケヤミ 1956年 神の祟りの異称。物の怪病みからか。神仏の罰を受け、そのために病気になったりする。全国的にはカミサワリ(神触り-清浄な場所を穢したりすると、神の怒りに触れて病気や精神異常を起こす)とわれる。
類似事例 |
|
カンジョガミ 1956年 一般には、厠神または便所神という。この神に行き逢うと、転んで気絶することがあるという。
類似事例 |
|
サスガミ 1956年 一般には、厠神または便所神という。この神に行き逢うと、転んで気絶することがあるという。
類似事例 |
|
ゴシンタイ 1942年 長野県 御神体は見るものではない。見ると目がつぶれるという。
類似事例 |
|
(ゾクシン),レイ 1998年 静岡県 墓を指さすと、祟られてしまう。あるいは霊に取り憑かれる。
類似事例 |
|
ウブ 1973年 愛媛県 小児などが失神状態になることを「うぶがぬける」という。精気魂魄が肉体から遊離した状態と思われている。そうなると「うぶいれ」をする。子供を臼の中に入れて呪文を唱えながらしゃくしで招くなどする。
類似事例 |
|
イヌガミ,イヌガミモチ,カゼモチ 1965年 宮崎県 犬神持のことを風持ともいう。犬神にとりつかれると正気を失い、気の違ったようなことを口走る。その後ばったり倒れて、正気に戻る。
類似事例 |
|
イヌガミ,イノガミ 1939年 島根県 犬神のことをいのがみと呼ぶ。多くの場合、女性に憑く。憑かれると、その人は憑いた犬神持ちの人の言動をするようになる。20分ぐらいで倒れ、昏睡する。2・3日は浮かぬ顔をして過ごすが、次第に平静に戻る。
類似事例 |
|
イヌガミ 2002年 山口県 犬神持ちは人にも憑くという。いわゆる狐つきのようである。憑かれた人は犬神の持ち主のような言葉を使い、種々な事を口走るという。祈祷してもらいその霊が落ちる時には四足で飛ぶ真似をし、倒れて初めて正気がつくという。
類似事例 |
|
キツネ 1988年 長野県 きつねが人についたことがあり、つかれた人はきつねの真似をした。きつねを離すときには神札を貼った。
類似事例 |
|
ヤマンバアサン,ミサキサン 1957年 山の神の異名は、山の大王とか山ん婆とか、祀られている地名からミサキさんなどと呼ぶ程度しかない。
類似事例 |
|
イキアイ 1954年 岡山県 悪霊、鬼神に行き逢って不慮の災禍を蒙り、忽ち目がくらみ、嘔吐し、頭痛が激しくなり、転んで怪我をすることをイキアイという。イキアイには別の解釈もあり、特定の日に外出することにより金神や姫金神に逢うことともいう。
類似事例 |
|
カミカクシ 1971年 岐阜県 神隠しとは、昔、御岳さんにお参りに行って霧に迷ったりして行方不明になったのなんかをそう言ったんだろう。
類似事例 |
|
ウワナリシンジ 1952年 鳥取県 10数年前、高杉神社のうわなり神事に霊依人として参加した人が、自分には神霊は憑かないと言っていたのに、神事が始まると取り憑かれた。
類似事例 |
|
シシャノレイ,(ツキモノ) 1989年 長野県 死者の霊が人に憑くことがある。取り憑かれると、神懸かりの状態になった。離すために、水垢離をとったり、南無妙法蓮花教を唱えたりしたという。
類似事例 |
|
イヌガミ 1951年 徳島県 犬神に憑かれた人が、おこもりすると、一時的になおることがある。しかし、気を強くもつことで、本当に犬神にはやられなくなるのである。
類似事例 |
|
カマエモノ 1956年 神のたたりを受けることをいう。「家の鬼門の方に汚れ物をおくとカマワレルぞ」といったような言葉を用いる。
類似事例 |
|