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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イシブネ
1987年 長野県
山家神社の祭神である白山さまが夫から逃げてきたとき,石で作った舟があったのでその下に隠してもらった。夫神様はあきらめて帰ってしまった。そこでその場所を「石舟」という。現在は石舟神社がある。

類似事例(機械学習検索)

イットノサカ
1987年 長野県
昔,夫の神様がらい病になったのを嫌って白山さまが逃げてきた。それにまつわる地名縁起,伝説など。白山さまは山家神社に,夫神様は対岸に向かい合いに祀られて「しらやまさま」という。
類似事例

イットノサカ
1987年 長野県
夫神から逃げてきた白山さまは,当時湖水であったこの地で石の船の下に隠してもらった。いくら探してもわからないので夫神様は追うことをあきらめてしまった。そこでこの場所を「縁切り坂」「縁遠坂」といい,「いっとの坂」となまった。昔はここに「縁切り地蔵」が立っていて,嫁入りの時に前を通ると縁を切られるというので脇を通っていった。
類似事例

モリコ,タタリ
1989年 長野県
山作をやっていた頃、いとく沢山の神という場所に守子が子供を背負って水汲みに行ったところ、行方不明になった。それが祟ってしょうがないので、山の神と言われて祀られた。
類似事例

ナングウジンジャ
1956年 宮城県
祭神の金山彦、金山姫に合祀されている和加佐姫命は、同市山王の日吉神社の祭神大山咋命に恋慕され、それを嫌って逃げ出した。麻畑で芋の葉にすべって茶の木で眼を痛めるなどして船形山に逃れ、臼を作っていた神主に頼んで臼の中に隠れ、その上に神主があぐらをかいたので山王の神も断念する。南宮の村ではそれ以来、麻と芋と茶は作らなくなり、山王の村では男が船形山へ登ると神罰があたるといって登らなくなる。
類似事例

ゴマ,ワタ,ハクサンサマ
1987年 長野県
夫神様から逃れてきた白山さまがごまとわたの畑で目を突いてしまった。白山さまは腹を立ててごまとわたを全部抜き取ってしまった。以来,山家神社のある神川の左岸ではごまとわたができず,また作ってもいけない。右岸では作ってもよいとされる。
類似事例

ヌスビトカミサマ
1984年 長野県
ある人の家に泥棒が入ったので、追いかけていくと、山の神様の辺りで見失った。この神様が泥棒を隠したのではないかということになり、盗人神様と呼ばれるようになった。
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ヤマノカミ,(ゾクシン)
1938年 福島県
山の神を十二様とも、十二山神とも呼び、夫婦であると信じられている。部落の付近に山神神社があり、神体が2つあって、これも夫婦であるという。
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カメ
1940年 神奈川県
ある武士の主従が落ち延びてきた時、従者は主人の首が敵の手に落ちる前に主人の首をはね、檜橋付近の河中に隠して一旦落ち延び、事が鎮まった後に戻って捜すと、多数の亀に護られて首は無傷のままだったという。ただ、髻に一振りの剣が刺さっていた。これを神体として妙剣社が祀られた。後に神明・諏訪二社と合祀されて山田神社になった。亀は使い姫と認められ、捕ろうとする者はないという。
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ヤマミヤジンジャ・マツバラジンジャ・ビロウジンジャノカミサマノオクサン
1989年 鹿児島県
山宮神社・松原神社・びろう神社の神様の奥さんは同士は姉妹だったが、びろう神社の奥さんは美人で男好きだったために姉さんたちが怒り、志布志湾の前にあるびろう島に流してしまった。
類似事例

ヤマンバ
1948年 岩手県
昔、川の上流の沢から山姥出てきては田畑を荒らしたりしていた。困った人々が山姥を神にまつれば悪いことはしないだろうと考え、山姥神社をつくった。それ以来、山姥は出なくなった。現在、山姥神社は移転して秋葉神社内にある。
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エビ
1995年 宮城県
海老穴の白山神社の奥には、水の出て来る穴があり、そこに昔大きな海老がいたので、海老穴という地名になった。その海老には毎年娘を差し出していた。山形のほうに行って買ってきて人身御供にしていた、という。
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アマゴイ,ツリガネ,ウミボウズ
1935年 香川県
ある運送屋の夫婦が釣鐘を運んで阿波の国に向かう途中、釣鐘がいつの間にか消え、驚いた夫は水死し、妻は後を追った。それ以来、沖では、鐘の音が聞こえたり、鐘を撞く海坊主が見られた。風説が広がり、恐れられたので、船頭達は鳴神を祀って神社を建てた。怪異はなくなり、この神社は雨乞いの験があるという。
類似事例

イットノサカ
1987年 長野県
白山さまを追ってきた夫神様はあきらめてしまい,持っていた杯を神川に投げ捨てた。それがかじかの頭にぶつかったので,以来神川のかじかの頭には杯の跡がついているという。
類似事例

ハクサンシャ,シンタイ
1964年 福島県
高木家はもと加賀の落人であったといわれる。もとは前山に白山社があった。それを村の神社にするために村に差し出すとき、高木家の前まできたら神体が動かなくなった。高木家の人が先導すると動き、無事今の社地に納まったという。
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ワカミヤサマ,タタリ
1965年 高知県
昔、人を乗せたうつろ舟(ウツロブネ)が流れ着いた。中にいる人はいっぱい金を持っていたので、村人はその人を殺して金をとった。タタリが恐ろしいので瓦の祠を作って若宮様に祀って供養した。後年、「祠が小さすぎる」との神様のお言葉があって、凶事が起きたので、木造の大きな祠にした。若宮様は女の神様だという。
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リュウジョ
1956年 宮城県
白山神社の神霊が美麗な童子となって現れたが、山に住む二頭の龍女が山を奪われることを嘆き、老女と若い女の姿で現れて障りをもたらした。神霊は怒り二頭の龍を池へ封じ込めた。この伝説の故か、神事を行う神男に不思議なことが起こるが、翁の面をつけて勤めると不思議なことは起こらなくなった。
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ダイジャ
1978年 東京都
明治初年、大きなクヨ(鉄砲水)で若妻が行方不明になった。ウカガイに祈祷してもらうと「嫁は長峰の池にいる」という。行ってみると嫁は大蛇に変じ、池に住んでいた。遺族は自宅裏に小祠を設け、嫁の霊を祀った。この祠は俗に蛇神様とか弁天様と呼ばれている。
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オウテクレババ
1954年 奈良県
昔、よく聞かされた話に、山道の石舟という峠におうてくれ婆が出るというのがある。
類似事例

イットノサカ
1987年 長野県
昔,山家には温泉が湧いていた。白山様は夫神から逃れて山家に来たが,夫神が温泉に入りに来ると掴まってしまうと考え,ふきの葉に湯をくるんで遠くへ放り投げてしまった。この湯の落ちた所が草津温泉である。以来,長村と湯の平には温泉がなくなり,白山さまが嫌うということで湯を掘ることもできなくなった。
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イチキシマヒメ
1978年 広島県
佐伯鞍職が大野の瀬戸で釣りをしていると、うづぼ舟が近づいてきた。そこから女官が現れ、自分はこの島の神だが、お前にこの島内のよい所に宮居を決めてほしいと行った。佐伯鞍職は新しい舟に姫を乗せて浦々を祈祷しながら廻った。養父崎に来ると弥山から烏が飛んできて先導し、脇の浦まできて消えた。姫はここを宮居と定めた。
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