ゼンキ,ゴキ 1970年 奈良県 鶴林寺のある鬼取山は、役行者がここでいつも連れていた鬼を捕まえたことから名が付けられた。
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クスノキ,フナダマサマ 1928年 長崎県 摂津の箕面山に夫婦の鬼がいて、夫を赤眼、妻を黄口といった。5人の子を持ち、人の子を捕まえて食べていたという。そこで、役行者は鬼の子のうち末子を呪力で岩窟の中に隠した。二鬼が役行者を尋ねてきたとき、人の子を食わないならば子供の居場所を教えた。その後、夫は前鬼、妻は後鬼と改名し、行者の身辺を一時たりとも離れることはなかったという。
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ゼンキ,ゴキ,エンノギョウジャ 1928年 大阪府 摂津の箕面山に夫婦の鬼がいて、夫を赤眼、妻を黄口といった。5人の子を持ち、人の子を捕まえて食べていたという。そこで、役行者は鬼の子のうち末子を呪力で岩窟の中に隠した。二鬼が役行者を尋ねてきたとき、人の子を食わないならば子供の居場所を教えた。その後、夫は前鬼、妻は後鬼と改名し、行者の身辺を一時たりとも離れることはなかったという。
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オニ 1994年 奈良県 673年に信貴山に入った役行者小角の修業を邪魔する身の丈3メートルで牙を生やした夫婦の鬼がいた。鬼は行者に捕らえられ、妖力を封じ込まれ、行者の身辺を守る前鬼、後鬼として献身的に付き従ったという。
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オニ 1979年 岐阜県 鬼が八幡町の瓢ヶ岳に棲み付き、村人を苦しめたので勅命で藤原高光が退治にきた。この鬼の首は金山町の東林寺に納められたあと、念興寺に納められた。東林寺には鬼の髭が残されているという。
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ゼンキ,ゴキ 1988年 長野県 男鬼である前鬼は鉞をもって右手に立ち、女鬼である後鬼は水壺を持って左手に立っている。この夫婦鬼が役行者に従者として仕えていた。夫婦鬼は山上の化身とも言われ、行者の使役霊を伝説化したものといわれる。
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オニ 1979年 岐阜県 鬼が粥川の瓢ヶ岳に棲み付き、村人を苦しめたので勅命で藤原高光が退治にきた。鬼は姿を3つの瓢に変じたので、高光は心願をかけて鬼を射止めた。この鬼の首が念興寺にある。
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オニ 1979年 岐阜県 天暦年間の事。鬼が瓢岳に棲み付き、村人を苦しめたので勅命で藤原高光が退治にきた。鬼は姿を巧みに隠したので高光は瓢岳と高賀山に6つの社を祀り、虚空蔵菩薩からお告げと白羽の矢を受けて鬼を射止めた。鬼の首をはねた刀を洗ったら鰻に変じたので、虚空蔵菩薩のお使いとして、この村では鰻を食べない。この鬼の首が念興寺にあり、持ち出すと天が荒れるといわれている。
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オニビト 1922年 静岡県 住職が難病で苦しんでいた。膿血を吸い出せば楽になるので、小僧に命じて時々吸わせたところ、小僧は肉の味を覚え、鬼人となって近隣の山に住み、往来の人を捕えて喰うようになった。その後、貞観年中に在原業平が東国に下向した際、地蔵尊に祈念し鬼人を降伏した。
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アミダブツ,オニ 2002年 大分県 豊後の国高田の水川というところの男が、中風になり、足も萎えてきて大小便も居ながらにするようになり、誰も寄り付かなくなった。3年になった時、夢に鬼が2人出てきて連れて行こうとするので、阿弥陀仏を一心に念じると阿弥陀仏が光を放ってやって来た。さらに念じると、男の胸に光をさしかけなさった。鬼たちは「この男は高家の者だ」といって失せた。その後この男は立てるようになった。
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オニバアサン 1990年 千葉県 人骨山に住む鬼婆が節分の日ごとに人年貢(人身御供)を取りに来たので村人が難儀していた。旅の「六角」の助言で近江の国からドン太郎という犬を借りてきて、その犬の助けで鬼婆を退治した。
