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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イットノサカ
1987年 長野県
昔,山家には温泉が湧いていた。白山様は夫神から逃れて山家に来たが,夫神が温泉に入りに来ると掴まってしまうと考え,ふきの葉に湯をくるんで遠くへ放り投げてしまった。この湯の落ちた所が草津温泉である。以来,長村と湯の平には温泉がなくなり,白山さまが嫌うということで湯を掘ることもできなくなった。

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アマンジャク
1961年 島根県
昔、隠岐島に温泉が出たが、アマンジャクが湯の中に小便をしたため湯の神様が怒り、それきり湯が出なくなった。
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シラサギ
1963年 愛媛県
湯頭・下湯頭では温泉が沸いていたが、ある寒い日にある人が下肥桶を洗ったところ、白鷺が現れて「こんなところにはいられない」と言った。以来、温泉は止まってしまったという。後、この白鷺が道後に現れて、そこで温泉を出したという。
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〔トウゲンゴンゲン〕,ユメマクラ
1987年 長野県
田沢温泉湯源権現社の祭神。大昔,役の行者の夢枕に立って田沢温泉の在り場所を教えた。役行者は温泉開湯の時社を造って祀り,この温泉の守護神とした。常にこの温泉の危急を救い,今でも毎年八十八夜にお祭をする。
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ウワナリユ
1976年 兵庫県
温泉の傍らに後妻湯というものがあり、人がこれに向かって罵れば湯がたちまち沸きあがり、怒っているような形になる。
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ガラッパ
1982年 鹿児島県
昭和27,8年の夏、温泉に河童が入ったために温泉が臭くなった。
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テングサマ,スイテングウ
1975年 新潟県
湯の出る場所を教えるという夢を三晩続けてみた。そこを掘ってみると、湯が出てきて、湯治湯として喜ばれることとなった。
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カッパ,カワタロウ
1992年 宮崎県
高千穂の川太郎湯は、川床のくぼみに水を引き込み、焼け石を投げ込んで湯にして入る。知らぬ間にかっぱが入り込み、湯がぬめぬめになるという。この湯は万病に効く。
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セキギョ
1976年 長崎県
地の中から湯が湧き出る所があり、その湯の中で赤い魚が泳いでいる。
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チクルイ,ヤマ,オンセン
1928年 岩手県
須川温泉は、動物が疵を癒すために入っているのを、猟師が見つけて温泉として始まったとされている。また、この山は一度入ったものは生きて帰ってくることができないと昔から言われていた。
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ミタライスイ
1989年 山梨県
早川沿いにある御手洗湯は微温湯の温泉であり、現在は旅館白根荘の湯となっている。これは、孝謙天皇が鎮守の若宮八幡宮御参詣の砌、厳冬であったのに冷水がたちまち湯になった。
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アリクラノババ
1935年 岐阜県
昔小鳥山の南の方が鳴動した時、老婆が7日目の夜に神に祈り門口に錐を立てたら音は止んだ。また、温泉があったが若者の為にならないと老婆が馬の爪を湯の中に入れたところ温泉が冷たくなった。
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オグリハンガン,テルテヒメ
1936年 和歌山県
湯の峰温泉には小栗判官と照手姫に関する伝説がある。
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(ネットウニスムサカナ)
1973年 長崎県
温泉岳の温泉は山の上にあり、熱湯の出る勢いになかなか近づく事はできない。ここに人がはいると何の形もなくなってしまう。しかしその浅い渚には小魚が泳いでいるという。
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クマノテアライユ
1951年 長野県
一人の猟師が熊を矢で射止めたが、熊の後を追うと、熊は温泉の湯に手を入れて洗っていた。その後狩人は傷を負ったとき、その湯で洗うと傷が治った。これが野沢温泉の熊の手洗い湯のおこりだという。
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キツネ
1978年 山梨県
近所のおじさんがよく狐に化かされて、夜中に下肥溜めに入って「いい湯だ、いい湯だ」といっていた。
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ヒシノムラノナナフシギ,ヤクシユノコウミョウ
1987年 長野県
御仏の影やうつると見ゆばかり光清くも澄める御湯かな。薬師湯は弘法大師の開湯といわれ,源頼朝も湯治にきたという。
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イットノサカ
1987年 長野県
昔,夫の神様がらい病になったのを嫌って白山さまが逃げてきた。それにまつわる地名縁起,伝説など。白山さまは山家神社に,夫神様は対岸に向かい合いに祀られて「しらやまさま」という。
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アカサカナ
1979年 大分県
油布山(由布山)の下にある村には温泉があり、その湯温はきわめて高い。しかしその中には小さな赤い魚が、熱を感じていないかのように泳いでいる。
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オオヒト
1929年 青森県
嶽の湯に湯治に行った大叔母の入っていた湯が、どんどん熱くなった。冷まそうとして外から水を入れようとしたが、塞がれてしまう。大叔母が外を見ると、大人が湯を浴びにきていた。驚いた大叔母は、裸のままで宿舎へと逃げ帰った。このようなことが何度かあって、人々はその湯に行かなくなった。
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オユダチ
1964年 福島県
伝染病が流行するときなどに、おさごを供え、塩を入れた湯を煮立て、神がのりうつったまま幣束を湯に浸して人々にうちふる。熱湯だが不思議に熱くなく、湯がかかれば病気はうつらないといわれた。
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ダイジャ
1975年 山形県
肘折温泉の近くの岩穴にすむ大蛇を小山八蔵という士が退治した。この後小山家の一族が肘折温泉に行くと必ず怪我をしたり病気になったりする。明治の中ごろこの血筋の者が温泉に泊まり、普段呑まない酒を呑み二階から落ちて大怪我した。大蛇の祟りといわれる。
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