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シリョウ,タマ 1941年 岐阜県 山の中を歩いているとき、供の者が主人を殺し、死体を竹薮に放ったまま山を下りた。そこへみずぼらしいお坊さんがやってきて、「お前は殺した死骸に取り付いていないと死ぬ」と忠言する。そこで供の者が主人の死体に取り付いていると、朝になると魂が戻ってきて「今日も探し出せんで残念な」と言って死体に入る。夕方また出て行って「今日は地を六尺掘っても探し出す」といい、そのたびに大きな音を立てる。三日目「この位探しても見つからないならあの男は死んだに違いない。これで成仏できる」といって魂は死体に入った。供の男は助かった。
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オニ 1979年 岐阜県 鬼が粥川の瓢ヶ岳に棲み付き、村人を苦しめたので勅命で藤原高光が退治にきた。白鰻が道案内をしてくれて、高光は鬼を射止めた。この鬼の首が念興寺にある。
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オニ 1990年 千葉県 人骨山に住む鬼が1年ごとに人身御供を取っていたが、旅の六部の助言で西の方から強い犬を連れてきて、ようやくその鬼を退治することができた。
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オニ 1919年 奈良県 役行者が人食い鬼夫婦に会った。人を食うなといっても聞かないので、窟に隠したが、人を食べさせろという。そこの不動尊がやって来て、鬼夫婦に人を食べないと約束させた。夫は前鬼として洞川へ、そして妻は後鬼として十津川に行った。
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オニバンバ 1964年 山形県 小僧はお坊さまの言いつけを守らず山奥に入って鬼婆んばに会ってしまったが、授かっていたお札の力で何とか寺まで戻ってきた。お坊さまは婆を味噌に変身させ食べ退治したが、小僧が修行しないと鬼の姿になるので、小僧は懸命にお経を読んで立派な僧になった。
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シュテンドウジ 1970年 京都府 大江山の鬼退治について。御勝八幡に21日間参篭して必勝祈願をした。参篭の途中で老婆から勝栗を得て千丈岳に向かい、鬼の岩屋で酒天童子を退治した。帰りに老婆にお礼として笛を与えた。
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シュテンドウジ,オニ 2000年 京都府 昔々、京都の羅生門に出る鬼の腕を渡辺という武将が切った。その後、渡辺の母親に化けた鬼が腕を取り戻したので、6人の武将が大江山の酒呑童子を退治しに行くことになった。道中、右の口から酒を注ぐと千人の力が出、左からだと千人の力が落ちる不思議な銚子をもらい、それを使って鬼を酔わせ、首をはねることに成功した。
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ヨウキ,キジン,ウナギ 1929年 岐阜県 今から九百年程前、村上天皇の頃、瓢ヶ岳の岩窟に妖鬼が山砦を築いて土地の民を悩ませた。鬼人の退治を命じられた九条関白藤原氏の八男右少将正三位藤原高光請卿は多くの部下を連れてこの地に来られた。鬼人は妖術に長じ変幻出没自在で手強く大牛、雉、十二ヶの瓢の化身となって現れ、矢に打たれて消えた。高光は神に祈ってようやく鬼人を仕留め、神の使いの鰻を川に放った。以来、粥川の鰻を食べると神罰を受けるという。
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タロウボウ,シンゼイ,オオテング 1974年 京都府 文徳天皇の時、太郎坊(真済)という僧は弘法大師に密教を受け、高雄の峯で修行していた。しかしいつの頃か、染殿后を見た真済は心迷って死んだ。その執心は青い鬼となって染殿后を驚かし、最後には大天狗になったという。その山は軍を守り、火の難から逃してくれるので、皆が崇拝した。
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